トヨタ、ヘレス合同テスト初日
2008年1月15日

ヤルノ・トゥルーリの任務は、新たなチームメイトとなったティモ・グロックが、変更を加えられた従来型“TF107”で、新しいギアボックスとスタンダードECUに関していくつかのパターンを比較しながら開発を行う間に、新型“TF108”のシステムをテストするために可能な限り多くの周回をこなし、セットアップの変更について理解を深めることであった。
昼食直後に、ティモ・グロックは第8コーナーでスピンを喫し、コースアウト。タイヤバリアに接触しフロントウィングを損傷したが、チームクルーの迅速な作業により、僅かな時間でコースへと復帰し、問題なくプログラムを完了した。ヤルノ・トゥルーリも“TF108”に付いて理解を深め、高い信頼性にも助けられ87周を走破した。明日のテスト2日目はティモ・グロックが“TF108”のテストを引き継ぎ、小林可夢偉も加わる予定である。
トヨタ TF108 ステアリング
2008年1月14日

トヨタ TF108のステアリング。中央にあった大型ディスプレイがなくなり、随分とシンプルになった印象。大型ディスプレイがなくなったことにより、ダイヤル類が上部へ移動してますね。ボタンも少なくなっています。
ティモ・グロック、「チームをより上位へと導きたい」
2008年1月10日

「私にとって誇りに思う、とてもエキサイティングな一瞬になるだろう。しかし、私はいつものように、最善を尽くすことに専念していると思う。F1は今までの経験と違うはずだ。なぜなら私は世界のトップドライバー21名と競争しなければならない。しかし、目指すところは一緒だ。私のF1カーで最善の結果を得ることだ」
ヤルノ・トゥルーリ、「期待値はいつも通り高い」
2008年1月10日

「チームには、しかるべきポジションを確保するために必要なポテンシャル、資源、人材がそろっている。来シーズンに向けて素晴らしいF1カーを手に入れることが出来ると信じている」
「2007年シーズン中盤からトラクション・コントロールやエンジンブレーキを禁止した新しい規則に則った新しいF1カーに対してインプットを行って来た。電子制御の面でも大きな変更があり、チームとともにこの対策にも時間を割いて来た。チームがセットアップを決められるよう、最善の努力をしている」
小林可夢偉:インタビュー
2008年1月10日

「F1のサードドライバーになれて非常に楽しみにしている反面、やらなくてはいけないことがたくさんあるのも分かっている。シングルシーターフォーミュラレースに参戦するためにヨーロッパに移ってからは、F1ドライバーになることをずっと夢見て来た。今、自分がF1ドライバーだと言えるのがとても感慨深い。チームの誰もが素晴らしいF1カーを仕上げようと思っているし、今年それを達成するために一生懸命努力している。」
チームの印象は?
「チームに対する印象は非常に良い。皆大変なプロフェッショナルであり、ハードに働いている。誰もが成功する決意に溢れており、そのチームの一員になれるのは嬉しい。このようなプロフェッショナルなチームに加わることが出来て光栄だ。」
トヨタ、2008年の新型マシン“TF108”を発表
2008年1月10日

ドイツ・ケルンのチームのテクニカルセンターで、パナソニック・トヨタ・レーシングの主要なメンバーと、ヤルノ・トゥルーリ、ティモ・グロック、小林可夢偉の3名のドライバーが登場し、新型“TF108”の幕を外し、その姿を披露した。発表会はインターネットで全世界にライブ中継された。
トヨタ TF108
2008年1月10日

TOYOTA TF108
TF108の主な変更箇所はホイールベースの延長、空力性能の向上、サスペンションの改良や新しいギアボックス。TF107はTF106の進化だったが、TF108の新しいパッケージは、近年のトヨタF1カーとは異なるものとなった。TF108の第一の空力デザインコンセプトは、F1カー全体を適正化にする方向に向けられた。また、TF108は新しいギアボックスと、RVX−08用の新しい電子制御システム(ECU)を有する。
トヨタ、TF108発表会をライブ中継
2008年1月9日

トヨタ、ウルトとパートナー契約
2008年1月2日

2008年シーズン、自動車アッセンブリーをはじめとするウルトの技術が「TF108」に投入され、ウルトのロゴは、トヨタのピットやチームトラック、公式イベントで露出されることになる。
今回のパートナーシップは、1月10日でケルンで開催されるイベントで初披露される。
ウルトは、2006年と2007年シーズンをBMWザウパーのオフィシャルサプライヤーとしてサポートしている。