トヨタ:WEC 第6戦 スパ・フランコルシャン6時間 公式予選レポート
8月14日(金)、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットでFIA世界耐久選手権(WEC)第6戦スパ・フランコルシャン6時間レースの予選が行われ、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは2,3番手グリッドを獲得。明日の決勝レースに挑む。
セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーのTS050 HYBRID 8号車は、2人の平均タイムで首位のレベリオン1号車と0.840秒差の2番手につけ、最前列グリッドを確保した。
ドライバーズランキングで首位に立つマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの7号車はこの週末、最大のサクセス・ハンディキャップを課されながらも順調に予選をこなし、3番手につけた。
今大会は通常とは異なるスケジュールとされたことで、この日は予選の前に、朝から2度の練習走行をこなす長い一日となった。夕方からの予選は、今週前半の暑さは和らいだものの、気温25度と暖かな気候の下で実施された。
来月に迫ったル・マン24時間レースを見据え、ローダウンフォース仕様のTS050 HYBRIDで臨んだTOYOTA GAZOO Racingは、まず7号車はコンウェイ、8号車は中嶋がアタック。中嶋は最初のアタックでレベリオン1号車に僅か1000分の4秒差の好タイムを刻むも、ライバルはさらにタイムを更新した。
チームは決勝レースを考慮し、両車共タイヤを交換せずに2人目のドライバーへと交代。これにより、ポールポジション獲得のチャンスは無くなった。2人目のアタッカーとなったハートレーと小林も、チームメイト同様に僅差のラップタイムを刻み、順調に予選を終えた。
「スパ・ウェザー」と呼ばれる、変わりやすい天候で知られるスパだけに、明日の決勝レースの天候は予測が困難だが、チームはあらゆるコンディションへ向け万全な対応で、このベルギーのサーキットでの4年連続勝利を目指すと共に、ル・マン24時間レースへの準備を進める。
TS050 HYBRID 7号車
(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
公式練習2回目 : 3番手 (2分01秒480), 36周
公式練習3回目 : 2番手 (2分00秒043), 11周
公式予選 : 3番手 (平均2分01秒070)
小林可夢偉(7号車):
予想していた結果で、驚きはありません。我々はTS050 HYBRIDの速さを引き出すための努力を続けてきましたが、サクセス・ハンディキャップがあるため、上手く行ったかどうかの判断は難しいです。半年ぶりのレースだったので、1周アタックの予選をエンジョイすることができました。素晴らしい瞬間でした。決勝レースはもっと接近戦になることを期待し、世界選手権でのリードを守るために戦います。
マイク・コンウェイ(7号車):
サクセス・ハンディキャップがあったので3番手という結果は予想通りでしたが、新しいタイヤを装着したときのバランスが難しく、平凡なラップタイムになってしまいました。もっと速さを見せられたはずで、少し残念です。とはいえ決勝レースは長いですし、少しでも多くのポイントを獲得すべく、着実にレースを戦います。
TS050 HYBRID 8号車
(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー)
公式練習2回目 : 2番手 (2分01秒438), 33周
公式練習3回目 : 3番手 (2分00秒089), 14周
公式予選 : 2番手 (平均2分00秒417)
中嶋一貴(8号車):
予選は上手くまとめることが出来ました。車両のセットアップと自分が出したラップタイムに満足しています。勿論、最も大事なのは明日のレースです。タイヤの摩耗は多いし、それに伴い車両のバランスも変わっていくので簡単ではないです。どんな天候であれ、トラブル無くレースをすれば良い結果が付いてくると信じています。
ブレンドン・ハートレー(8号車):
サクセス・ハンディキャップにより、2番手が現実的と思っていました。一貴はレベリオンに迫る非常に良いラップタイムを刻みましたが、明日の戦略の自由度を考え、自分のアタックでは新品タイヤを使いませんでした。明日のレースでは全力を尽くし、多くのポイントを持ち帰りたいと思います。
カテゴリー: F1 / トヨタ / WEC (FIA世界耐久選手権)
セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーのTS050 HYBRID 8号車は、2人の平均タイムで首位のレベリオン1号車と0.840秒差の2番手につけ、最前列グリッドを確保した。
ドライバーズランキングで首位に立つマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの7号車はこの週末、最大のサクセス・ハンディキャップを課されながらも順調に予選をこなし、3番手につけた。
今大会は通常とは異なるスケジュールとされたことで、この日は予選の前に、朝から2度の練習走行をこなす長い一日となった。夕方からの予選は、今週前半の暑さは和らいだものの、気温25度と暖かな気候の下で実施された。
来月に迫ったル・マン24時間レースを見据え、ローダウンフォース仕様のTS050 HYBRIDで臨んだTOYOTA GAZOO Racingは、まず7号車はコンウェイ、8号車は中嶋がアタック。中嶋は最初のアタックでレベリオン1号車に僅か1000分の4秒差の好タイムを刻むも、ライバルはさらにタイムを更新した。
チームは決勝レースを考慮し、両車共タイヤを交換せずに2人目のドライバーへと交代。これにより、ポールポジション獲得のチャンスは無くなった。2人目のアタッカーとなったハートレーと小林も、チームメイト同様に僅差のラップタイムを刻み、順調に予選を終えた。
「スパ・ウェザー」と呼ばれる、変わりやすい天候で知られるスパだけに、明日の決勝レースの天候は予測が困難だが、チームはあらゆるコンディションへ向け万全な対応で、このベルギーのサーキットでの4年連続勝利を目指すと共に、ル・マン24時間レースへの準備を進める。
TS050 HYBRID 7号車
(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
公式練習2回目 : 3番手 (2分01秒480), 36周
公式練習3回目 : 2番手 (2分00秒043), 11周
公式予選 : 3番手 (平均2分01秒070)
小林可夢偉(7号車):
予想していた結果で、驚きはありません。我々はTS050 HYBRIDの速さを引き出すための努力を続けてきましたが、サクセス・ハンディキャップがあるため、上手く行ったかどうかの判断は難しいです。半年ぶりのレースだったので、1周アタックの予選をエンジョイすることができました。素晴らしい瞬間でした。決勝レースはもっと接近戦になることを期待し、世界選手権でのリードを守るために戦います。
マイク・コンウェイ(7号車):
サクセス・ハンディキャップがあったので3番手という結果は予想通りでしたが、新しいタイヤを装着したときのバランスが難しく、平凡なラップタイムになってしまいました。もっと速さを見せられたはずで、少し残念です。とはいえ決勝レースは長いですし、少しでも多くのポイントを獲得すべく、着実にレースを戦います。
TS050 HYBRID 8号車
(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー)
公式練習2回目 : 2番手 (2分01秒438), 33周
公式練習3回目 : 3番手 (2分00秒089), 14周
公式予選 : 2番手 (平均2分00秒417)
中嶋一貴(8号車):
予選は上手くまとめることが出来ました。車両のセットアップと自分が出したラップタイムに満足しています。勿論、最も大事なのは明日のレースです。タイヤの摩耗は多いし、それに伴い車両のバランスも変わっていくので簡単ではないです。どんな天候であれ、トラブル無くレースをすれば良い結果が付いてくると信じています。
ブレンドン・ハートレー(8号車):
サクセス・ハンディキャップにより、2番手が現実的と思っていました。一貴はレベリオンに迫る非常に良いラップタイムを刻みましたが、明日の戦略の自由度を考え、自分のアタックでは新品タイヤを使いませんでした。明日のレースでは全力を尽くし、多くのポイントを持ち帰りたいと思います。
順位 | No. | ドライバー名 | チーム/車種 | 平均タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | ブルーノ・セナ グスタボ・メネゼス ノルマン・ナト | レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン | 1:59.577 |
2 | 8 | セバスチャン・ブエミ 中嶋一貴 ブレンドン・ハートレー | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 2:00.417 |
3 | 7 | マイク・コンウェイ 小林可夢偉 ホセ・マリア・ロペス | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 2:01.070 |
4 | 4 | オリバー・ウェッブ トム・ディルマン ブルーノ・スペングラー | バイコレス・レーシング・チーム/ エンソ・CLM P1/01 | 2:01.907 |
カテゴリー: F1 / トヨタ / WEC (FIA世界耐久選手権)