トヨタ:WEC 第6戦 スパ・フランコルシャン6時間 公式練習1回目レポート
TOYOTA GAZOO RacingはFIA世界耐久選手権(WEC)2019-2020年シーズン第6戦スパ・フランコルシャン6時間レースへと戻ってきた。半年にわたる長い中断を経て、8月13日(木)、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで公式練習が開始された。
2月23日に米国・オースティンで行われたローン・スター・ル・マン戦以来となるWECの公式セッションは、通常とは異なるスケジュールになり、初日13日(木)は90分間の公式練習が1度だけ実施された。
ドライバーズ選手権で首位に立っているマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの3人が駆るTS050 HYBRID 7号車は、この日トップタイムのレベリオン1号車に対し1.163秒遅れの3番手タイムをマークした。
チームメイトの8号車はセバスチャン・ブエミがベルリンでのフォーミュラEに出場しているために、中嶋一貴とブレンドン・ハートレーの2名がドライブ。決勝レースへ向けた準備作業を主にこなし、7号車と0.192秒差の4番手タイムとなった。
ブエミは明日金曜日の公式練習2回目からチームに合流します。初日のデータを元に、チームは決勝レースへ向け、ローダウンフォース仕様TS050 HYBRIDのセッティングの最適化やサクセス・ハンディキャップへの適応作業をさらに進める。
長いインターバルがありましたが、TOYOTA GAZOO Racingは、先月に行われた3日間のポールリカールでのテストに続き、スパ6時間へ向け充分な準備をしてきた。ロペスとハートレーはスパから120kmほどの距離に位置するチームの本拠地、ドイツ・ケルンで今週初めにシミュレーター・セッションを行った。
公式練習初日となった13日(木)は、5月の開催ながら雪に見舞われて凍えるようだった昨年の大会とは対照的に好天に恵まれ、午後には気温27度と、暖かな一日となった。
久しぶりの公式練習セッションは順調に進み、2台のTS050 HYBRIDは異なるダウンフォースレベルや様々なタイヤコンパウンドを試したほか、燃費とハイブリッド・パワーを最も効率よく利用するためのパワートレーンの最適化も行った。
2台あわせて63周、441kmを走破し、チームはTS050 HYBRIDから最大のパフォーマンスを引き出すべく多くのデータを収集した。明日14日(金)は2回の合計2時間半にわたる公式練習のあと、30台のスターティンググリッドを決定する予選が行わわれる。
TS050 HYBRID 7号車
(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
公式練習1回目 : 3番手 (2分03秒632), 31周
小林可夢偉(7号車):
ここ数週間、チーム全員でレースへ向けて懸命な準備を続けてきただけに、TS050 HYBRIDをドライブする感触は格別です。パフォーマンスという面で見れば、サクセス・ハンディキャップがあり厳しいのも確かです。簡単にはいかないでしょうが、決勝レースで可能な限りの結果を出すべく集中します。
マイク・コンウェイ(7号車):
前戦オースティンからずいぶん経ってしまいましたが、スパという、この素晴らしいサーキットでこうしてレースの現場に戻って来ることができて最高です。とにかく多くの周回を走りたかったですが、僅か90分間のセッションを2人のチームメイトと分け合わねばならず、それは容易ではありませんでした。とはいえ順調なスタートが切れたと思います。全力を尽くし、土曜午後の決勝レースへと挑むだけです。
ホセ・マリア・ロペス(7号車):
今日は順調でしたが、まだイベントの1周目が終わったばかりです。我々はセットアップの正しい方向性を見出すために、最初に幾つかのセットアップを試しました。ここスパで前にレースをしてから1年以上が経ち、コースのコンディションは少し変わっています。我々7号車は選手権リーダーとしてサクセス・ハンディキャップを課されているので、厳しいレースになると思いますが、TS050 HYBRIDから最大のパフォーマンスを引き出すべく作業を続けます。
TS050 HYBRID 8号車
(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー)
公式練習1回目 : 4番手 (2分03秒824), 32周
中嶋一貴(8号車):
今日はダウンフォースレベルを変えてバランスを評価しました。段々とリズムも戻ってきたので、明日はより改善し、レースに向けて良いポジションを確保したいですね。今のところ望んだ位置にはいないけど、長い間レースから遠ざかっていたので、TS050 HYBRIDの運転は本当に楽しかったです。
ブレンドン・ハートレー(8号車):
他の多くの車両と共にサーキットに戻れて嬉しいです。先月のポールリカールのテストも良かったけど、今日は全てのものが一気に戻ってきた感じでした。我々のプログラムに沿って、ローダウンフォース・パッケージの最適化のために7号車と分担して評価を進めました。本来の速さは未だないけど、明日はTS050 HYBRIDをもっと速くするために全力を尽くします。
カテゴリー: F1 / トヨタ / WEC (FIA世界耐久選手権)
2月23日に米国・オースティンで行われたローン・スター・ル・マン戦以来となるWECの公式セッションは、通常とは異なるスケジュールになり、初日13日(木)は90分間の公式練習が1度だけ実施された。
ドライバーズ選手権で首位に立っているマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの3人が駆るTS050 HYBRID 7号車は、この日トップタイムのレベリオン1号車に対し1.163秒遅れの3番手タイムをマークした。
チームメイトの8号車はセバスチャン・ブエミがベルリンでのフォーミュラEに出場しているために、中嶋一貴とブレンドン・ハートレーの2名がドライブ。決勝レースへ向けた準備作業を主にこなし、7号車と0.192秒差の4番手タイムとなった。
ブエミは明日金曜日の公式練習2回目からチームに合流します。初日のデータを元に、チームは決勝レースへ向け、ローダウンフォース仕様TS050 HYBRIDのセッティングの最適化やサクセス・ハンディキャップへの適応作業をさらに進める。
長いインターバルがありましたが、TOYOTA GAZOO Racingは、先月に行われた3日間のポールリカールでのテストに続き、スパ6時間へ向け充分な準備をしてきた。ロペスとハートレーはスパから120kmほどの距離に位置するチームの本拠地、ドイツ・ケルンで今週初めにシミュレーター・セッションを行った。
公式練習初日となった13日(木)は、5月の開催ながら雪に見舞われて凍えるようだった昨年の大会とは対照的に好天に恵まれ、午後には気温27度と、暖かな一日となった。
久しぶりの公式練習セッションは順調に進み、2台のTS050 HYBRIDは異なるダウンフォースレベルや様々なタイヤコンパウンドを試したほか、燃費とハイブリッド・パワーを最も効率よく利用するためのパワートレーンの最適化も行った。
2台あわせて63周、441kmを走破し、チームはTS050 HYBRIDから最大のパフォーマンスを引き出すべく多くのデータを収集した。明日14日(金)は2回の合計2時間半にわたる公式練習のあと、30台のスターティンググリッドを決定する予選が行わわれる。
TS050 HYBRID 7号車
(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
公式練習1回目 : 3番手 (2分03秒632), 31周
小林可夢偉(7号車):
ここ数週間、チーム全員でレースへ向けて懸命な準備を続けてきただけに、TS050 HYBRIDをドライブする感触は格別です。パフォーマンスという面で見れば、サクセス・ハンディキャップがあり厳しいのも確かです。簡単にはいかないでしょうが、決勝レースで可能な限りの結果を出すべく集中します。
マイク・コンウェイ(7号車):
前戦オースティンからずいぶん経ってしまいましたが、スパという、この素晴らしいサーキットでこうしてレースの現場に戻って来ることができて最高です。とにかく多くの周回を走りたかったですが、僅か90分間のセッションを2人のチームメイトと分け合わねばならず、それは容易ではありませんでした。とはいえ順調なスタートが切れたと思います。全力を尽くし、土曜午後の決勝レースへと挑むだけです。
ホセ・マリア・ロペス(7号車):
今日は順調でしたが、まだイベントの1周目が終わったばかりです。我々はセットアップの正しい方向性を見出すために、最初に幾つかのセットアップを試しました。ここスパで前にレースをしてから1年以上が経ち、コースのコンディションは少し変わっています。我々7号車は選手権リーダーとしてサクセス・ハンディキャップを課されているので、厳しいレースになると思いますが、TS050 HYBRIDから最大のパフォーマンスを引き出すべく作業を続けます。
TS050 HYBRID 8号車
(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー)
公式練習1回目 : 4番手 (2分03秒824), 32周
中嶋一貴(8号車):
今日はダウンフォースレベルを変えてバランスを評価しました。段々とリズムも戻ってきたので、明日はより改善し、レースに向けて良いポジションを確保したいですね。今のところ望んだ位置にはいないけど、長い間レースから遠ざかっていたので、TS050 HYBRIDの運転は本当に楽しかったです。
ブレンドン・ハートレー(8号車):
他の多くの車両と共にサーキットに戻れて嬉しいです。先月のポールリカールのテストも良かったけど、今日は全てのものが一気に戻ってきた感じでした。我々のプログラムに沿って、ローダウンフォース・パッケージの最適化のために7号車と分担して評価を進めました。本来の速さは未だないけど、明日はTS050 HYBRIDをもっと速くするために全力を尽くします。
カテゴリー: F1 / トヨタ / WEC (FIA世界耐久選手権)