トヨタ F1 トルコGP 予選
トヨタは、F1トルコGPの予選で、ヤルノ・トゥルーリが5番手、ティモ・グロックが13番手だった。

ヤルノ・トゥルーリ (5番手)
「先回のモナコでは、厳しいレースだっただけに、今回の好結果は嬉しい。格段に良くなり、自分たちがいるべき上位に戻ることができて最高だ。ハードタイヤで速く走ることができたものの、オプションのソフトタイヤのメリットを最大限に引き出すことができず、タイヤの選択が難しかった。明日の決勝で好成績を目指すため、これを解析する必要がある。ポールポジションから遠くないスタート位置なので、決勝に期待が持てる。レースは長く、何が起こるか分からないが、表彰台に上れるように戦いたい」

ティモ・グロック (13番手)
「今日のセッションは簡単にはいかず、トップテンに入れなかったのは残念だ。午前中は速さを感じ、セットアップも上手く機能したので、予選に向け、クルマには満足していた。しかし、午後、少ない燃料で、ソフトタイヤで走ると、クルマはオーバーステア気味になり、午前中と同じようには感じられなかった。競争力は高いので、上位10番手に入りたいと思っていたが、予選第2セッション最終セクターでのミスからタイムをロスし、予選は思ったような結果にならなかった。モナコよりはオーバーテイクしやすいので、決してあきらめることなく頑張りたい」

パスカル・バセロン (シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー)
「モナコGPが終わってから、問題の解決に努力し、新しいパーツを投入したため、モナコより明らかに良い週末だ。しかし、予選結果を手放しで喜ぶことはできない。予選前には、2台一緒のトップテン入りを狙っていたので、それがかなわず残念。ティモは、非常に速いラップタイムで競っていた最後のセクターでミスをしてしまい、13番という順位になった。ヤルノのパフォーマンスは予選中を通じ、とても高く、決勝グリッドの上位に再び戻ることができて嬉しい。トルコではもちろん、5位より上位の表彰台獲得を狙っていたが達成できなかったので、決勝では最善を尽くしたい。ソフトとハードが似たような性能を示しており、タイヤの選択が難しいが、レースでは様々な戦略が考えられそうだ」

新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
「ティモが最終予選に進めなかったのは本当に残念だが、ヤルノが5番グリッドを獲得してくれた。40℃を超える路面温度の中でハードとソフト、2つのタイヤを使い分けながら戦いを進めた。ティモも予選第3セッションへ進めるペースで走行していたが、最終コーナーでブレーキをロックさせてしまい、僅差で最終予選に進めなかった。ヤルノは予選第2セッションで2番手につけ、スピードが戻った事をしっかり示してくれた。明日のレースは ヤルノは表彰台を狙う戦いを、またティモには戦略を練り、上位進出を目指す」

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カテゴリー: F1 / トヨタ