トヨタ F1 フロントロー独占
トヨタは、F1バーレーンGPの予選で、ヤルノ・トゥルーリが1番手、ティモ・グロックが2番手だった。

ヤルノ・トゥルーリがポールポジションを獲得した。トゥルーリにとっては、2005年のアメリカGP以来のポールポジション。トヨタとしても2005年の日本GP以来のポールポジションとなった。

ティモ・グロックも2番手に入り、トヨタはF1参戦で初めてフロントローを独占した。

ヤルノ・トゥルーリ (1番手)
「再びポールポジションに戻ることができ、興奮している。今週は上手く行っており、明日の最前列からのスタートを嬉しく思う。セッション中、ブレーキングに問題があったので、実は、昨日ほどスムーズなわけではなかった。これは決勝への不安要素なので、今夜中に、確認したい。レースのペースもタイヤの調子も良いので、決勝も行けると信じている。開幕から第3戦まで、順調ではなかったので、そろそろ風向きを変えたい。冬のテストをここバーレーンで実施し、良いタイムを出していた。それが、今日1、2位をトヨタが独占したことにも、つながったのだろう。ポールポジションは、一生懸命働いてくれたチームのみんな、そして、地震にあわれた故郷のアブルッツォ地域の方たちに捧げたい」

ティモ・グロック (2番手)
「最前列グリッドを独占できて最高。昨日、自分のクルマにトラブルが発生したが、セットアップを変えるなど、今日のためにチームが一生懸命やってくれた。午前のフリー走行では、電気系統の故障で、時間いっぱい走ることができなかったが、最速タイムを刻むことができた。予選はとてもスムーズに行った。風が少し変わったが、初めに使ったミディアムタイヤに慣れるのに苦労した。予選第2セッションでは、少し良くなったが、第3セッションの8週目の後、小さなミスをして、ヤルノに追いつけなかった。今季はチームにとって厳しいスタートとなったので、エンジニアとメカニックのみんなに心から感謝したい。今日は素晴らしい結果となった」

パスカル・バセロン (シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー)
「予選の結果には大喜びしている。競争力を高く保てていたので、1位を目指していたし、結果、そうなった。私たちに続くほかのクルマとの差はもう少し小さいと思っていた。ドライバーは2人とも、よくやってくれ、予選第1セッションから良いペースが刻めていたので、その調子のまま、残りの予選を戦うだけだった。タイヤについては、ミディアムとスーパーソフトの両者に大きな違いが出るので、明日の決勝は面白く、様々な戦略が考えられる。昨日のフリー走行で、短距離と長距離の走行ペースも確認できている。本日午前のフリー走行も、ティモが電気系統の小さなトラブルを抱えた以外、うまく行った。時間内に直したエンジニアとメカニックに、感謝したい。今日の結果を明日につなげたい」

新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
「フロントローをヤルノとティモで独占できた事は、ドライバー、チーム全員のおかげで素直に感謝して喜びたい。今朝のフリー走行で昨日の悪かった点を修正する事が出来た。フリー走行の最後にティモのエンジンが止ってしまう不具合もあったが、チームの懸命な作業で原因を突き止め、無事に予選までに修復する事が出来た。また予選に入ってからは本当に上手くタイヤマネージメントが出来、これが今日の結果につながったと考える。しかし本当の勝負は明日のレースなので、車のチェックなどしっかり進めて、表彰台の真ん中を目指してチーム一丸のレースする」

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カテゴリー: F1 / トヨタ / F1バーレーンGP