F1 トロロッソ・ホンダ ブラジルGP
トロロッソのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、F1ブラジルGP初日のフリー走行での作業を振り返った。

トロロッソは、F1アメリカGPから空力アップグレードを投入。引き続き、最適化の作業は続けられており、ブラジルではバランスの改善に手応えを掴んだとジョナサン・エドルズは語る。

「予定していたプログラムは問題なく進められ、チームにとって建設的な一日になりました」とジョナサン・エドルズはコメント。

「2台ともに搭載した新しいエアロパッケージは期待通りに動作していたので、その点はポジティブだったと思います。P1ではエアロパッケージのテストを行い、データの収集に努めました。スタート時は路面が汚く、そのためグリップ力もかなり低かったです。P1ではガスリー車、ハートレー車がともにアンダーステア気味になってしまい、対処を試みたのですが、結局セッション終了間際まではいいマシンバランスがありませんでした」

「P2ではP1で学んだことを基に、エアロバランスの最適化に取り組み、ノーマルタイヤでショートランを繰り返しました。どちらのセッションも、赤旗によって最初のランを若干狂わされましたが、大きなクラッシュだっただけにニコ・ヒュルケンベルグ選手(ルノー)が無事だったことはなによりでした。P2ではマシンバランスを改善し、競争力を発揮することができました」

「予選を想定したショートランではいいペースがあったのですが、決勝を考慮したロングラン時にはあまりペースがよくなかったため、これからその原因解明にあたります。予選と決勝レースとのセッティングの間で、ベストな着地点を見つけたいと思っています。今日は、日曜日の決勝レースに向けた想定より、路面温度が低い状況でした。今日タイヤについて学んだことを明日に活かしつつ、レースで路面温度が上がった場合のタイヤ戦略にも気を付けなければなりません」

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カテゴリー: F1 / トロロッソ / F1ブラジルGP