F1 トロロッソ・ホンダ F1ハンガリーテスト
トロロッソ・ホンダは、好結果に終わったハンガリーの地で2日間のインシーズンテストに臨む。

7月31日(火)、ハンガロリンクでF1ハンガリーテストがスタート。トロロッソ・ホンダの1日目の走行はブレンドン・ハートレーが担当。午前中に94周を走破。午後は残り90分で雨が降ったことで32周の走行に留まったが、それでも合計で1日目の最多周回数となる126周を走行。ウルトラソフトで総合3番手となる1分19秒251を記録した。

ブレンドン・ハートレー
「今回のテストには多くの面白いテストアイテムを持ち込んでいるので、たくさんのプログラムをこなさなくていけませんでした。午前中は全チームで最多の94周を走行しましたが、非常に暑い中でのセッションだったので、かなり体にこたえました!午後もそれなりに忙しいセッションとなり、最終的には126周を走りましたが、想定外の雨によりテスト項目をすべて消化するには至りませんでした。雨が降ったことは残念でしたが、それでも全体としては前向きなテストだったと思います」

ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフレースエンジニア)
「ブダペストでのテスト初日は、通常のテストプログラムを行うマシンに加え、ピレリのタイヤテスト用のマシンを走らせたこともあり、チームにとってはとても忙しく、けれども非常に有意義な一日となりました。トロロッソ・ホンダのテスト用マシンはハートレー選手がステアリングを握りましたが、メカニカルセッティング、エアロダイナミクス、タイヤの使い方、そしてホンダが行うパワーユニット関連のテストなど、多くの項目をカバーするプログラムを組んでいました。通常のレース週末に比べると時間的制約が少ないこともあり、今後のレースで投入予定があるいくつかのアイテムを装着し、普段は行えないより精緻な内容でのテストを行いました。期待していた効果を確認できたので、結果はポジティブなものでした。パワーユニット関連でも多くのアイテムをテストしましたが、どれもよく機能していたと思います。エアロのテストについては明日も継続し、他チームが今日行っていたようなレイクを装着した上での走行を多く行う予定です。高い気温の下でのタイヤの使い方に関しては、先日のハンガリーグランプリの中でチームとしてかなり理解が進んだと感じています。今日はその効果を改めて確認し、さらに理解を深めるためのプロセスを踏んでいました。今日は非常に生産的な一日で、パフォーマンス向上の観点で、今後の実戦投入が楽しみになるようなアイテムを確認することができました。明日も今日と同様に2台のマシンを走行させる予定で、ハートレー選手とガスリー選手がタイヤテストを分担する一方で、ショーン・ゲラエル選手がチームのテスト用マシンを走行させる予定です」

田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
今回のハンガリーテストでは、車体側の開発をメインにプログラムを組んでいますが、パワーユニット側でもいくつかの新しいアイテムのテストをしています。今日のセッションについては、午前は非常にスムーズでしたが、午後は終了まであと1時間半のところで強い雨に見舞われ、そのままプログラムを終える形になりました。ただ、全体としてはハートレー選手が126周を走行し、有意義なデータを得られた一日でした。夜間の作業でデータの分析を行い、明日もまたいいテストができればと思っています。

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カテゴリー: F1 / トロロッソ