トロロッソ・ホンダ:2台揃ってQ1敗退 / F1ドイツGP 予選
トロロッソ・ホンダは、F1ドイツGPの予選でピエール・ガスリーが17番手、ブレンドン・ハートレーが18番手。2台揃ってQ1敗退を喫した。
第11戦ドイツGPは2日目を迎え、P3と予選が行われた。ホッケンハイムは朝から厚い雲に覆われ、気温は20℃と低く、時折り雨が降った。
P3のセッション開始前に激しく雨が降り、開始時にはウエットコンディションとなった。
トロロッソ・ホンダの2台は、ウエットタイヤでコースインするが、1周回りピットへ戻る。雨は激しさを増して降り続け、スピンやコースアウトするマシンが多く、セッション開始15分後には、全車ピットで待機状態となった。セッション終盤、トロロッソ・ホンダの2台は、セッティングの確認のためにコースイン、ともに5周走行し、セッションは終了した。
P3終了後、雨は上がり、予選が開始される午後3時にはドライコンディションに回復。空は明るくなりところどころ青空も顔をのぞかせるが、気温21℃、路面温度30℃と、前日に比べ低い温度のコンディションで、予選がスタートした。
Q1で、ピエール・ガスリーは早々に1回目のアタックを行い、1分14秒420をマーク。続いてブレンドン・ハートレーが1分14秒670で1回目を終了。ともに前日のベストタイムを更新するものの、ポジションは下位にとどまる。セッション終盤、Q1突破をかけて2回目のアタックを行い、ガスリーが1分13秒749、ハートレーが1分14秒045とタイムを伸ばすものの、ポジションはガスリーが17番手、ハートレーが18番手に終わり、ともにQ2進出を果たすことはできなかった。
決勝レース、ガスリーとハートレーはダニエル・リカルド(レッドブル)のグリッド降格ペナルティーによってグリッドが1つずつ繰り上がり、ポイント獲得を目指してレースに挑む。
F1ドイツGPの決勝レースは7月22日(日)午後3時10分(日本時間午後10時10分)にスタートする。
ピエール・ガスリー (17番手)
「予選を早く終えてしまうことになり、とても悔しく思っています。セッション中に雨が降るかと期待していたのですが、残念ながら降ることはありませんでした。他チームが改善を見せているのになかなか前に進むことができず、チームとして大変なタイミングを迎えていますが、追いつくためにもさらに努力しなくてはいけません。チームが一生懸命仕事をしてくれているのは分かっていますが、ペースをつかむのに苦労をしています。今日Q2への進出は難しいと分かっていましたが、0.04秒の差で進出できなかったことはとても残念です。しかし、昨日の状況から考えると今日の予選でのペースはよくなったので、今夜中に明日への改善策を見つけたいと思います。
あらゆることが起き得るのがレースです。もちろん運も少しは必要ですが、いろいろな所で改善を行い、明日の結果へつなげたいです」
ブレンドン・ハートレー (18番手)
「Q2へ進むことが叶わず、とても残念でした。セッション自体はスムーズに進めることができたのですが、最初の周回の感触がよかったのでアタックラップに1周で進めることにしました。あとから考えてみれば、コースの状況がよくなることを期待して2周後にアタックをすればよかったのかもしれません。さらに、ウルトラソフトでペースをつかむのが今日はとても難しかったように思えました。しかしプラスに考えると、レースシミュレーション中では中団チームの中で最も速いチームだったので、決勝のロングランではもっといい結果を出せると信じています」
ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフエンジニア)
「昨日のセッションで改善点を見つけたので、今日の3回目のフリー走行と予選で使うタイヤの作戦に変更を加えました。残念なことにフリー走行中に雨が降ってしまい、予定していたドライでのセッティングを試すことができませんでした。雨は思ったよりも強く降ったために多くのラップはこなせませんでしたが、セッション終盤で少し走ることができ、マシンの挙動を見ることができました。また、予選で雨が降った場合の方向性を確かめるのに有効に活用できました。ドライバーもいいフィーリングを持って予選に臨みましたが、結果としては今日はチームとしてペースをつかむのが難しい1日となってしまいました。今日のタイムを見ると、やはり中団チームのタイム差は僅差で、0.05秒が大きく勝敗を分けてしまう展開となりました。昨日のロングランを試したときの感触はよく、チームもタイヤのマネージメントもいつもレースのときの方がいいため、明日の決勝レースに対してはポジティブに捉えています。後方からのスタートとなるためレースではオーバーテイクが必要となり、困難なレースが予想されますが、あらゆることが起こりうると思っています。明日いい結果でレースを終えることができるように、持ち込んだすべての戦略を振り返り、明日に備えたいと思います」
田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今日の午前のプラクティスセッションはウエットコンディションとなり、予選に向けての準備としてはあまりいい形ではありませんでした。ただ、それはどのチームにとっても同じですし、言い訳にはなりません。予選結果は非常に残念なものですし、この状況を立て直すためにチームとともに早急に分析を行い、パッケージの改善に向けて全員で懸命に努力する必要があると感じています」
関連:F1ドイツGP 予選:セバスチャン・ベッテルがポールポジション
カテゴリー: F1 / トロロッソ
第11戦ドイツGPは2日目を迎え、P3と予選が行われた。ホッケンハイムは朝から厚い雲に覆われ、気温は20℃と低く、時折り雨が降った。
P3のセッション開始前に激しく雨が降り、開始時にはウエットコンディションとなった。
トロロッソ・ホンダの2台は、ウエットタイヤでコースインするが、1周回りピットへ戻る。雨は激しさを増して降り続け、スピンやコースアウトするマシンが多く、セッション開始15分後には、全車ピットで待機状態となった。セッション終盤、トロロッソ・ホンダの2台は、セッティングの確認のためにコースイン、ともに5周走行し、セッションは終了した。
P3終了後、雨は上がり、予選が開始される午後3時にはドライコンディションに回復。空は明るくなりところどころ青空も顔をのぞかせるが、気温21℃、路面温度30℃と、前日に比べ低い温度のコンディションで、予選がスタートした。
Q1で、ピエール・ガスリーは早々に1回目のアタックを行い、1分14秒420をマーク。続いてブレンドン・ハートレーが1分14秒670で1回目を終了。ともに前日のベストタイムを更新するものの、ポジションは下位にとどまる。セッション終盤、Q1突破をかけて2回目のアタックを行い、ガスリーが1分13秒749、ハートレーが1分14秒045とタイムを伸ばすものの、ポジションはガスリーが17番手、ハートレーが18番手に終わり、ともにQ2進出を果たすことはできなかった。
決勝レース、ガスリーとハートレーはダニエル・リカルド(レッドブル)のグリッド降格ペナルティーによってグリッドが1つずつ繰り上がり、ポイント獲得を目指してレースに挑む。
F1ドイツGPの決勝レースは7月22日(日)午後3時10分(日本時間午後10時10分)にスタートする。
ピエール・ガスリー (17番手)
「予選を早く終えてしまうことになり、とても悔しく思っています。セッション中に雨が降るかと期待していたのですが、残念ながら降ることはありませんでした。他チームが改善を見せているのになかなか前に進むことができず、チームとして大変なタイミングを迎えていますが、追いつくためにもさらに努力しなくてはいけません。チームが一生懸命仕事をしてくれているのは分かっていますが、ペースをつかむのに苦労をしています。今日Q2への進出は難しいと分かっていましたが、0.04秒の差で進出できなかったことはとても残念です。しかし、昨日の状況から考えると今日の予選でのペースはよくなったので、今夜中に明日への改善策を見つけたいと思います。
あらゆることが起き得るのがレースです。もちろん運も少しは必要ですが、いろいろな所で改善を行い、明日の結果へつなげたいです」
ブレンドン・ハートレー (18番手)
「Q2へ進むことが叶わず、とても残念でした。セッション自体はスムーズに進めることができたのですが、最初の周回の感触がよかったのでアタックラップに1周で進めることにしました。あとから考えてみれば、コースの状況がよくなることを期待して2周後にアタックをすればよかったのかもしれません。さらに、ウルトラソフトでペースをつかむのが今日はとても難しかったように思えました。しかしプラスに考えると、レースシミュレーション中では中団チームの中で最も速いチームだったので、決勝のロングランではもっといい結果を出せると信じています」
ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフエンジニア)
「昨日のセッションで改善点を見つけたので、今日の3回目のフリー走行と予選で使うタイヤの作戦に変更を加えました。残念なことにフリー走行中に雨が降ってしまい、予定していたドライでのセッティングを試すことができませんでした。雨は思ったよりも強く降ったために多くのラップはこなせませんでしたが、セッション終盤で少し走ることができ、マシンの挙動を見ることができました。また、予選で雨が降った場合の方向性を確かめるのに有効に活用できました。ドライバーもいいフィーリングを持って予選に臨みましたが、結果としては今日はチームとしてペースをつかむのが難しい1日となってしまいました。今日のタイムを見ると、やはり中団チームのタイム差は僅差で、0.05秒が大きく勝敗を分けてしまう展開となりました。昨日のロングランを試したときの感触はよく、チームもタイヤのマネージメントもいつもレースのときの方がいいため、明日の決勝レースに対してはポジティブに捉えています。後方からのスタートとなるためレースではオーバーテイクが必要となり、困難なレースが予想されますが、あらゆることが起こりうると思っています。明日いい結果でレースを終えることができるように、持ち込んだすべての戦略を振り返り、明日に備えたいと思います」
田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今日の午前のプラクティスセッションはウエットコンディションとなり、予選に向けての準備としてはあまりいい形ではありませんでした。ただ、それはどのチームにとっても同じですし、言い訳にはなりません。予選結果は非常に残念なものですし、この状況を立て直すためにチームとともに早急に分析を行い、パッケージの改善に向けて全員で懸命に努力する必要があると感じています」
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カテゴリー: F1 / トロロッソ