トロロッソ・ホンダ:F1中国GP 決勝レポート
トロロッソ・ホンダは、F1中国GPの決勝で、ピエール・ガスリーが18位、ブレンドン・ハートレーはギアボックストラブルでレースを終えた。
第3戦中国GPの決勝レースが行われた。朝から日差しが降り注ぐ好天でレース開始時の気温は19℃、路面温度は39℃に上昇し、前日までの風も収まり今週末で一番いいコンディションとなった。
予選でタイムが伸びなかったトロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーが15番手からウルトラソフトタイヤ、ピエール・ガスリーが17番手からミディアムタイヤでスタートした。
序盤、ペースの上がらない2台はポジションを落とし、3周目にはハートレーが18番手、ガスリーが19番手に。10周目、ブレンドン・ハートレーがピットインし、ミディアムタイヤに交換した。ピエール・ガスリーは20周目にソフトタイヤに交換。25周目時点でのポジションは、ハートレーが18番手、ガスリーが19番手となった。
30周目、ストレート後のターン14でハートレーとガスリーが接触し、ダメージを負ったハートレーはピットイン。その後も走行を続けたが、ギアボックスのトラブルにより、51周終了時点でピットに戻ってマシンを降りた。リザルト上は20位完走扱いとなっている。
セーフティカー導入中の32周目にピットインし、2回目のタイヤ交換を行ったピエール・ガスリーは、ソフトタイヤでのペースがよく、15番手までポジションを上げてフィニッシュした。しかし、接触によるペナルティーが科され、結果は18位となった。
次の第4戦アゼルバイジャンGPは、4月27日(金)~29日(日)にバクー市街地コースで行われる。
ピエール・ガスリー (18位)
「今週末のレースウイークは土曜日の朝から上手くペースをつかむことができず、我々にとって難しい週末となりました。マシンのセッティングを合わせきれなかったため、予選走行後には簡単なレースにはならないことは予想していました。なぜバーレーンでは速く、上海では上手くいかなかったのか、この2つのレースを分析する必要があります。また、ブレンドン(ハートレー)にぶつかってしまい、彼には本当に申し訳ないことをしてしまいました。チームの判断で2人のポジションを入れ替えるオーダーがあったので、バックストレートで彼がイン側を空けてくれるだろうと思い走行しました。彼から見えていなかったのか、彼がインに寄った際にはすでに僕もイン側を走行していたので、回避できずに接触してしまいました。マシンのフロントウィングにダメージを負いステアリングも曲がってしまったため、走行することが難しくなり、レース後半に時間をロスしてしまいました。バクーまでに改善すべき点はたくさんありますが、馴染みのあるコースなので次戦が楽しみです」
ブレンドン・ハートレー (DNF)
「とても難しい一日となりました。レース序盤はウルトラソフトで走行しましたが、グリップが得られず、戦略を変更せざるを得なくなりました。後方グリッドからの出走となり、作戦変更をしましたが上手くいきませんでした。ピエール(ガスリー)との接触は、ミスコミュニケーションが原因だったと思います。2台で違う戦略の元走っていたので、チームの判断で途中ポジションを入れ替えることになりました。レース序盤で行ったように14コーナーで彼を先に行かせようとするつもりでしたが、コーナーの頂点で接触が起きてしまいました。 そのため、ギアボックスに損傷を負ってしまい、リタイアとなりました。今日は長く難しい一日だったと感じています」
フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
「はじめに、レッドブル・レーシングの素晴らしい活躍による優勝おめでとうございます。素晴らしいチーム戦略と、レースを制した(ダニエル)リカルド選手の素晴らしい判断だったと思います。 残念ながら、トロロッソとしては上手くいかなかった週末となりました。レースウイーク序盤から苦戦し後方グリッドからのスタートとなってしまい、レース中も思ったようなペースをつかむことができませんでした。さらに、ミスコミュニケーションによるチーム内でのドライバー2人の接触が起こってしまい残念に思います。レース終盤で、ブレンドン(ハートレー)が乗るマシンのギアボックスにトラブルを発見し、リタイアを余儀なくされてしまいました。次戦までに問題の解決策を見出し、バクーでは戦えるように取り組んでいきたいと思います」
田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「先週バーレーンで見せた力強いレースから一転、今週の中国GPは苦しい週末になりました。パワーユニットについては週末を通して順調でしたが、レースペースが上がらない中、チームメート同士の接触もあり、残念な結果になりました。ここ4週間で3レースという目まぐるしい時間が続きました。今後のシーズンで競争力のある走りを見せるため、ファクトリーに戻りここまでの3レースで得たデータの分析を進めます」
関連:F1中国GP 結果:ダニエル・リカルドが大逆転優勝!
カテゴリー: F1 / トロロッソ / ホンダF1 / F1中国GP
第3戦中国GPの決勝レースが行われた。朝から日差しが降り注ぐ好天でレース開始時の気温は19℃、路面温度は39℃に上昇し、前日までの風も収まり今週末で一番いいコンディションとなった。
予選でタイムが伸びなかったトロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーが15番手からウルトラソフトタイヤ、ピエール・ガスリーが17番手からミディアムタイヤでスタートした。
序盤、ペースの上がらない2台はポジションを落とし、3周目にはハートレーが18番手、ガスリーが19番手に。10周目、ブレンドン・ハートレーがピットインし、ミディアムタイヤに交換した。ピエール・ガスリーは20周目にソフトタイヤに交換。25周目時点でのポジションは、ハートレーが18番手、ガスリーが19番手となった。
30周目、ストレート後のターン14でハートレーとガスリーが接触し、ダメージを負ったハートレーはピットイン。その後も走行を続けたが、ギアボックスのトラブルにより、51周終了時点でピットに戻ってマシンを降りた。リザルト上は20位完走扱いとなっている。
セーフティカー導入中の32周目にピットインし、2回目のタイヤ交換を行ったピエール・ガスリーは、ソフトタイヤでのペースがよく、15番手までポジションを上げてフィニッシュした。しかし、接触によるペナルティーが科され、結果は18位となった。
次の第4戦アゼルバイジャンGPは、4月27日(金)~29日(日)にバクー市街地コースで行われる。
ピエール・ガスリー (18位)
「今週末のレースウイークは土曜日の朝から上手くペースをつかむことができず、我々にとって難しい週末となりました。マシンのセッティングを合わせきれなかったため、予選走行後には簡単なレースにはならないことは予想していました。なぜバーレーンでは速く、上海では上手くいかなかったのか、この2つのレースを分析する必要があります。また、ブレンドン(ハートレー)にぶつかってしまい、彼には本当に申し訳ないことをしてしまいました。チームの判断で2人のポジションを入れ替えるオーダーがあったので、バックストレートで彼がイン側を空けてくれるだろうと思い走行しました。彼から見えていなかったのか、彼がインに寄った際にはすでに僕もイン側を走行していたので、回避できずに接触してしまいました。マシンのフロントウィングにダメージを負いステアリングも曲がってしまったため、走行することが難しくなり、レース後半に時間をロスしてしまいました。バクーまでに改善すべき点はたくさんありますが、馴染みのあるコースなので次戦が楽しみです」
ブレンドン・ハートレー (DNF)
「とても難しい一日となりました。レース序盤はウルトラソフトで走行しましたが、グリップが得られず、戦略を変更せざるを得なくなりました。後方グリッドからの出走となり、作戦変更をしましたが上手くいきませんでした。ピエール(ガスリー)との接触は、ミスコミュニケーションが原因だったと思います。2台で違う戦略の元走っていたので、チームの判断で途中ポジションを入れ替えることになりました。レース序盤で行ったように14コーナーで彼を先に行かせようとするつもりでしたが、コーナーの頂点で接触が起きてしまいました。 そのため、ギアボックスに損傷を負ってしまい、リタイアとなりました。今日は長く難しい一日だったと感じています」
フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
「はじめに、レッドブル・レーシングの素晴らしい活躍による優勝おめでとうございます。素晴らしいチーム戦略と、レースを制した(ダニエル)リカルド選手の素晴らしい判断だったと思います。 残念ながら、トロロッソとしては上手くいかなかった週末となりました。レースウイーク序盤から苦戦し後方グリッドからのスタートとなってしまい、レース中も思ったようなペースをつかむことができませんでした。さらに、ミスコミュニケーションによるチーム内でのドライバー2人の接触が起こってしまい残念に思います。レース終盤で、ブレンドン(ハートレー)が乗るマシンのギアボックスにトラブルを発見し、リタイアを余儀なくされてしまいました。次戦までに問題の解決策を見出し、バクーでは戦えるように取り組んでいきたいと思います」
田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「先週バーレーンで見せた力強いレースから一転、今週の中国GPは苦しい週末になりました。パワーユニットについては週末を通して順調でしたが、レースペースが上がらない中、チームメート同士の接触もあり、残念な結果になりました。ここ4週間で3レースという目まぐるしい時間が続きました。今後のシーズンで競争力のある走りを見せるため、ファクトリーに戻りここまでの3レースで得たデータの分析を進めます」
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カテゴリー: F1 / トロロッソ / ホンダF1 / F1中国GP