F1 トロロッソ 中国GP 本田技研工業 2018年のF1世界選手権
トロロッソのチーフエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、トロロッソ・ホンダのF1中国GP初日のフリー走行での作業を振り返った。

F1中国GPの初日、トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーがFP1を11番手、FP2を12番手、ブレンドン・ハートレーがFP1を16番手、FP2を15番手で終えている。

フリー走行1回目では、ブレンドン・ハートレーが前戦バーレーンでの予選に続いてバードストライクに見舞われるという不運。フロントウイングとフロアにダメージを負ったことで作業時間を失った。ピエール・ガスリーは順調にプログラムを実施し、新しいパーツが投入されている。

「プラクティス1では、前戦でとても効果があったエアロパーツのセットアップをさらに発展させたものをマシンに導入しました」とジョナサン・エドルズはコメント。

「ただ、マシンにいくつかの小さな不具合があったおかげで、とても忙しいセッションとなりました。ブレンドン車のフロントウイングに鳥がぶつかり、少しダメージを負ってしまい、またフロアも破損していたため、セッション中にフロアの交換を行いました。そのため、ブレンドンの走行プランはすこし予定通りにいかない部分がありました」

「ピエールに関しては、当初の予定を完了し、新しいパーツをテストすることができました。これはうまく機能していたので、プラクティス2でも引き続き使用しています。今日は風が強く、コーナーごとのデータが均一ではなかったので、マシンのバランスを分析するのが非常に難しかったです」

「プラクティス2では、予選に向けたタイムアタックと、ロングランのパフォーマンスを重点的にテストしました。マシンのバランスは改善できましたが、ショートランとロングランで最大限の性能をまだ引き出せていないので、それが今夜、取り組むべき課題になります」

「セッションの最後には雨が降り出したため、その時点で行っていた冷却テストのデータをすべて収集できず、テストを完了できませんでした。しかし、これはより長期的な目線で取り組んでいるものなので、今週末に向けては大きな影響は出ないでしょう」

関連:
トロロッソ 「まだクルマから最大限のポテンシャルを引き出せていない」
ホンダF1 「パワーユニットに全く問題のないスムーズな金曜日」
ピエール・ガスリー「現時点でトロロッソ・ホンダは中団の真ん中くらい」
ブレンドン・ハートレー 「改善次第で再び中団のトップを争えるはず」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / トロロッソ / F1中国GP