トロロッソ・ホンダ:F1オーストラリアGP 予選レポート
トロロッソ・ホンダは、F1オーストラリアGPの予選で、ブレンドン・ハートレーが16番手、ピエール・ガスリーが20番手だった。
開幕戦オーストラリアGPの2日目、プラクティス3と予選が行われた。午前中、激しく降った雨もプラクティス3開始の午後2時には止んだが、路面はウエットコンディションでセッションがスタート。
その後徐々にコンディションは回復し、ウエット、インターミディエイト、そして終盤はドライタイヤで走行。ピエール・ガスリーが11番手、ブレンドン・ハートレーが12番手と、ともにインターミディエイトでベストタイムを記録した。
午後5時からの予選Q1、コンディションは完全にドライとなり、全車ウルトラソフトタイヤでのアタックになった。Q1での1度目のアタックでピエール・ガスリーが16番手、ブレンドン・ハートレーは18番手となり、セッション終盤の2度目のアタックで、ハートレーはタイム更新を果たしたが、Q1突破ラインの15番手にわずか100分の3秒及ばず16番手、ガスリーはアタック中のターン3でコースアウトを喫しタイムアタックできず20番手に終わっている。
3月25日(日)午後4時10分(日本時間午後2時10分)から決勝レースが行われ、ブレンドン・ハートレーは8列目16番手、ピエール・ガスリーは10列目20番手からスタートし、上位進出を狙う。
ブレンドン・ハートレー (16番手)
「「今日は少しフラストレーションの溜まる日だった。0.1秒でもタイムを上げられたら、いくつか上のポジションにつけられたと考えているし、マシンにはそのポテンシャルがあったと思う。最終ラップで小さなエラーがいくつか重なり、わずかな差でQ2進出を逃してしまったのは残念だ。セッションの間にトラックコンディションが好転するのは分かっていたけど、僕たちは他チームに先駆けて走ることを選んだ。不利になる可能性はあったけど、うまくいけば終盤に2周走れる可能性もあった。選択自体は正しかったと思うけど、Q2に進出することはできなかった。ただ、マシンはQ2に進出できるだけのスピードを持っていた。今日のFP3のようにコンディションが変わり続ける状況や、昨日のロングランでもいい走行ができたし、ロングランで僕たちの強さが発揮されると思っている。ここは今シーズンのカレンダーの中でも、特に攻略が難しいトラックだろう。タイヤにとってタフなトラックなので、タイヤマネジメントと優れた戦略が勝敗を分けると思う。僕たちは中団で争っているし、明日の決勝でそこから抜け出すためにはハードに戦う必要がある。ベストを尽くすので見ていてほしい」
ピエール・ガスリー (20番手)
「Q1で終わるつもりはなかったし、Q2に進出するポテンシャルはあったので、この結果にはとても落胆している。序盤の走行ではいい走りができていたけど、プッシュしすぎてしまいそこまでだった。最後のラップでプッシュし、ミスをしてしまった。ターン3まではブレンドンと0.2秒差まで迫ることができていたけど、激しい中団の争いではミスは許されない。このトラックはタイヤにとってタフだし、明日はどんなコンディションになるかまだ分からない。決勝ではポジションを上げるためにプッシュするだけだ。このトラックでオーバーテイクすることは難しいので20番手というポジションは理想的ではないけど、ポジションを上げるためにできることは全てする。マシンには間違いなくポテンシャルがあるので、明日は戦うのみだ」
ジェームス・キー (トロロッソ テクニカルディレクター)
「中団の争いは激しいと思っていたが、Q2に進出することなく終わってしまったことは残念だ。コンマ数秒の差で結果が大きく変わったし、それは今後行われるレースでも同じだと思う。Q2進出も可能だったが、ピエールは2ラップ目にあったチャンスを逃してしまった。トラックのコンディションが急激に改善していたので、Q1では後半に向けて周回を重ねることが重要だった。しかし、それは叶わかなかった。ブレンドンはまずまずのラップタイムを記録していたが、残念ながらコンマ数秒の差でいい結果を得ることはできなかった。ただ、これも今後の成功に向けたプロセスだと思う。シャシーのデータも検証し、明日に向けて改善できることを考えなくてはならない。パフォーマンスを上げるための努力を続けなければならない。このような接戦では、それが予選でいいポジションを得るために不可欠だ。ここメルボルンでは何が起きるか分からないし、決勝でポイントを獲得するという我々の目標は変わらない。ベストを尽くせるように戦略を練っていく。今年は体制づくりの年なので、確かなレベルでスタートを切り、成長してシーズンを終えるつもりだ。まだ年間21戦の1戦目だし、しかるべきポジションに行くためにやるべきことは数多くある。これはこれから続く道のりの最初の1歩だ」
田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今日は午前中に雨が降り、昼過ぎには上がったものの、14時からのFP3はウエットでのスタートになりました。セッション終了時にはドライタイヤで走行できるまでに路面状況は回復し、ドライでの予選になりました。予選は2台ともにQ1でセッションを終える結果になり残念です。しかし、前からスタートするライバルとの差は僅差ですし、マシンに対するドライバーの感触も悪くないようです。ここアルバートパークサーキットではあらゆることが起こりえますし、チャンスを逃すことのないよう、チームと一緒に万全の準備を進めて決勝に臨みます」
関連:F1オーストラリアGP 予選結果:ルイス・ハミルトンがポールポジション
カテゴリー: F1 / トロロッソ
開幕戦オーストラリアGPの2日目、プラクティス3と予選が行われた。午前中、激しく降った雨もプラクティス3開始の午後2時には止んだが、路面はウエットコンディションでセッションがスタート。
その後徐々にコンディションは回復し、ウエット、インターミディエイト、そして終盤はドライタイヤで走行。ピエール・ガスリーが11番手、ブレンドン・ハートレーが12番手と、ともにインターミディエイトでベストタイムを記録した。
午後5時からの予選Q1、コンディションは完全にドライとなり、全車ウルトラソフトタイヤでのアタックになった。Q1での1度目のアタックでピエール・ガスリーが16番手、ブレンドン・ハートレーは18番手となり、セッション終盤の2度目のアタックで、ハートレーはタイム更新を果たしたが、Q1突破ラインの15番手にわずか100分の3秒及ばず16番手、ガスリーはアタック中のターン3でコースアウトを喫しタイムアタックできず20番手に終わっている。
3月25日(日)午後4時10分(日本時間午後2時10分)から決勝レースが行われ、ブレンドン・ハートレーは8列目16番手、ピエール・ガスリーは10列目20番手からスタートし、上位進出を狙う。
ブレンドン・ハートレー (16番手)
「「今日は少しフラストレーションの溜まる日だった。0.1秒でもタイムを上げられたら、いくつか上のポジションにつけられたと考えているし、マシンにはそのポテンシャルがあったと思う。最終ラップで小さなエラーがいくつか重なり、わずかな差でQ2進出を逃してしまったのは残念だ。セッションの間にトラックコンディションが好転するのは分かっていたけど、僕たちは他チームに先駆けて走ることを選んだ。不利になる可能性はあったけど、うまくいけば終盤に2周走れる可能性もあった。選択自体は正しかったと思うけど、Q2に進出することはできなかった。ただ、マシンはQ2に進出できるだけのスピードを持っていた。今日のFP3のようにコンディションが変わり続ける状況や、昨日のロングランでもいい走行ができたし、ロングランで僕たちの強さが発揮されると思っている。ここは今シーズンのカレンダーの中でも、特に攻略が難しいトラックだろう。タイヤにとってタフなトラックなので、タイヤマネジメントと優れた戦略が勝敗を分けると思う。僕たちは中団で争っているし、明日の決勝でそこから抜け出すためにはハードに戦う必要がある。ベストを尽くすので見ていてほしい」
ピエール・ガスリー (20番手)
「Q1で終わるつもりはなかったし、Q2に進出するポテンシャルはあったので、この結果にはとても落胆している。序盤の走行ではいい走りができていたけど、プッシュしすぎてしまいそこまでだった。最後のラップでプッシュし、ミスをしてしまった。ターン3まではブレンドンと0.2秒差まで迫ることができていたけど、激しい中団の争いではミスは許されない。このトラックはタイヤにとってタフだし、明日はどんなコンディションになるかまだ分からない。決勝ではポジションを上げるためにプッシュするだけだ。このトラックでオーバーテイクすることは難しいので20番手というポジションは理想的ではないけど、ポジションを上げるためにできることは全てする。マシンには間違いなくポテンシャルがあるので、明日は戦うのみだ」
ジェームス・キー (トロロッソ テクニカルディレクター)
「中団の争いは激しいと思っていたが、Q2に進出することなく終わってしまったことは残念だ。コンマ数秒の差で結果が大きく変わったし、それは今後行われるレースでも同じだと思う。Q2進出も可能だったが、ピエールは2ラップ目にあったチャンスを逃してしまった。トラックのコンディションが急激に改善していたので、Q1では後半に向けて周回を重ねることが重要だった。しかし、それは叶わかなかった。ブレンドンはまずまずのラップタイムを記録していたが、残念ながらコンマ数秒の差でいい結果を得ることはできなかった。ただ、これも今後の成功に向けたプロセスだと思う。シャシーのデータも検証し、明日に向けて改善できることを考えなくてはならない。パフォーマンスを上げるための努力を続けなければならない。このような接戦では、それが予選でいいポジションを得るために不可欠だ。ここメルボルンでは何が起きるか分からないし、決勝でポイントを獲得するという我々の目標は変わらない。ベストを尽くせるように戦略を練っていく。今年は体制づくりの年なので、確かなレベルでスタートを切り、成長してシーズンを終えるつもりだ。まだ年間21戦の1戦目だし、しかるべきポジションに行くためにやるべきことは数多くある。これはこれから続く道のりの最初の1歩だ」
田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今日は午前中に雨が降り、昼過ぎには上がったものの、14時からのFP3はウエットでのスタートになりました。セッション終了時にはドライタイヤで走行できるまでに路面状況は回復し、ドライでの予選になりました。予選は2台ともにQ1でセッションを終える結果になり残念です。しかし、前からスタートするライバルとの差は僅差ですし、マシンに対するドライバーの感触も悪くないようです。ここアルバートパークサーキットではあらゆることが起こりえますし、チャンスを逃すことのないよう、チームと一緒に万全の準備を進めて決勝に臨みます」
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カテゴリー: F1 / トロロッソ