F1 スクーデリア・トロ・ロッソ ホンダF1
トロ・ロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、新生トロロッソ・ホンダにとってF1プレシーズンテストでホンダが信頼性のあるF1パワーユニットを準備することが鍵を握ると語る。

ホンダは過去にプレシーズンテストで信頼性問題に苦しんでおり、特に2015年と2017年は信頼性トラブルが多発して走行距離を稼ぐことができず、その後のシーズに大きな影響を与えることになった。

今年、ホンダはトロ・ロッソと新たなパートナーシップを開始するが、パワーユニットは昨年導入したコンセプトの進化版であり、信頼性には自信をみせている。

ホンダの信頼性のあるF1パワーユニットを得られることが最大の願いかと質問されたジェームス・キーは「そうだね、大きな違いになる思う」と RACER にコメント。

「我々とホンダはチームとして一丸となって仕事をしている。そのような状況を築くことが両者にとって重要だ」

「2015年と2016年に走らせたフェラーリ製のエンジンは非常に確立されたエンジンだった。シーズン全体でそうだった。全ての問題が解決され、結果として我々は非常に信頼性の高いユニットを得ることができ、冬季テストで本当に多くのことをこなすことができた。それはチームにとってもドライバーにとっても本当に有益なことだった。それが違いを生んだ」

トロ・ロッソは、ルノーのカスタマーだった際にプレシーズンテストで信頼性トラブルに見舞われて十分な走行ができないことを経験している。

「我々は様々な経験をしている! 去年は2014年の半分の走行距離しか走れなかったし、2014年はごくわずかなマイレージしか稼げなかった。それは全てパワーユニットに関連したことだった。なので、信頼性は重要な課題だと思う」

「我々がどの位置にいるか見てみよう。もちろん、それはホンダにとっても本当に重要なことだ。その時点でOKであることを願っている」

「ある程度の初期トラブルはあるかもしれないが、それがテストの目的だ。どうなるかは決してわからないが、それがトロ・ロッソとホンダの両サイドにとっての目標だ」

トロロッソ・ホンダは、プレシーズンテスト初日となる2月26日(月)にカタロニア・サーキットのピットレーンで201年F1マシン『STR13』を披露。報道では、その5日前の2月21日にフィルミングデーを利用してイタリアのミサノ・サーキットでホンダのF1パワーユニットを搭載したマシンのシェイクダウンを実施するとされている。

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カテゴリー: F1 / トロロッソ