ダニール・クビアト
トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストは、ダニール・クビアトが現在のF1で苦しんでいる精神的な問題を払いのけ、2017年もトロ・ロッソに残留することを期待している。

ダニール・クビアトは、F1スペインGP前にレッドブルに昇格したマックス・フェルスタッペンに代わってトロ・ロッソに戻って以来、パフォーマンスを発揮できずにいる。

F1ドイツGPでQ1敗退を喫したダニール・クビアトは、F1の夏休みよりも自身の問題を克服するための方が必要だと述べ、自身の将来は未確定であることを示唆している。

フランツ・トストは、ジュニアチームのドライバー選択はレッドブルが握っており、2017年についてはまだ何も決まってはいないが、自分はダニール・クビアトが残留することを望んでいると述べた。

「個人的に彼が我々とレースをすることを望んでいる。遅かれ早かれ、彼は本来のパフォーマンスを発揮し、スピードを取り戻すと思っているからね」とフランツ・トストは述べた。

フランツ・トストは、レッドブルからの降格がダニール・クビアトのスランプに繋がったことには驚かなかったが、クビアトはF1を続けるために十分に信頼されていることを安心するべきだと述べた。

「自信を失ったことは理解できる。レッドブルからトロ・ロッソに戻ることは大きなローテーションだからね」

「しかし、その一方で、世界で唯一2つのF1チームを所有する企業であるレッドブルは、彼にF1に留まり、レースを続ける可能性を与えた。彼はこの状況をポジティブに捉えるべきなんだ」

ダニール・クビアトを助けるために何ができるかと質問されたフランツ・トストは「彼が自信を取り戻すには良い結果が必要だ」とコメント。

「彼はドイツでとても良いレースをしたと言わなければならない。予選では1コーナーでちょっと不運だったし、あまりにリスクを冒し、ブレーキを外して、コンマ3秒を失った。それが彼がQ2に進めなかった理由だ」

「しかし、彼のセクター2とセクター3は非常に競争的だった」

「とにかく次のレースでは彼が全てをまとめて、我々が彼に競争的で速いクルマを提供できることを願っている。一旦、彼が良い結果を出せば、自信は戻ってくる」

「我々全員がダレールがとても良い仕事ができることを知っている。彼はGP3でチャンピオンになり、そこで多くのレースに勝った。彼はF1で中国で表彰台に上がった」

「彼が数カ月でドライビングの能力を失うはずがない」

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カテゴリー: F1 / トロロッソ / ダニール・クビアト