F1カナダGP スプリント&予選:全22人ドライバーコメント

一方で、天候は決勝日に向けて大きく崩れる予報となっており、各ドライバーやチーム関係者は未知のウェットコンディションへの警戒感を口にしている。
2026年型マシンで本格的な雨のレースを経験していない状況の中、各陣営は不確定要素の多いグランプリを前に、それぞれの課題と手応えを語った。
1番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「昨日は良い一日だったし、今日もまた良い一日になった。チームは今週末に大規模なアップデートを投入するために本当に懸命に働いてくれたし、そのおかげで何とかライバル勢の前に立ち続けることができている。スプリントではマクラーレンから大きなプレッシャーを受けた。キミとのバトルは激しかったけどフェアだったし、そのおかげでノリスが接近するチャンスを得た。それでも勝利を持ち帰り、チームとして再び大量ポイントを獲得できたのは嬉しい。予選ではマクラーレンだけでなく、フェラーリやレッドブルもポール争いに加わってきた。タイヤをうまく機能させられず、前後アクスルの温度バランスにも苦しんでいたので、セッションを通して自信を持てなかった。でもチームがQ3でタイヤ準備を完璧にまとめてくれて、ポールを狙うチャンスを与えてくれた。明日は気温が下がり、雨も予想されているので何が起きるか完全には分からない。それでも必要な準備をすべて行って、週末を勝利争いで締めくくれるようにしたい」
2番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)
「今朝のスプリントは激しいレースだった。たくさんのアクションがあったし、見ていた人たちは楽しめたと思う。ジョージとは激しくレースをしたけど、お互いに限界は理解している。それでも3位でしっかりポイントを持ち帰れたのは、自分にとってもチームにとっても重要だった。予選は前日のスプリント予選よりかなり難しかった。タイヤを適正なウインドウに入れるのが難しく、まだ改善できる余地もあった。最後のアタックは完璧ではなく、セクター2で少しタイムを失った。ポールを逃したのは間違いなくそこだと思う。わずかな差でP1を逃したのは悔しいけど、それでも良い結果だし、明日は勝利を争える位置にいる。天候はかなり不確定だ。未知の要素が多くなるだろうし、コース上に留まりながら何が起きても対応できるかが重要になる。もしウェットレースになれば、このクルマでの雨は全員にとって初めてだから、とても興味深い経験になると思う」
3番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「今日の結果にはかなり満足できる。まずスプリントで2位を獲得できたのは素晴らしい成果だし、良い戦略を実行してチャンスを最大限に活かしたチーム全員の功績だ。前の2台が争った時に、その隙を突けるポジションに自分たちを置けていたし、とても価値のあるポイントを獲得できた。今のパッケージでできることはしっかりやれたけど、現実的でいる必要もある。もし前のメルセデス2台が争っていなければ、この結果はなかったと思うので、純粋な速さで彼らと戦えるように努力を続けたい。予選では本当に僅差だった。コンマ05秒前後で順位が変わる状況だったし、今日はメルセデスを倒すには完璧である必要があった。でもそれはとても難しかった。最後のアタックでは前方でマシンがコースオフしたことで少しタイムを失い、タイヤにダートを拾ってしまったし、バックストレートでスリップストリームも得られなかった。それでもフルアップデートなしの状態で予想以上に前との差を縮められているので、チームとしては非常に満足できる一日だった。明日は興味深いレースになる。寒くて低速のストリートサーキットではタイヤ温度を上げるのが本当に難しいし、もし雨になれば混乱した展開になるだろう。でもそれは同時にチャンスでもある。純粋なレースペースではメルセデスがまだ一歩上、特にロングランでは強い。でもコンディションが荒れれば、僕たちは戦う準備ができているし、訪れるチャンスを必ず掴みにいく」
4番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「全体的には悪くない一日だった。スプリントではチームとして良い結果だったと思う。昨日とは風向きが変わっていたことで、スプリント予選の時と同じ感触ではなかった。それでも終盤にルイスを抜き返して、スタートで失ったポジションを取り戻せた。予選には満足している。クルマは今朝のスプリントより一歩前進していたし、それはポジティブだった。ただ、セッションは少し難しく、セクター1で苦戦していたし、路面温度と気温がかなり低かったこと、さらにタイヤが硬めだったことで適正な温度レンジに入れるのが難しかった。メルセデスとの差は縮まっていて、プレッシャーもかけられたけど、残念ながら少し届かなかった。明日は雨で状況が変わるかもしれないし、全員にとってチャンスになると思う。何ができるか見てみよう」
5番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
「全体的には良いセッションだったし、特にQ2とQ3最初のランではクルマに快適さを感じていた。予選前に小さな変更を加えたことでうまく機能したし、チームもセッションを通してクルマを改善する良い仕事をしてくれた。最後のラップは思い描いていた形にはならなかったけど、前進している感触はあるし、このまま正しい方向へ進み続けられるという希望を持っている。明日のレースは非常に予測不可能になるかもしれないので、どんなチャンスも逃さず活かせるよう準備しておく」
6番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「僕にとっては少し孤独なスプリントレースだった。あのセットアップでは前のクルマたちに近づくのが難しいと分かっていた。予選に向けていくつか変更を加えたけど、残念ながらまだ苦しんでいた。いくつかの部分では改善できて、乗り心地も良くなったけど、別の部分ではそうではなかった。特にデプロイメント面についてもっと理解する必要がある。ブレーキングに入る際の基準を作るのが難しくなるので、一晩かけて分析しなければならない点がいくつかある。明日はおそらく雨になるだろうし、どうなるか見てみよう」
7番手:アイザック・ハジャー(レッドブル)
「スプリントレースでフラストレーションの溜まる状況だったクルマを立て直してくれたチームのみんなは本当に素晴らしい仕事をしてくれた。スプリントでは全く戦えなかったのに、Q2でトップタイムを出せたのは最高だった。予選序盤はとても良い感触で、クルマにもすごく自信があったし、ペース面でも大きく前進できた。でも肝心なところでラップをまとめきれず、オーバードライブしてしまったので、自分自身にかなりフラストレーションを感じている。こうした進歩を遂げられたのは確実にポジティブだけど、本来なら表彰台争いをしていなければいけなかった」
8番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「スプリントではスタート順位の代償を払ったと思う。ペース自体は良かったけど、オスカーの後ろに引っかかってしまったし、彼はストレートでとても速かった。予選はうまくいかなかった。Q1とQ2ではタイヤを適正なウインドウに入れるのに苦労していて、滑りっぱなしだった。Q3では少し自信を取り戻して、クルマの感触も少し改善したけど、この順位は僕たちが目指しているものではない。特に雨になれば全員にとって難しいレースになると思うので、明日どう展開するか見ていかなければならない」
9番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
「今日は本当にポジティブな一日だったし、クルマに自信を持てるようにアップグレードを投入してくれたチームは素晴らしい仕事をしてくれた。今週末はどのラップでも非常に競争力があったし、Q3のラップにも満足している。もう少しタイムを引き出せたかもしれないけど、トップチームがすべてをまとめてくると、あのポジションを確保してくる。明日が楽しみだ。僕はいつもウェットレースが好きだし、雨予報も出ているので、その場で起きることに対応していく。チームのみんなに大きな感謝を伝えたいし、今は明日に集中している」
10番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
「今日は良い一日だったし、スプリントも予選も含めて堅実な土曜日になった。チーム全体で積み重ねてきた仕事を誇りに思うし、その成果がこうした安定した結果につながっていると感じている。スプリントでは13番手スタートから9位まで来て、あと少しでポイント獲得だった。ペースは前日よりかなり良く、周囲のクルマとしっかり戦うことができた。最後のポイントを懸けてアービッドを追っていたけど届かなかったので、あそこまで近づいていただけに少し悔しかった。その後の予選でも再び彼らと近い位置にいたし、今日は本当に速かったので、10番手はおそらく最大限の結果だったと思う。明日に向けて良いポジションにつけたし、スプリントで見せたパフォーマンスを考えれば、コンディションが安定していれば良い結果を狙える自信がある。雨予報も出ていて、全員にとって未知の状況になるので、何が起きてもベストを尽くしたい」
11番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
「またしても僅差でQ3を逃したのは当然フラストレーションがある。特にこれほど差が小さいだけにね。でも全体的にはかなり満足しているし、今日は出せるものをすべて引き出せたと思う。このサーキットはグリップが低いので、常にバランスと格闘しながらクルマをコントロールしていたし、簡単ではなかった。週末のスタートを考えれば、全体としては悪くない結果だ。最大のテーマはドライバビリティとパワーユニット側の問題で、このサーキットはその部分をかなり露呈させる。それでも予選までにクルマをかなり良い状態へ持っていけたし、バランスもまずまずだった。まだ改善の余地はあるけど、明日はまたチャンスだ。特にコンディションが変われば可能性も広がるので、最大限活かしたい」

12番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
「今週末のクルマは本当に速いので、2台ともQ3に入れられなかったのは残念だ。昨日からまだ追いつこうとしていた段階で、予想以上に難しかった。予選序盤はソフトタイヤのウォームアップに少し苦しんだし、フロントロックもあった。そのせいで最後のアタックにかなりプレッシャーをかける形になってしまった。かなり近いところまでは行けたけど、残念ながら届かなかった。明日どうなるか見てみよう。ドライなら速いクルマがあるし、スタート位置を考えれば雨になっても構わない。この世代のクルマはウェットでかなり難しいので、予報通り雨になれば興味深いレースになると思う」
13番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
「今日はあまりクリーンな予選にはならなかった。昨日の方がクルマには少し自信を持てていたと思う。それでも、現状のパッケージではこれ以上は難しかったと思う。ニコは素晴らしいラップをまとめていたし、今の僕たちの立ち位置はあのあたりなんだと思う。明日は特に天気予報を考えると興味深いレースになるかもしれない。この新世代のクルマでウェットを走ったことはまだないので、どうなるか見てみたい。今朝のスプリントでも見えたように、まだスタートには苦しんでいるけど、そこをうまく決められればレースで何かを築けるかもしれない」
14番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「またしても期待していた結果には届かず、14番手でQ2敗退となった。マイアミと同じように、今はクルマに快適さを感じられていないし、なぜそうなっているのかチーム全体で理解を深めていかなければならない。スプリント前にはいくつか変更を加えて、なぜペース不足なのかを探るために色々と試してみた。チームとしての期待値はもっと高いし、フランコがQ3に進出したことで、このパッケージに速さがあることは分かっている。明日は空模様を注視することになる。雨予報が出ているし、先週マニクールでウェットタイヤテストを行った経験からも、全員にとって非常に難しいコンディションになるはずだ。もし雨になれば興味深い午後になるだろうし、最終的にどんな結果になるか見てみたい」
15番手:カルロス・サインツ(ウィリアムズ)
「今日はより厳しい一日になった。昨夜のセットアップ変更で良い進歩はあったし、クルマにはトップ12に入るだけのペースがあったと思う。でもQ2最後のランでセクター1でコンマ数秒失ってしまい、それが大きかった。正直に言えば、今日はQ3進出は難しかったと思う。もし明日雨になれば、この新レギュレーションのクルマでウェットタイヤを使う初めてのレースになる。全チームにとってタイヤとエネルギーデプロイメントを理解することが課題になるだろうし、どんな展開になるのか興味深い。僕たちも最大限チャンスを活かしたい」
16番手:オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
「昨夜の段階でパルクフェルメを破って、セットアップをいろいろ試すことを決めた。データを詳しく見ていく中で、予想外の特性や挙動が見つかったので、原因を探るためにセットアップを一度戻してみたけど、それでもスプリントは非常に難しかった。このクルマからパフォーマンスを引き出す方法を見つけなければならないし、今のところ本当に苦戦している。予選ではコーナーバランスが改善されたクルマを見つけられたと思うし、少し自信を持てたことでようやく進入でプッシュできるようになった。ただ、その結果として毎回フロントをロックさせてしまっている。今週末はあまりにも苦戦していたので、他のチームがFP1で把握していた問題を今になってようやく見つけたような状態だ。厳しい状況になるだろうけど、明日は雨予報なので、何かチャンスが生まれることを期待している」
17番手:エステバン・オコン(ハースF1チーム)
「スプリントも依然として難しかったけど、少なくとも周回を重ねることはできた。僕自身にとってもオリーにとっても、昨日よりはもう少し状況を理解できるようになっていると思う。ラップを重ねてデータも集まったし、重要なのはどこを改善できるかを見極めることだ。ペース、バランス、ブレーキングなど、改善しなければならない部分がいくつかある。予選直前にクルマを完全に変更したので、正しい感触を掴むのは簡単ではなかった。わずか3〜4周で新しい仕様に慣れなければならなかったし、どこにグリップがあってどこにないのかを探る状態だった。最後の予選ラップがすべてだった。引き続きプッシュして、明日何ができるか見ていく」
18番手:アレックス・アルボン(ウィリアムズ)
「今のところ僕にとって良い週末ではないし、FP1からずっと後手に回っている。昨日は走行時間が限られていたので、スプリントは実質的に予選へ向けたテストセッションのようなものだった。チームは昨日のダメージ修復に本当に懸命に取り組んでくれたし、その後にいくつか試しながらクルマへの理解を深めていった。予選は難しかった。特にトラフィックもあって、デプロイメントを含めた手順面でラップをうまくまとめられなかったし、結果として十分なラップを出せなかった。一晩でやるべきことは多いし、チームと分析・振り返りを行わなければならない。決勝は雨予報だし、この新世代のクルマでウェットを走った経験はまだないので、特に視界の面でかなり興味深いレースになると思う。明日どうなるか見てみたい」
19番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「カナダで走るのはいつも楽しいし、今週末は少し競争力も感じられていた。僕たちにとって小さな前進はあるけど、Q2へ進むにはまだパフォーマンスが足りない。スプリントではターン1で接触があり、最終的にはリタイアとなった。もし明日雨になれば興味深いレースになるだろう。この新レギュレーションのクルマでウェットを走ったことはまだないし、ここはグリップレベルもかなり低い。全員にとって難しいレースになると思うけど、その中で何ができるか見てみたい」
20番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
「今朝のスプリントレースは最高だった。本当にチームとして素晴らしいパフォーマンスだったと思う。ソフトタイヤを選んだ戦略も素晴らしかった。マイアミでは間違えたけど、今日は正しいタイヤ選択だったことを証明できたし、良い判断もできて、しっかり防御もできた。ペナルティは残念だったけど、それを抜きにしても本当に良いレースだったし、多くのクルマを後ろに抑えられたことに満足している。予選はもっと厳しかった。全員が本来のペースを出してくると、自分たちの立ち位置がよりはっきり見えてくる。今日はセッションを最大限活かせなかったし、セットアップ変更後にライド面で少し問題もあって、ラップをまとめるのが難しかった。明日のレースはかなり面白くなると思うし、どんなチャンスも拾っていきたい」
21番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「厳しい一日だった。今朝のグリッド上でサスペンションの問題が見つかって、スプリントはピットレーンスタートになったので、最初から厳しい状況だった。予選ではグリップ不足でクルマに自信を持てず、本当に攻めることができなかった。明日は雨予報なので、状況が大きく変わるかもしれないし、ローダウンフォース仕様のクルマには助けになるかもしれない」
22番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
「もっと上を期待していたので理想的な予選にはならなかった。ターン1でロックアップしてしまったのは自分のミスだったし、それが2回目のラン最初のラップだったので、その時点で走りが台無しになってしまった。雲が出て路面温度も下がっていたので、タイヤを適正なウインドウに入れるのがかなり難しかった。どれだけタイムを改善できたかは分からないけど、確実にかなり余地はあったと思う。今週ずっとセットアップを追いかけ続けていたので、ガレージでは忙しい時間を過ごしていた。スプリントレースをテストとして使い、そこで得た学びをすべて予選セットアップに反映させた。今日はうまくいかなかったけど、明日また挑戦したい」
カテゴリー: F1 / F1カナダGP / F1ドライバー
