元F1ドライバーのエイドリアン・スーティルが詐欺および横領で逮捕との報道
スーティルは2007〜2014年にかけてF1で戦い、スパイカー、フォースインディア、ザウバーでポイントを重ねた実績を持つ。2011年には上海ナイトクラブ事件で有罪判決を受けており、今回の報道は再び波紋を呼んでいる。
国際的な一斉捜査で拘束か
ドイツ紙BILDの報道によれば、エイドリアン・スーティルは重大な詐欺および横領に関する容疑で、国際的な捜査当局により逮捕されたという。
記事によると、摘発は複数国にまたがる大規模な協力体制のもとで行われたもので、事件の全容はまだ明らかになっていない。
当局からの正式な発表はなく、スーティル本人もコメントを控えており、続報が待たれる状況だ。
F1でのキャリアと再び注目される過去の経緯
スーティルは2007年にF1デビューを果たし、スパイカー、フォースインディア、ザウバーで計7シーズンを戦った。2009年イタリアGPでの4位フィニッシュは、そのキャリアで最も印象的な結果の1つだ。
しかし、順風満帆とはいかなかった。
2011年には上海のナイトクラブでロータス幹部エリック・ラックスをシャンパングラスで負傷させたとして、過失傷害で有罪判決を受けた。18か月の執行猶予付き判決と罰金を科され、一時的にF1シートを失うなど大きな影響を受けた。
今回の逮捕報道により、当時の事件もあらためて取り沙汰されている。
今後の焦点：事件の全容と捜査の進展
現時点で容疑の内容や被害規模、関係者などの詳細は公表されていない。国際捜査が行われたという情報から、複数国にまたがる経済犯罪の可能性が示唆されている。
捜査が進展すれば、事件の背景やスーティルの関与の程度が明らかになっていく見込みだ。続報は近日中に出るとみられ、モータースポーツ界のみならず一般メディアからの注目も集まっている。
カテゴリー： F1 / エイドリアン・スーティル