スージー・ヴォルフ
今週末、女性ドライバーとして久しぶりにグランプリセッションに参加するスージー・ヴォルフは、“ナーバス”ではあるが、“準備はできている”と述べた。

女性ドライバーが、公式なF1グランプリ週末に参加するのは22年ぶりのこと。金曜フリー走行1回目でウィリアムズをドライブするスージー・ヴォルフは、この機会を利用して、近い将来F1グリッドの仲間入りを果たす実力があることを示そうとしている。

「このセッションで最も大事なのはチームです」とスージー・ヴォルフは APA に述べた。

「でも、野心もあります。これは私の力を示すチャンスです。そう多くの人に与えられる機会ではないですし、女性である私はリスペクトを得るために努力しなければなりませんでした」

「本当に凄いチャンスです。自分がやれることを見せくてはいけません」

スージー・ヴォルフは「ナーバスではあるけれど、そのアドレナリンは必要」と語る。

「準備は完璧です。バルセロナテストで全てを整えることができました」

「みんな、私が速さを見せなければいけないと思っていますが、予選走行をするわけではありません。私はチームの一員なので、バルテリがやるように自分のプログラムをこなすだけです」

「クルマを分解せずに帰ってくることがとても大事です。20ピースじゃなくてね!」

スージー・ヴォルフの最新のレース経験は、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)。彼女のゴールはいつか、F1レースドライバーと呼ばれることだという。

「もちろんです。でも、簡単ではありません。私は現実的です。他にも同じチャンスのために戦っている優秀なドライバーがたくさんいるので大変です」
しかし、自分に有利な点もあるとスージー・ヴォルフは述べた。

「チームは軽いドライバーを望んでいます。それは女性に有利ですし、フィジカル的にも私たちは男性に近づいています」

「完成されたパッケージになることが必要ですし、適切なスポンサーシップを引きつけることも必要です。女性と契約すれば素晴らしいマーケティング戦略になるでしょう。これからのことはわかりません」

「スポーツ文化が全体的に変わってきるし、女性のエンジニアや代表も増えています。女性がモータースポーツに加わるには今はベストな時です」

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カテゴリー: F1 / スージー・ヴォルフ / ウィリアムズ・レーシング