【SUPER GT】 KeePer TOM'S LC500が2017年のチャンピオン獲得!
SUPER GTの2017年最終戦となる第8戦「MOTEGI GT GRAND FINAL」の決勝が12日(日)にツインリンクもてぎで行われ、GT500クラスは、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が優勝。GT500クラスチャンピオンは2位となったNo.37 KeePer TOM'S LC500の平川亮/ニック・キャシディが獲得。彼らは共に23歳で、キャシディはGT500クラスの最年少王者となった。GT300クラスは、No.65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥)が今季2勝目。3位のNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMGの谷口信輝/片岡龍也組がGT300チャンピオンとなった。
ここまで7戦にわたって激戦が繰り広げられてきた2017年シーズンのSUPER GTもいよいよ最終戦を迎えた。
今季のSUPER GTは、新たな規定にあわせてモデルチェンジし、GT500クラスの3車種全15台すべてが新型車になった。シーズン序盤はNSX-GT、日産GT-Rが苦しみ、レクサスLC500の開幕4連勝を許した。だが、中盤戦を迎えて第5戦富士、第6戦鈴鹿とNSX-GTが連勝し、GT-Rも23号車が連続2位と巻き返してきた。そしてウェイトハンディが軽減となった第7戦タイは再びLC500がワン・ツーでフィニッシュとなるものの、その背後には日産GT-RやNSX-GTが迫っていた。
最終戦もてぎでは、GT500の全車がノーハンディで戦う。つまり、この1年熟成してきた各マシンの実力そのままに走ることができる。
タイトル獲得の可能性が残っているのは5台。ドライバーズランキングトップに立っているのはNo.37 KeePer TOM'S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)。彼らは優勝か2位を掴めば、その時点でチャンピオンとなる。
6ポイント差で追うのがNo.6 WAKO'S 4CR LC500(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ)、同じくポールポジションを獲得したNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が7ポイント差で続く。6号車と23号車は今季まだ未勝利。同点だった場合は、勝利数が多い方が上位となるので、2勝の37号車はその得点差以上に有利となる。さらにトップとの差が16ポイントでNo.36 au TOM'S LC500(中嶋一貴/ジェームス・ロシター)、同18点差でNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)が続く。
好天に恵まれたツインリンクもてぎ。定刻の午後1時30分に今シーズンの最終戦の決勝レースがスタート。レース前のパレードラップでは栃木県警の白バイ5台、パトカー2台に加え、今回日独の交流のために来日したDTM(ドイツツーリングカー選手権)のマシン3台も連なって行われた。
そして、決勝レースの火蓋が切られると、ポールポジション(予選1位)スタートのNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(クインタレッリ)が好スタートを切って、後続を引き離していく。4周目にはNo.6 WAKO'S 4CR LC500を抜いて、ランキング首位のNo.37 KeePer TOM'S LC500(キャシディ)が予選3位から2番手に浮上。この位置をキープすれば、23号車GT-Rが優勝しても、チャンピオンが確定する。一方、ランキング2位の6号車は後続マシンとの接触もあって、大きく順位を落としてしまった。
レースを終始リードしたのは、レース前ランキング3位だったNo.23 MOTUL AUTECH GT-R。松田次生が引き継いだ後半も、トップを譲ることなく快走。もし、2番手を走るNo.37 KeePer TOM'S LC500(平川亮)が3位に下がれば、彼が大逆転で王者を掴む。23歳と若い37号車のコンビだったがその走りに動揺はなく、単独で2位走行となった。結局、No.23 MOTUL AUTECH GT-Rが逃げ切って、GT-R今季初勝利をポール・トゥ・ウインで飾った。2位もそのままNo.37 KeePer TOM'S LC500が入り、平川/キャシディ組が初めてのドライバーズチャンピオンとなり、チームタイトルもLEXUS TEAM KeePer TOM'Sが手にした。このレースの3位はNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)だった。
GT300クラスは、ポールポジションからスタートし、ランキングでも10ポイントのリードがあったNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(片岡龍也)が序盤をリード。4号車は早めのピットイン作戦に出たが、これは裏目だった。逆にピットインをギリギリまで延ばした予選2位のNo.55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一からショーン・ウォーキンショー)とNo.65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹から蒲生尚弥)がレース後半のトップ争いを演じ、終盤にNo.65 LEON CVSTOS AMGが逆転して、今季2勝目を挙げた。No.4 グッドスマイル初音ミクAMG(後半は谷口信輝)は一時4番手まで下がるも、最後は3位でゴール。これで彼らがGT300で3度目のドライバーズチャンピオンを獲得した。
カテゴリー: F1 / SUPER GT
ここまで7戦にわたって激戦が繰り広げられてきた2017年シーズンのSUPER GTもいよいよ最終戦を迎えた。
今季のSUPER GTは、新たな規定にあわせてモデルチェンジし、GT500クラスの3車種全15台すべてが新型車になった。シーズン序盤はNSX-GT、日産GT-Rが苦しみ、レクサスLC500の開幕4連勝を許した。だが、中盤戦を迎えて第5戦富士、第6戦鈴鹿とNSX-GTが連勝し、GT-Rも23号車が連続2位と巻き返してきた。そしてウェイトハンディが軽減となった第7戦タイは再びLC500がワン・ツーでフィニッシュとなるものの、その背後には日産GT-RやNSX-GTが迫っていた。
最終戦もてぎでは、GT500の全車がノーハンディで戦う。つまり、この1年熟成してきた各マシンの実力そのままに走ることができる。
タイトル獲得の可能性が残っているのは5台。ドライバーズランキングトップに立っているのはNo.37 KeePer TOM'S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)。彼らは優勝か2位を掴めば、その時点でチャンピオンとなる。
6ポイント差で追うのがNo.6 WAKO'S 4CR LC500(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ)、同じくポールポジションを獲得したNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が7ポイント差で続く。6号車と23号車は今季まだ未勝利。同点だった場合は、勝利数が多い方が上位となるので、2勝の37号車はその得点差以上に有利となる。さらにトップとの差が16ポイントでNo.36 au TOM'S LC500(中嶋一貴/ジェームス・ロシター)、同18点差でNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)が続く。
好天に恵まれたツインリンクもてぎ。定刻の午後1時30分に今シーズンの最終戦の決勝レースがスタート。レース前のパレードラップでは栃木県警の白バイ5台、パトカー2台に加え、今回日独の交流のために来日したDTM(ドイツツーリングカー選手権)のマシン3台も連なって行われた。
そして、決勝レースの火蓋が切られると、ポールポジション(予選1位)スタートのNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(クインタレッリ)が好スタートを切って、後続を引き離していく。4周目にはNo.6 WAKO'S 4CR LC500を抜いて、ランキング首位のNo.37 KeePer TOM'S LC500(キャシディ)が予選3位から2番手に浮上。この位置をキープすれば、23号車GT-Rが優勝しても、チャンピオンが確定する。一方、ランキング2位の6号車は後続マシンとの接触もあって、大きく順位を落としてしまった。
レースを終始リードしたのは、レース前ランキング3位だったNo.23 MOTUL AUTECH GT-R。松田次生が引き継いだ後半も、トップを譲ることなく快走。もし、2番手を走るNo.37 KeePer TOM'S LC500(平川亮)が3位に下がれば、彼が大逆転で王者を掴む。23歳と若い37号車のコンビだったがその走りに動揺はなく、単独で2位走行となった。結局、No.23 MOTUL AUTECH GT-Rが逃げ切って、GT-R今季初勝利をポール・トゥ・ウインで飾った。2位もそのままNo.37 KeePer TOM'S LC500が入り、平川/キャシディ組が初めてのドライバーズチャンピオンとなり、チームタイトルもLEXUS TEAM KeePer TOM'Sが手にした。このレースの3位はNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)だった。
GT300クラスは、ポールポジションからスタートし、ランキングでも10ポイントのリードがあったNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(片岡龍也)が序盤をリード。4号車は早めのピットイン作戦に出たが、これは裏目だった。逆にピットインをギリギリまで延ばした予選2位のNo.55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一からショーン・ウォーキンショー)とNo.65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹から蒲生尚弥)がレース後半のトップ争いを演じ、終盤にNo.65 LEON CVSTOS AMGが逆転して、今季2勝目を挙げた。No.4 グッドスマイル初音ミクAMG(後半は谷口信輝)は一時4番手まで下がるも、最後は3位でゴール。これで彼らがGT300で3度目のドライバーズチャンピオンを獲得した。
SUPER GT 2017年 最終戦 もてぎ 決勝結果:GT500
順位 | No. | 車名 | ドライバー | タイヤ |
---|---|---|---|---|
1 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R | 松田次生 ロニー・クインタレッリ | MI |
2 | 37 | KeePer TOM'S LC500 | 平川亮 ニック・キャシディ | BS |
3 | 38 | ZENT CERUMO LC500 | 立川祐路 石浦宏明 | BS |
4 | 17 | KEIHIN NSX-GT | 塚越広大 小暮 卓史 | BS |
5 | 100 | RAYBRIG NSX-GT | 山本尚貴 伊沢拓也 | BS |
6 | 46 | S Road CRAFTSPORTS GT-R | 本山哲 千代勝正 | MI |
7 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R | 安田裕信 ヤン・マーデンボロー | BS |
8 | 1 | DENSO KOBELCO SARD LC500 | ヘイキ・コバライネン 平手晃平 | BS |
9 | 8 | ARTA NSX-GT | 野尻智紀 小林崇志 | BS |
10 | 64 | Epson NSX-GT | ベルトラン・バゲット 松浦孝亮 | DL |
11 | 16 | MOTUL MUGEN NSX-GT | 武藤英紀 中嶋大祐 | YH |
12 | 24 | フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R | 佐々木大樹 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | YH |
13 | 6 | WAKO'S 4CR LC500 | 大嶋和也 アンドレア・カルダレッリ | BS |
14 | 36 | au TOM'S LC500 | 中嶋一貴 ジェームス・ロシター | BS |
15 | 19 | WedsSport ADVAN LC500 | 関口雄飛 国本雄資 | YH |
カテゴリー: F1 / SUPER GT