SUPER GT
ポルシェ ジャパンのドライビングアンバサダーを務める藤井誠暢が所属し、911 GT3Rで2017年のスーパーGT GT300クラスに参戦するD'station Racing(#33)は、第4戦(スポーツランドSUGO)の決勝において、15位完走を果たした。もう1台の911 GT3RでGT300クラスに参戦するGULF NAC PORSCHE 911(#9)は10位入賞した。

アップダウンに富み、毎回多くのドラマが演出されるスポーツランドSUGOにおけるスーパーGT第4戦。

D'station Porscheは、今回別のシリーズで負傷したアンドレ・クートに代わって、2015年のポルシェ カレラカップ ジャパンのチャンピオンである元嶋佑弥を起用。藤井誠暢とコンビを組んで挑んだ。

JAF-GT車両が速さをみせるこのコースでD'station Porscheは、7月22日(土)の公式予選で、藤井誠暢が13番手でQ1を突破。さらにQ2では元嶋佑弥が12番手につけ、決勝での上位入賞に期待がかかった。

迎えた7月23日(日)の決勝レースは朝から不安定な天候となり、序盤雨により路面はウエットに転じる。そんななか、D'station Porscheのスタートドライバーを務めた藤井誠暢は、序盤10番手前後を走行。雨が止み、ウエット路面から少しずつドライ路面に転じるなか、タイヤ交換のタイミングをうかがった。

藤井誠暢は33周を終えてピットインし、元嶋佑弥に交代。その際スリックタイヤを装着し追い上げを図るが、レース中盤、アクシデントにより二度にわたったセーフティカーがD'station Porscheにとって非常にタイミングが悪く、上位進出の望みが厳しくなってしまう。また、藤井誠暢のドライブ中に#21 アウディと接触したことによるドライビングスルーペナルティが課されてしまった。

元嶋佑弥はそれでも諦めることなく、初めてレースでドライブするポルシェ911 GT3 Rの習熟を進めながら、ラップタイムを上げていきチェッカーを受けた。ただ、元嶋佑弥のドライブ中に黄旗中の追い越しがあったとして、レース後競技結果に47秒のペナルティが課され、最終的にD'station Porscheの順位は15位となった。

もう1台の911 GT3RでGT300クラスに参戦するGULF NAC PORSCHE 911(#9)は、ジョノ・レスターのアタックで予選は15番手グリッドを獲得する。レースでは序盤、19番手前後を走行しながら追い上げを披露。中盤36周目にピットインし、レスターから峰尾恭輔に交代。セーフティカー後も少しずつポジションを上げ、10位でフィニッシュ。貴重な1ポイントを加算した。

次のスーパーGTレース 第4戦は、8月6日に静岡県の富士スピードウェイで決勝レースが行われる予定になっている。

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カテゴリー: F1 / SUPER GT / ポルシェ