SUPER GT 2018年のSUPER GT 岡山国際サーキット 開幕戦
4月7~8日に岡山国際サーキットで開幕を迎える2018年AUTOBACS SUPER GT SERIES。ホンダは今年もGT500クラスに5チーム/5台のHonda NSX-GTを投入し、2010年以来遠ざかっているシリーズタイトルの獲得に向けて体制を強化し、戦いの準備を整えている。

まずチーム体制で注目すべきは、元F1世界選手権チャンピオンで、B.A.R Hondaなどでも活躍したジェンソン・バトンの参戦。昨シーズンの鈴鹿1,000kmへのスポット参戦を経て、いよいよ今年はフルシーズン参戦することになった。

ジェンソン・バトンは山本尚貴とのコンビでTEAM KUNIMITSUのRAYBVRIG NSX-GTをドライブ。すでにセパン、岡山、富士の開発テストを経験し、特に岡山テストでは初日の全セッションを担当するなど、多くの周回数をこなしてGT流のドライビングスタイルを習熟し、準備万端で開幕戦に臨む。

また、伊沢拓也は古巣のAUTOBACS RACING TEAM AGURIへ復帰し、野尻智紀とともにARTA NSX-GTをドライブする。またTEAM MUGEN、KEIHIN REAL RACING、Epson Nakajima Racingの3チームは、昨年来のドライバー体制を維持して今シーズンに臨む。

5チームが使用するレース車両は、本田技術研究所で開発を進めたNSX-GT。2014年車両規定の導入とともに開発・投入されたNSX Concept GTのデビューからは5年目、2017年の新車両規定からは2年目の挑戦となる。

今シーズンのNSX-GTは、フロントフェンダーやサイドダクトのデザインを進化させ、空力効率改善、熱対策などの性能向上を図っている。また、ラジエーター搭載位置の変更などで重量配分を最適化し、さらにサスペンションもより幅広いコンディションに対応する方向性を目指した。2リッター直列4気筒シングルターボ・エンジン(HR-417E)も、熱効率や出力特性の向上を図っている。

使用するタイヤは各チームとも昨年と変わらず、TEAM MUGENがヨコハマ、Epson Nakajima Racingがダンロップ、それ以外の3チームはブリヂストンを使用する。

また、GT300クラスでは、昨年まで世界ツーリングカー選手権を戦っていた道上龍が大津弘樹をパートナーに国内に復帰し新チームModulo Drago CORSEを結成し、また、ブランパンGTシリーズなどで活躍してきたCARGUY Racingは横溝直樹、木村武史をドライバーに迎え、NSX GT3で、激戦のGT300クラスでの勝利を目指す。

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カテゴリー: F1 / SUPER GT