スーパーGT ホンダ
2017 オートバックス SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が4月8日(土)、岡山県美作市にある岡山国際サーキットで開幕した。

GT500クラスのレギュレーションが改正された今シーズン、ホンダは新規則に対応した5台のニューマシン「NSX-GT」を投入。また、今季よりチーム・ムゲンがシリーズに復帰した。

予選では3台のNSX-GTがQ1を突破。ライバルを含む計8台が挑んだQ2では、2回の赤旗の間隙を突いてタイミングよくアタックした#8 ARTA NSX-GT(野尻/小林)がポールポジションを獲得した。

82周で争われる決勝レースは、明日9日(日)の午後2時30分にスタートする予定。

野尻智紀 (♯8 オートバックス レーシング チーム・アグリ)
開幕戦なのでなんとかQ2に進みたいと思っていましたが、Q1のタイムはライバルたちと互角だったので、クルマをもう少しアジャストすればQ2でも上位に入れると期待していました。結果的に、Q2で真っ先にコースインした小林選手がポールポジションを獲得しましたが、それはただ運がよかっただけでなく、小林選手が一生懸命タイヤを温め、序盤からプッシュしたことがこの結果につながったと思います。今日はすごくいい1日だったので、明日もこの流れに乗って戦います。

小林崇志 (♯8 オートバックス レーシング チーム・アグリ)
今年からGT500に復帰しましたが、ポールポジションを獲るまでには時間がかかると思っていたので、今日の結果はラッキーな一面もありました。もちろん、野尻の頑張りがなければポールポジションは獲得できませんでした。Q2では、タイヤを温めている段階からフィーリングがよかったので、ドライの状態でもいいタイムを残せるマシンの仕上がりだったと思います。オフシーズンからのメンバー全員の努力を、まずはひとつ結果に残すことができてよかったと思います。

塚越広大 (♯17 ケーヒン リアル レーシング)
午前中のプラクティスは雨が降った影響で、予定どおりマシンを確認できない部分もありました。それでもウィンターテストでの好感触が残っていたので、予選に向けては自信がありました。おかげで僕が担当したQ1は問題なく通過できましたが、Q2はアクシデントが続く荒れ模様となり、自分たちの実力をしっかり発揮できませんでした。明日は速いペースを維持できれば追い上げられると思うので、表彰台を目標に精一杯頑張ります。

小暮卓史 (♯17 ケーヒン リアル レーシング)
僕が担当したQ2は赤旗が2回も提示されてしまい、思い切ってアタックできませんでした。結果的にアタックできたのはセクター1だけでしたが、それでもフィーリングがいいことは確認できたので、できれば1周フルアタックしたかったです。もっとも1回目の赤旗が出る直前から小雨が降り始め、滑りやすい状態になっていたので、その意味でも残念な予選でした。事前のテストに続いてマシンのフィーリングはいいので、明日もベストを尽くして着実に追い上げたいと思います。

佐伯昌浩 (株式会社本田技術研究所 Honda GT プロジェクトリーダー)
ウィンターテストではライバルとの差を詰め切れなかったので、開幕戦では苦戦を強いられることも予想していました。ただし、テスト後もホモロゲーション(車両の登録手続き)が行われる直前までエアロダイナミクスを中心に開発を続けてきた結果、ライバルと十分に戦えるレベルに仕上がりました。岡山国際サーキットはコース幅が狭いので、明日の決勝では着実にゴールを目指すなかで上位を目指し、ニューマシンのデータをしっかり収集したいと考えています。

2017 SUPER GT 開幕戦 岡山国際サーキット 予選 : #8 ARTA(野尻/小林)が初陣のNSX-GTをポールポジションに導く

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カテゴリー: F1 / SUPER GT / ホンダF1