【スーパーフォーミュラ】 トヨタ:最終戦 鈴鹿 予選レポート
2レース制で行われるスーパーフォーミュラ最終戦の予選が行われ、レース1、レース2共にランキング5位の石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)がポールポジションを獲得。ランキング2位につけるチームメイトの国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING)がレース1で2番手、レース2で3番手と好グリッドを獲得し、チャンピオンが決まる明日の2レースに臨む。
一方、ランキング首位で今大会を迎えた関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は両レース共に13番手と後方グリッドに沈むこととなった。
10月29日(土)スーパーフォーミュラ最終戦の予選が行われた。今大会は2レース制で実施されるため、Q1の結果でレース1のスターティンググリッド、通常通りノックアウト方式のQ2、Q3でレース2のグリッドが決定された。
専有走行が行われた28日(金)は雨模様となったが、29日(土)は朝から好天。朝方こそコース上に若干濡れた部分が残っていたものの、練習走行時にはほぼ乾き、予定よりも5分遅れの午後2時20分からの予選は、完全なドライ、気温22度、路面温度27度というコンディションの下で開始された。
レース1のグリッドを決定するため、通常よりも重要度の高いQ1は、予選開始時間のかなり前から多くの車両がピットロードで待機。セッション前半に全車1度アタックを終えたところでピットへと戻り、残り7分ほどで再アタックに入った。
ここで石浦がコンマ3秒以上ライバルを引き離すトップタイムをマーク。チームメイトの国本が2番手で続き、タイトルを争うP.MU/CERUMO・INGINGの2台がレース1のフロントローを占めることとなった。
ランキング3位につけるアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM'S)が最後にマークしたタイムで4番手。ランキング4位の中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)が6番手と、タイトルを争うドライバーが着実に好位置ににつける一方で、ランキング首位で今大会に臨んだ関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)はタイムが伸びず苦戦。13番手と後方グリッドに沈んでしまった。
10分間のインターバルの後に開始されたQ2(7分間)は、石浦がマークしたタイムを国本が上回ってトップに。Q1に続き好調なP.MU/CERUMO・INGING勢が1-2につけた。中嶋一貴が7番手、再び最後にアタックタイムを刻んだロッテラーが8番手でQ3へと進出。関口はここでも13番手に終わり、レース2も13番手と後方からの追い上げを余儀なくされることとなった。
Q3(7分間)も国本と石浦がセクター毎のトップタイムを塗り替え合う接戦となったが、ここにストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が割って入る僅差の争いに。しかし、石浦が0.005秒差でこの争いを制し、レース1に続きレース2でもポールポジションを獲得。貴重なボーナスポイント2点を獲得することとなった。
ロッテラーはこのQ3で5番手、中嶋一貴が6番手となり、レース2ではVANTELIN TEAM TOM'Sの2台が3列目に並ぶこととなった。
石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)
「今回、予選からまず2点を取るという目標があったので、それが出来てほっとしている。正直、そんなに順調に行くとも思っていなかったところもあるので、急にチャンスが来てびっくりしている状況でもある。ただ、前戦SUGOが非常に悪い結果になってしまったので、全て見直し、チーム一丸となって準備してきたことが効を奏し、2台揃ってここまで良い勝負が出来ているんだと思う。レースはやってみないと分からないが、とりあえずここまでは良い流れで来られてほっとしている。去年はポイントリーダーとして迎えてプレッシャーもあり、苦しい最終戦だったが、今年は去年取ったこともあるし、追うものの強みというか、思い切ってやるだけという気持ちで臨めている。もちろん2連覇を狙っているが、自分の力を出し切れればと思っている」
国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING)
「午前中の走り始めからとても調子が良く、今回はかなり行けるなという自信があった。練習走行の最後に新品タイヤを履いたときのバランスが思ったようではなく7番手になってしまったが、そこからしっかりと話し合い、石浦さんのデータも共有しながらセットアップを合わせていった。Q1、Q2、Q3と自分の中ではベストな走りが出来たと思っているし、クルマも完璧で気持ちよくアタック出来たが、それ以上に石浦さんが本当に速かった。明日は2レースあるので、しっかり準備したい。絶対にチャンピオンを取りたいと思っているし、そのためには、自分の力をフルに出さなくてはならない。これまで準備してきたことを信じて、強い気持ちで2レース戦うだけだ」
関連:スーパーフォーミュラ 最終戦 予選:石浦宏明が連続ポールポジション
カテゴリー: F1 / スーパーフォーミュラ
一方、ランキング首位で今大会を迎えた関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は両レース共に13番手と後方グリッドに沈むこととなった。
10月29日(土)スーパーフォーミュラ最終戦の予選が行われた。今大会は2レース制で実施されるため、Q1の結果でレース1のスターティンググリッド、通常通りノックアウト方式のQ2、Q3でレース2のグリッドが決定された。
専有走行が行われた28日(金)は雨模様となったが、29日(土)は朝から好天。朝方こそコース上に若干濡れた部分が残っていたものの、練習走行時にはほぼ乾き、予定よりも5分遅れの午後2時20分からの予選は、完全なドライ、気温22度、路面温度27度というコンディションの下で開始された。
レース1のグリッドを決定するため、通常よりも重要度の高いQ1は、予選開始時間のかなり前から多くの車両がピットロードで待機。セッション前半に全車1度アタックを終えたところでピットへと戻り、残り7分ほどで再アタックに入った。
ここで石浦がコンマ3秒以上ライバルを引き離すトップタイムをマーク。チームメイトの国本が2番手で続き、タイトルを争うP.MU/CERUMO・INGINGの2台がレース1のフロントローを占めることとなった。
ランキング3位につけるアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM'S)が最後にマークしたタイムで4番手。ランキング4位の中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)が6番手と、タイトルを争うドライバーが着実に好位置ににつける一方で、ランキング首位で今大会に臨んだ関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)はタイムが伸びず苦戦。13番手と後方グリッドに沈んでしまった。
10分間のインターバルの後に開始されたQ2(7分間)は、石浦がマークしたタイムを国本が上回ってトップに。Q1に続き好調なP.MU/CERUMO・INGING勢が1-2につけた。中嶋一貴が7番手、再び最後にアタックタイムを刻んだロッテラーが8番手でQ3へと進出。関口はここでも13番手に終わり、レース2も13番手と後方からの追い上げを余儀なくされることとなった。
Q3(7分間)も国本と石浦がセクター毎のトップタイムを塗り替え合う接戦となったが、ここにストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が割って入る僅差の争いに。しかし、石浦が0.005秒差でこの争いを制し、レース1に続きレース2でもポールポジションを獲得。貴重なボーナスポイント2点を獲得することとなった。
ロッテラーはこのQ3で5番手、中嶋一貴が6番手となり、レース2ではVANTELIN TEAM TOM'Sの2台が3列目に並ぶこととなった。
石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)
「今回、予選からまず2点を取るという目標があったので、それが出来てほっとしている。正直、そんなに順調に行くとも思っていなかったところもあるので、急にチャンスが来てびっくりしている状況でもある。ただ、前戦SUGOが非常に悪い結果になってしまったので、全て見直し、チーム一丸となって準備してきたことが効を奏し、2台揃ってここまで良い勝負が出来ているんだと思う。レースはやってみないと分からないが、とりあえずここまでは良い流れで来られてほっとしている。去年はポイントリーダーとして迎えてプレッシャーもあり、苦しい最終戦だったが、今年は去年取ったこともあるし、追うものの強みというか、思い切ってやるだけという気持ちで臨めている。もちろん2連覇を狙っているが、自分の力を出し切れればと思っている」
国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING)
「午前中の走り始めからとても調子が良く、今回はかなり行けるなという自信があった。練習走行の最後に新品タイヤを履いたときのバランスが思ったようではなく7番手になってしまったが、そこからしっかりと話し合い、石浦さんのデータも共有しながらセットアップを合わせていった。Q1、Q2、Q3と自分の中ではベストな走りが出来たと思っているし、クルマも完璧で気持ちよくアタック出来たが、それ以上に石浦さんが本当に速かった。明日は2レースあるので、しっかり準備したい。絶対にチャンピオンを取りたいと思っているし、そのためには、自分の力をフルに出さなくてはならない。これまで準備してきたことを信じて、強い気持ちで2レース戦うだけだ」
関連:スーパーフォーミュラ 最終戦 予選:石浦宏明が連続ポールポジション
カテゴリー: F1 / スーパーフォーミュラ