スーパーフォーミュラ | 大荒れの開幕戦を制したのはニック・キャシディ!
2019年のスーパーフォーミュラ 開幕戦の決勝が4月21日(日)に鈴鹿サーキットで行われ、ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM'S)が波乱のレースを制した。
2014年以降昨年まで5シーズンに渡って用いられてきたシャシー『SF14』に替わって新型シャシー『SF19』がデビューした開幕戦は、リタイア続出の大荒れのレース展開となった。
気温25℃、路面温度37度のドライコンディションで43周のレースをスタート。スタートではポールポションの牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)が好スタートを決めてトップをキープ。ミディアムタイヤの山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が2番手に浮上。アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)、そして、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が4番手に順位を上げてオープニングラップを終える。
だが、2周目にアレックス・パロウが2番手を取り戻し、NAKAJIMA RACINGが1-2体制を築く。そして、関口雄飛と平川亮が山本尚貴を抜いてIMPULが3-4番手に続く。
だが、アレックス・パロウのスタートに対してドライブスルーペナルティが科せられて9周目に消化。その直後、平川亮がストップ、トリスタン・シャルパンティエ(REAL RACING)がクラッシュしてセーフティカーが入り、ピットは大混乱となる。関口雄飛にギアボックストラブルが発生してレースをリタイアする。
セーフティカーでのタイヤ交換によってミディアムスタートのドライバーが有利に。ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM'S)、山本尚貴がソフトからミディアムに交換した牧野任祐を攻略する。
だが、ハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark)と中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)がデグナーで接触してストップ。予選でもクラッシュした二人だ。ここで2度目のセーフティカーが入り、ミディアムに交換していたダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN)が再びソフトに履きかえる。石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)が駆動系のトラブルでピットでリタイアする。
レースは2度のセーフティカーでもタイヤ交換を行っていない小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)がトップ、アレックス・パロウが2番手で再開。だが、ここでパロウの左フロントタイヤにトラブルが発生してコース上にストップ。マシン改修のために3回目のセーフティカーが入る。
27周目、牧野任祐の右リアにトラブルが発生してクラッシュ。フロントローからスタートしたNAKAJIMA RACINGの2台がリタイアとなる。これで4回目のセーフティカーが入り、小林可夢偉は7秒まで築いていたリードを失うとともにピットインのタイミングを計れない。
32周目にレースは再開し、まだピットインしていない小林可夢偉が引き離しにかかり、ラスト2周で2番手に10秒以上の差をつけてピットイン。タイヤ交換を行って、10番手でコースに復帰。
優勝はニック・キャシディ。スーパーフォーミュラでの自身2勝目。2位には山本尚貴、3位には山下健太(KONDO RACING)が続いた。
カテゴリー: F1 / スーパーフォーミュラ
2014年以降昨年まで5シーズンに渡って用いられてきたシャシー『SF14』に替わって新型シャシー『SF19』がデビューした開幕戦は、リタイア続出の大荒れのレース展開となった。
気温25℃、路面温度37度のドライコンディションで43周のレースをスタート。スタートではポールポションの牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)が好スタートを決めてトップをキープ。ミディアムタイヤの山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が2番手に浮上。アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)、そして、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が4番手に順位を上げてオープニングラップを終える。
だが、2周目にアレックス・パロウが2番手を取り戻し、NAKAJIMA RACINGが1-2体制を築く。そして、関口雄飛と平川亮が山本尚貴を抜いてIMPULが3-4番手に続く。
だが、アレックス・パロウのスタートに対してドライブスルーペナルティが科せられて9周目に消化。その直後、平川亮がストップ、トリスタン・シャルパンティエ(REAL RACING)がクラッシュしてセーフティカーが入り、ピットは大混乱となる。関口雄飛にギアボックストラブルが発生してレースをリタイアする。
セーフティカーでのタイヤ交換によってミディアムスタートのドライバーが有利に。ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM'S)、山本尚貴がソフトからミディアムに交換した牧野任祐を攻略する。
だが、ハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark)と中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)がデグナーで接触してストップ。予選でもクラッシュした二人だ。ここで2度目のセーフティカーが入り、ミディアムに交換していたダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN)が再びソフトに履きかえる。石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)が駆動系のトラブルでピットでリタイアする。
レースは2度のセーフティカーでもタイヤ交換を行っていない小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)がトップ、アレックス・パロウが2番手で再開。だが、ここでパロウの左フロントタイヤにトラブルが発生してコース上にストップ。マシン改修のために3回目のセーフティカーが入る。
27周目、牧野任祐の右リアにトラブルが発生してクラッシュ。フロントローからスタートしたNAKAJIMA RACINGの2台がリタイアとなる。これで4回目のセーフティカーが入り、小林可夢偉は7秒まで築いていたリードを失うとともにピットインのタイミングを計れない。
32周目にレースは再開し、まだピットインしていない小林可夢偉が引き離しにかかり、ラスト2周で2番手に10秒以上の差をつけてピットイン。タイヤ交換を行って、10番手でコースに復帰。
優勝はニック・キャシディ。スーパーフォーミュラでの自身2勝目。2位には山本尚貴、3位には山下健太(KONDO RACING)が続いた。
2019年 スーパーフォーミュラ 開幕戦 鈴鹿 決勝 結果・順位
Po | No | Driver | Team | Engine |
---|---|---|---|---|
1 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN TEAM TOM'S | トヨタ |
2 | 1 | 山本尚貴 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | ホンダ |
3 | 3 | 山下健太 | KONDO RACING | トヨタ |
4 | 16 | 野尻智紀 | TEAM MUGEN | ホンダ |
5 | 39 | 坪井翔 | JMS P.MU/CERUMO・INGING | トヨタ |
6 | 4 | 国本雄資 | KONDO RACING | トヨタ |
7 | 50 | ルーカス・アウアー | B-Max Racing with motopark | ホンダ |
8 | 15 | ダニエル・ティクトゥム | TEAM MUGEN | ホンダ |
9 | 18 | 小林可夢偉 | carrozzeria Team KCMG | トヨタ |
10 | 7 | アルテム・マルケロフ | UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | トヨタ |
11 | 5 | 福住仁嶺 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | ホンダ |
12 | 8 | 大嶋和也 | UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | トヨタ |
65 | 牧野任祐 | TCS NAKAJIMA RACING | ホンダ | |
64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING | ホンダ | |
38 | 石浦宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING | トヨタ | |
36 | 中嶋一貴 | VANTELIN TEAM TOM'S | トヨタ | |
51 | ハリソン・ニューウェイ | B-Max Racing with motopark | ホンダ | |
19 | 関口雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | トヨタ | |
20 | 平川亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | トヨタ | |
17 | トリスタン・シャルパンティエ | REAL RACING | ホンダ |
カテゴリー: F1 / スーパーフォーミュラ