消滅の危機を迎えたスーパーアグリ
なんとかスペインGPへ参戦したスーパーアグリだが、それが最後のレースとなる可能性が出てきた。スーパーアグリは、30日にホンダと最終会談を行うとされている。

新たなスポンサーを見つけられずにいるスーパーアグリ。ホンダには約1億ドル(約106億円)もの借金があるとされ、スペインGPの参戦費用(約3億円)もホンダが肩代わりしたらしい。このまま資本提携先が見つからない場合、ホンダが支援を打ち切る可能性は高い。ホンダが支援打ち切りは、スーパーアグリの消滅を意味する。

スペインGPでは、スポンサーが決まらず、真っ白な車体にカッティングシートで“応急処置”を施したマシンで出走したスーパーアグリ。再開したとされたマグマ・グループとの交渉も、2010年から独自シャシーを製造するという規定がネックとなり、ドバイの投資企業が再度撤退を表明したことが明らかになった。

ホンダは今後、スーパーアグリへの一戦ごとの支援を行わないとの姿勢をみせている。それはスポンサーが見つかり、財政問題がクリアにならない限り、次のトルコGPへの出場がなく、最悪の場合、スーパーアグリの消滅、F1からの撤退をも意味する。

F1の最高権力者であるバーニー・エクレストンもスーパーアグリの今後については悲観的なコメントを残した。「彼らはあまり良い状態ではない。彼らがF1にとどまってくれることを願っている。先週は彼らのことを助けたからね」

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カテゴリー: F1 / スーパーアグリ