2024年 F1スペインGP 予選:11番手以下 F1ドライバーコメント
2024年のF1世界選手権 第10戦 スペインGPの予選で11番手以下だったドライバーのコメント。

角田裕毅の所属するRBは多くのアップグレードを持ち込んだが、初日に新しいリアウイングのDRSにトラブルが発生したことで、旧スペックに戻すことを余儀なくされた。新しいパッケージのなかでリアウイングだけ旧型という中途半端な状態で競争力を発揮できず、角田裕毅が17番手、ダニエル・リカルドが18番手と最後から2列目と厳しい土曜日となった。

11番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「今日の予選は、数台のマシンがわずかコンマ数秒差の接戦だった。セッション開始前は少し悲観的だったけど、セルジオ(ペレス)のペナルティにより明日のレースを10番グリッドからスタートできることは非常に喜ばしいことだ。母国ファンの応援は素晴らしく、本当に感謝している。もっと上位を目指して戦いたいところだけど、明日はトップ10からスタートし、レースを最大限に活かしてポイントを獲得できるよう頑張っていく」

12番手:バルテリ・ボッタス(ザウバー)
「2台ともQ2に進出できて良かった。今日のコースでの感触は良く、今週末はこれまでかなり順調だ。今週末のマシンはこれまでのイベントよりも間違いなく良くなっている。今週末はずっと自信を持って走ることができた。今回持ち込んだ新しいパーツも確実に役割を果たし、小さながらも確かな進歩を遂げることができた。今日の結果は、現時点で達成できる最大限の結果だったと思う。これが今の僕たちのペースだ。Q3までそれほど離れていないことも励みになる。今シーズンここまででポイント獲得の最高のチャンスだと思うけど、仕事はまだ半分しか終わっていない。明日、最高のパフォーマンスを発揮して、このポジションをトップ10入りへのチャンスに変えなければならない」

13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
「何も残すことなく、クリーンなラップを刻むことができたと思う。これが僕たちの究極のペースだ。それが今日の状況だ。マシンの調子は悪くないけど、時に扱いにくいところもある。高速バランスと一般的なグリップについては、まだ改善の余地がある。燃料が多いと弱点がより顕著になるけど、それは他のドライバーも同じだ。明日は接戦になるだろうし、おそらくDRSトレインもいくつかあるだろう」

14番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「厳しい予選になることは分かっていたし、今日はQ2に2台が進出できたことが精一杯だったと思う。このトラックではトップチームと戦うだけのペースがない。Q1では少しトラフィックに巻き込まれたけど、早めにコースインすることを選択し、Q2の最終アタックではコースがほぼ空いていた。ロングランのペースは予選よりも少し速いので、明日のレースで何ができるか見てみようと思う」

15番手:周冠宇(ザウバー)
「今日はQ2に進出できて本当に嬉しい。これは良い結果だが、それと同じくらい重要なのは、マシンへのフィーリングと自信を取り戻せたことだ。Q1ですでに新しいタイヤセットを使用していたため、新しいセットに交換する前にユーズドのソフトでスタートせざるを得なかったため、Q2を抜け出すのは難しいかもしれないことはわかっていたけど、最終的な結果に文句を言うことはできない。今週末は、一歩下がった少しリセットした。ここ数戦は厳しかったので、シャシーを交換するなど、大幅な変更を加えた。その結果、すべてがうまくまとまりつつあるように感じる。また、チームとして前進し、今週末は格段に速くなったことを嬉しく思う。明日のレースでは、上位10台が非常に強いことは分かっているけど、この良いグリッドポジションを良い結果につなげるために、懸命に取り組んでいく」

2024年F1 スペインGP 予選

16番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「予選が接戦になることは分かっていた。この厳しい状況では、すべてを出し切らなければならない。ベストパフォーマンス10分の1秒でも逃せば、その代償は大きい。今日も僕たちにとってはクリーンなセッションではなかった。トラフィックがあった。もう少しペースを上げれば通過できただろうけど、そういう事態になったときに備えて、何か策を用意しておかなければならない。僕たちは16番手だけど、マシンの状態は悪くない。明日、いくつか順位を上げ、良いレースを展開できれば、そこから戦っていけると思う」

17番手:角田裕毅(RB)
「今週末はペースに悩まされていたので、改善のためにいろいろ試してみたところ、予選ではフリー走行に比べてよい感触を得ることができました。少なくともラップには満足していますし、今のパッケージを最大限に活かすことができたと思います。今日は残念でしたが、チームでこの困難な状況に立ち向かうことが重要です。チームにとって、苦労から学びを得て成長するいい機会だと思います。前向きに取り組み続けることが大切なので、引き続き最善を尽くします」

18番手:ダニエル・リカルド(RB)
「この週末はトリッキーだった。マシンに装着されている多くの新しいパーツをうまく機能させる最善の方法を見つける必要があると思う。昨日のフリー走行ではうまくバランスが取れていなかったけど、 一晩で大きく変更を施したところ予選ではだいぶよくなった。マシンの感触とバランスは改善されましたけど、残念ながらタイムにはまだ反映できていないようだ。ソフトタイヤを3セット使ったにもかかわらずチームの2台とも予選Q1で敗退してしまったことは、現時点では僕たちにペースがないことを表している。まだ改善できるはずだし、少しずつでも前進していきたい。今後似たような特性を持つサーキットでのレースが続く。明日の決勝まで時間が限られている中で、僕たちになにが足りていないのか把握しなければならない」

19番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「FP3が代表的ではないことは分かっていたけど、予選を少しがっかりして終えた。このトラックの長いコーナーはここ数年僕たちには向いていなかったけど、今日はマシンのフィーリングが良く、昨年と比べて大きく進歩した。マシンからもっと力を引き出せたかもしれないコーナーが1つか2つあったかもしれないけど、全体的にフィーリングは良かったし、今シーズンのこの段階でミッドフィールドがいかに強いかを示していると思う。接戦なので、明日どんなチャンスが巡ってくるか見てみよう」

20番手:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
「残念ながら、結局、マシンは同じスペックではなかった。我々が持ってきたフロアは期待通りのパフォーマンスを発揮できず、残念だ。僕たちは週末中、フロアが本来のパフォーマンスを発揮できるようにいろいろと変えようと懸命に取り組んできた。FP3よりも予選の方が少しだけ良かった。僕たち問題を理解し、今後のために解決する必要がある。これは僕にとってもチームにとっても良くないことだし、誰もこんな状況にはなりたくない。どんな状況でも我々は戦い続けるつもりだ」



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カテゴリー: F1 / F1スペインGP / F1ドライバー