インディカー | 佐藤琢磨の多重クラッシュを招いた走りに非難殺到
インディカー 第14戦ポコノの決勝レースで1周目にクラッシュに巻き込まれたドライバーたちは、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)の走りを非難している。
スタート直後のターン2で佐藤琢磨とアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)の接触をきっかけに多重クラッシュが発生。ライアン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポーツ)、フェリックス・ローゼンクビスト(チップ・ガナッシ)、ジェームズ・ヒンチクリフ(アロー・シュミット・ピーターソン・モータスポーツ)を含む5台が巻き込まれた。
最も激しいクラッシュとなったのはフェリックス・ローゼンクヴィストだった。マシンはバリアに乗り上げて滑っていった。
搬送された病院で検査を受けたフェリックス・ローゼンクヴィストは「今、病院からリリースされたところだ。あのキャッチフェンスに衝突して重傷を免れることができたことを本当にラッキーだったと感じている」とコメント。
「頭痛と背中に軽い痛みがある。数日後には通常の状態に戻れると思う。インディカーのトラックスタッフと医療関係者に感謝している。彼らは素晴らしい仕事をしてくれた。幸いにも他のドライバーも無事だった。それが何よりも重要だ。1周目にインシデントに巻き込まれてしまったのは残念だ。今日のマシンは良い状態だったと思う。ゲートウェイでマシンに戻るのを楽しみにしている」
レース前に16ポイント差だったニューガーデンとの差が35ポイントに広がったアレクサンダー・ロッシは「昨年以降、琢磨がどのように考えてあのような受け入れがたい運転をしているのか理解することすらでない」とコメント。
「500マイルのレースの開始時に、あのコーナーであのスピードで2台がクラッシュするなんて恥ずべき事だし、腹が立っている。おそらくチャンピオンシップが犠牲になった。このチームは一生懸命働いているので腹が立っている。リバウンドするまでに数日あるけど、この時点から勝利を目指すだけだ」
ライアン・ハンターレイは“すべてが手榴弾のようだった”とクラッシュについてコメント。
「500マイルだ。信じられる? 僕の意見では、こんなことは馬鹿げている。誰も怪我をしなかったことを神に感謝している。去年の500マイルのレースの開始時に、全員がレッスンを学んだと思っていた」
「ロッシにクリーンに仕掛けて、彼の4分の3を過ぎたところ、突然、後ろ向きになって、自分自身が内側のウォールにぶつかった。そして、トラフィックのなかで自分に向かってくる集団が見えた。もっとひ酷い事故になると思った。とても残念だ。500マイルのレースのスタートだ。自分の仕事をしようとしていたのに、ここでメディカルセンターの外で話しているなんてね」
「500マイルのレースのファーストラップだ。ドライバーはインディアナポリス500の最終ラップのように運転している。僕たちはそれをまとめる必要がある。過去4年間、ここでヘリコプターを使って病院に搬送されたドライバーを見れば、自主規制するべきだと思う。本当に残念だ。決して起こるべきではなかった。絶対に起こらなかったはずだ。スタート時の500マイルレースのすべての追い抜きは100%である必要がある」
ジェームス・ヒンチクリフは“非常識”だと語った。
「ターン1を抜けて、ターン2に入って、目の前で展開された。僕たちはスリーワイドでターン2に入っていったけど、それは良いアイデアではないことをわかっていたので僕は手を引いた。それが僕たちを救うと思ったんだとジェームス・ヒンチクリフはコメント。
「事故は僕の目の前で起こったけど、クラッシュしたマシンが内側に移動してきて、僕がいた方に滑り出して、どこにも行くことができなかった。最悪だよ。500マイルのレースだ。何回こんなことをしなければならなかったのかわからない。攻撃する前にフェンスにいて勝つチャンスもないなんてね。とにかくクレイジーだ。トップ10の半分がターン2で終えるなんて、ここに来て500マイルのレースをしようとしている人々にとって時間とエネルギーの無駄だ」
クラッシュ時に6番手を走行していた佐藤琢磨のチームメイトのグラハム・レイホールは「残念ながら、あと499マイルあるので我慢しなければならない」とコメント。
「僕たちこのトラックのリスクを知っている。あんなのを見るのは厳しいよね。琢磨はスリーワイドで進んで、彼が来ているサインを与えていたけど、それをするためのスペースはなかった。幸運にも僕はそこをくぐり抜け、後ろから追突されることもかった。私たちは大丈夫で、ここからレースをするよ。どれだけプッシュできるかわかっていると思う。時速226マイルでここのターン2に入ればふらつくものだ。それを復習する必要がある。500マイルのレースであり、それを認識しなければならない」
佐藤琢磨は自身のソーシャルメディアで批判の声について弁明した。
「ロッシのオンボードのリプレイを見れば、僕がいきなり彼に当たっていったように見えますが、自分のオンボードを見れば路面のシールに沿ってまっすぐ走っていて、そこに急に左後ろから当てられているように映っています」とコメント。
「そのVTRをインディカーにも見てもらい説明しましたし、彼らは11台のカメラで分析もしています。見え方によって意見が食い違っているのかもしれませんが、その点において僕も自分の正当性はきちんと主張しなくてはいけないと思ってます」
インディカーのオフィシャルはこの事故を“避けられない事故”だったと判断している。
カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / インディカー
スタート直後のターン2で佐藤琢磨とアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)の接触をきっかけに多重クラッシュが発生。ライアン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポーツ)、フェリックス・ローゼンクビスト(チップ・ガナッシ)、ジェームズ・ヒンチクリフ(アロー・シュミット・ピーターソン・モータスポーツ)を含む5台が巻き込まれた。
最も激しいクラッシュとなったのはフェリックス・ローゼンクヴィストだった。マシンはバリアに乗り上げて滑っていった。
搬送された病院で検査を受けたフェリックス・ローゼンクヴィストは「今、病院からリリースされたところだ。あのキャッチフェンスに衝突して重傷を免れることができたことを本当にラッキーだったと感じている」とコメント。
「頭痛と背中に軽い痛みがある。数日後には通常の状態に戻れると思う。インディカーのトラックスタッフと医療関係者に感謝している。彼らは素晴らしい仕事をしてくれた。幸いにも他のドライバーも無事だった。それが何よりも重要だ。1周目にインシデントに巻き込まれてしまったのは残念だ。今日のマシンは良い状態だったと思う。ゲートウェイでマシンに戻るのを楽しみにしている」
レース前に16ポイント差だったニューガーデンとの差が35ポイントに広がったアレクサンダー・ロッシは「昨年以降、琢磨がどのように考えてあのような受け入れがたい運転をしているのか理解することすらでない」とコメント。
「500マイルのレースの開始時に、あのコーナーであのスピードで2台がクラッシュするなんて恥ずべき事だし、腹が立っている。おそらくチャンピオンシップが犠牲になった。このチームは一生懸命働いているので腹が立っている。リバウンドするまでに数日あるけど、この時点から勝利を目指すだけだ」
ライアン・ハンターレイは“すべてが手榴弾のようだった”とクラッシュについてコメント。
「500マイルだ。信じられる? 僕の意見では、こんなことは馬鹿げている。誰も怪我をしなかったことを神に感謝している。去年の500マイルのレースの開始時に、全員がレッスンを学んだと思っていた」
「ロッシにクリーンに仕掛けて、彼の4分の3を過ぎたところ、突然、後ろ向きになって、自分自身が内側のウォールにぶつかった。そして、トラフィックのなかで自分に向かってくる集団が見えた。もっとひ酷い事故になると思った。とても残念だ。500マイルのレースのスタートだ。自分の仕事をしようとしていたのに、ここでメディカルセンターの外で話しているなんてね」
「500マイルのレースのファーストラップだ。ドライバーはインディアナポリス500の最終ラップのように運転している。僕たちはそれをまとめる必要がある。過去4年間、ここでヘリコプターを使って病院に搬送されたドライバーを見れば、自主規制するべきだと思う。本当に残念だ。決して起こるべきではなかった。絶対に起こらなかったはずだ。スタート時の500マイルレースのすべての追い抜きは100%である必要がある」
ジェームス・ヒンチクリフは“非常識”だと語った。
「ターン1を抜けて、ターン2に入って、目の前で展開された。僕たちはスリーワイドでターン2に入っていったけど、それは良いアイデアではないことをわかっていたので僕は手を引いた。それが僕たちを救うと思ったんだとジェームス・ヒンチクリフはコメント。
「事故は僕の目の前で起こったけど、クラッシュしたマシンが内側に移動してきて、僕がいた方に滑り出して、どこにも行くことができなかった。最悪だよ。500マイルのレースだ。何回こんなことをしなければならなかったのかわからない。攻撃する前にフェンスにいて勝つチャンスもないなんてね。とにかくクレイジーだ。トップ10の半分がターン2で終えるなんて、ここに来て500マイルのレースをしようとしている人々にとって時間とエネルギーの無駄だ」
クラッシュ時に6番手を走行していた佐藤琢磨のチームメイトのグラハム・レイホールは「残念ながら、あと499マイルあるので我慢しなければならない」とコメント。
「僕たちこのトラックのリスクを知っている。あんなのを見るのは厳しいよね。琢磨はスリーワイドで進んで、彼が来ているサインを与えていたけど、それをするためのスペースはなかった。幸運にも僕はそこをくぐり抜け、後ろから追突されることもかった。私たちは大丈夫で、ここからレースをするよ。どれだけプッシュできるかわかっていると思う。時速226マイルでここのターン2に入ればふらつくものだ。それを復習する必要がある。500マイルのレースであり、それを認識しなければならない」
佐藤琢磨は自身のソーシャルメディアで批判の声について弁明した。
「ロッシのオンボードのリプレイを見れば、僕がいきなり彼に当たっていったように見えますが、自分のオンボードを見れば路面のシールに沿ってまっすぐ走っていて、そこに急に左後ろから当てられているように映っています」とコメント。
「そのVTRをインディカーにも見てもらい説明しましたし、彼らは11台のカメラで分析もしています。見え方によって意見が食い違っているのかもしれませんが、その点において僕も自分の正当性はきちんと主張しなくてはいけないと思ってます」
インディカーのオフィシャルはこの事故を“避けられない事故”だったと判断している。
カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / インディカー