佐藤琢磨 インディカー
佐藤琢磨は、インディカー第4戦アラバマの予選で実力を発揮する前に終了するという不運に見舞われ、明日の決勝を18番グリッドからスタートすることになった。

アップダウンが多く、緑に包まれたバーバー・モータースポーツ・パークは、全長2.3マイルに17個のバラエティ豊かなコーナーを備えた非常にテクニカルなサーキット。金曜、土曜で合計3回のプラクティスを行ったあと、予選は好天下の気温も上がり過ぎない心地いいコンディションで開催された。

佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)はグループ2でファーストステージに挑んだが、トニー・カナーンの事故による赤旗によってアラックする機会を得られず、18番手で予選を終えた。

佐藤琢磨 (18番手)
「予選ファーストステージのグループ2に出場しましたが、グリップの高いソフトタイヤでのアタックを行う前にトニー・カナーンのマシンがピット出口でアクシデントを起こして赤旗が出され、そのままセッション終了時刻までグリーンフラッグが振られることはなく、実力を発揮できずにグループ9番手で予選は終了。スターティンググリッドは18番手と決まりました。この予選で一度のアタックしかできませんでした。ハードコンパウンドのタイヤでのウォームアップ的な意味を持った走行でした。しかし、そこで少し速く走っておく必要がありました。グリップが高いタイヤでのアタックを行う前に、そのまま予選のファーストステージ、グループ2のセッションは終了してしまいました。明日は雨が降る予報ですが、新しいユニバーサルエアロキット装着マシンでのレースがウエットでどのようになるのか、だれにも予測がつきません。ウエットコンディション用のセットアップで走ったことのあるドライバーはおらず、ウエットタイヤで走ったことのある人もいないからです。ほんの数人、ここバーバー・モータースポーツ・パークでの合同テストのときにウエットで走っていますが……。私たちは走らなかったので、ウエットコンディションだとどんな戦いになるのかは、明日実際に戦ってみないと分かりません」

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カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨