佐藤琢磨
佐藤琢磨は、インディ500を13位で終えた。

18番グリッドからスタートした佐藤琢磨は、1回目のピットストップを31周目に迎えた時点で14番手までポジションアップ。このあとすぐにトップ10入りを果たし、50周目を迎える前に6番手まで順位を上げた。

ところが、佐藤琢磨は57周目のターン2で他車の巻き起こしたタービュランスを浴びてスピン。

なんとかマシンをコントロールして壁にヒットすることは避けたが、エンジンをストールさせたために1ラップの周回遅れに陥った。

佐藤琢磨とチームはフルコースコーションのタイミングを巧みに利用して周回遅れから脱出し、再びトップ争いに復活することを目指した。

しかし、マシンのセッティングが万全ではなく、タイヤに負担をかける走りとなっていたことから、思うようにポジションを上げていくことができず、13位でのゴールとなった。

佐藤琢磨(13位)
「スタート直後のマシンはハンドリングがよく、ライバルたちをオーバーテイクしていくことができました。ペースもよかったと思います。しかし、ハンドリングが次第に悪くなっていきました。ほかのマシンの後ろに入ると神経質な動きを見せるようになっていきました。57周目にスピンを喫したのは、すぐ前を走っていたドライバーが独特なラインどりをして、そのタービュランスを浴びたためでした。壁にヒットせずに済んだのはラッキーでしたが、そのあともマシンはグリップが上がらず、タイヤにブリスターが出ていたほどでした。厳しいレースで、真ん中の順位まで戻すのが精一杯でした。13位という結果は、今日のレースがインディ500であることを考えると本当に悔しいです。しかし、もう次の週末はデトロイトでのレースです。これからもチャンピオンシップはさらにし烈になっていくことでしょう。我々はトップを狙い、シーズン序盤からの勢いを保って、6月の連戦を戦っていきたいと考えています」

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カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / インディカー