佐藤琢磨、ホンダF1撤退は「とても悲しいニュース」

佐藤琢磨
ホンダがF1から撤退するという報せを聞いて、とても残念に思うと同時に強いショックを受けています。自分がモータースポーツ界に足を踏み入れることができたのは、ホンダと鈴鹿サーキットで運営されているSRS-Fというレーシングスクールのおかげですし、そもそも自分がF1に興味を抱いたのは、1987年に鈴鹿サーキットで開催されたF1日本GPでロータス・ホンダに乗るアイルトン・セナを見たのがきっかけでした。以来、自分のなかでホンダのモータースポーツに対するスピリットは絶対的なものとして生き続け、自分のF1におけるキャリアは常にホンダとともにあり続けてきました。
昨今のひときわ厳しい経済状況を考えれば、今回ホンダがF1からの撤退を決定したのはやむを得ないことだったのかも知れませんが、それでも、自分にとってとても悲しいニュースであることには変わりありません。
これまでF1開発に携わってきた栃木研究所の皆さん、そしてサーキットでともに戦ってきたホンダのスタッフに心からお礼を申し上げるとともに、今後の皆さんのご活躍をお祈り申し上げます。
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