「現時点での最速はレッドブル・ホンダ。メルセデスの開発力に注目」と元F1王者のニコ・ロズベルグ
元F1ワールドチャンピオンのニコ・ロズベルグが、2021年の開幕戦を終えた現時点での最速マシンはレッドブル・ホンダだと考えているが、メルセデスF1に対する優位性が最後まで続くかどうかには疑問を抱いている。

2021年のF1バーレーンGPでは、マックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンに0.4秒の差をつけた。決勝では2対1の構図となったメルセデスF1が戦略面でレッドブル・ホンダを倒したが、そこでも最速のマシンはレッドブル・ホンダだった。

「現時点ではレッドブル・ホンダが最速だ。それは彼らとメルセデスとの戦いを非常にエキサイティングなものにしている。今後、メルセデスとルイス・ハミルトンがどのように再び勢いを見つけてくるかは興味深いものになるだろう」とニコ・ロズベルグは Sky Sport にコメント。

だが、今年興味深いのは開幕戦F1バーレーンGPと第2戦F1エミリア・ロマーニャGPとの間には3週間の間隔が空いていることだ。7月まで開幕が延期され、連戦が続いた昨シーズンとは異なり、F1チームには本拠地でじっくりと今季マシンのデータと開発を検討する時間がある。2022年からは完全に新しい次世代F1マシンが導入されることもあり、特にシーズン序盤の補正がタイトルを行方を握ることになる。

この期間はメルセデスにアップデートの機会をもたらすが、それはライバルであるレッドブル・ホンダにも言えることであり、チームはすでにイモラにアップデートを投入することを予告している。

ニコ・ロズベルグも、突然メルセデスが前に出ることはないと考えている。

「いずれにしろ、イタリアではまだフェルスタッペンが最高のカードを持っているだろう」とニコ・ロズベルグは語った。

F1エミリア・ロマーニャGPでどちらのチームが優位に立つかは、セルジオ・ペレスにかかってくる。チームとの初戦となったF1バーレーンGPでは予選Q2で敗退。ピットレーンスタートにならなかったとしてもマックス・フェルスタッペンとメルセデスの2台との戦いをアシシトすることはでなかった。今後、ペレスがいかに早くにメルセデスとの戦いに加勢できるかが重要となってくる。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ニコ・ロズベルグ / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / メルセデスF1