ダニエル・リカルド ペレス契約延長も「レッドブルF1復帰は不可能じゃない」
ダニエル・リカルドは、セルジオ・ペレスがレッドブルとの契約を更新したとのニュースにもかかわらず、将来的にレッドブル・レーシングのF1シートに復帰する可能性は不可能ではないと断言している。

レッドブルのセカンドチームであるRBで今シーズンを迎えたダニエル・リカルドは、2025年に再びマックス・フェルスタッペンと組むためにペレスの後任の座を狙っていた。

しかし、リカルドよりも経験の浅いチームメイトの角田裕毅が19ポイントを獲得しているのに対し、5ポイントしか獲得できず、シーズン序盤は厳しいものとなっている。

リカルドは、今シーズンの最初の8ラウンドで、レッドブル・レーシングへの昇格に必要な基準を満たせなかったことを認めつつも、ペレスの新たな複数期契約が、2018年に空けたシートを獲得するという自身の夢を阻むものではないと確信している。

「あまり目立った成績を残せていない責任は自分にある」とリカルドは語った。「トップの座を争おうとするなら、かなりすごいことをしなければならない」

「それが決して実現しないという意味ではないと思う。キャリアをそこで終えたいと思っている。。でも、もちろん、短期的にはそれは実現しないだろう」

「ペレスの契約延長は『これで終わり』というような意味ではないと思う。『チャンスがなくなるかもしれない』などとは考えていない」

ダニエル・リカルド レッドブル・レーシング

ダニエル・リカルドはマイアミ・スプリントで印象的な4位を獲得したが、その後、それは好調を維持するための基盤というよりは稀な光明であったことが判明した。

「個人的には、マイアミで素晴らしい結果を残すことができた。でも、それ以降のシーズンは、自分が期待していたようなものではなかった」とリカルドは語る。

「そのようなチャンスを最大限に生かすために、今シーズンを今よりも良いものにしたいと思っている。それに僕は現実的でもある」

しかし、2025年に向けた見通しが不透明な中、リカルドは、これまでよりも速いペースでコース上での進歩を遂げたいと主張している。

「毎週末、一歩前進しているのかもしれないけど、もっと早く進歩したいと思っている」とリカルドは認めた。

「でも、確実に前進はしていると思う。まだ状況は好転できると信じている。とにかく前進してさらに良い結果を出すだけだ」

「そうだね、とにかく頑張らなきゃ。そして、もちろん、もし来年もここにいることができたらも嬉しい」

リカルドはトップで戦うペースを保っていると確信しているが、それをより安定的に発揮するには段階的な変化が必要だと考えている。

「まだスピードがあることはわかっている。ただ、現時点では安定性を保つために少し頑張り過ぎているのかもしれない」とリカルドは説明した。

「モナコ以来、自分自身をよく見つめ直した。すべてを根本から覆す必要はないと思うが、あちこちで1つか2つの変更を加えるつもりだ」

「それが週末をスムーズに過ごすためにもう少しだけ力を貸しくれれば、その勢いを維持していくだけだ」

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カテゴリー: F1 / ダニエル・リカルド / レッドブル・レーシング / ビザ・キャッシュアップRB