ダニエル・リカルド 「レッドブルF1のシミュレーターで再び火が付いた」
ダニエル・リカルドは、レッドブル・レーシングでのシーズン序盤のシミュレーターセッションが、いかに自分の中に再び火をつけ始めたかを明かした。

リカルドは、マクラーレンでの2年間の苦難を経て、今年、レースから遠ざかっている。レッドブルのサードドライバーとして、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスをサポートしながら、チームのマーケティング業務に携わっている。

これは、F1とのつながりを維持し、F1に関わり続けながら、次のステップに進む準備ができているのか、それともまだ競争への渇望があるのかを見極めるために引き受けた役割である。

また、その決定を下す過程にあるが、リカルドは、F1復帰を目指す方向に傾いていることを認めている。それは、今月初めにオーストラリアGPで彼の新しい役割でレースに初めて登場した後のことだ。それまでリカルドはミルトンキーンズにあるレッドブルのシミュレーターで時間を過ごしていた。

そのシミュレーターは、まさに“天啓”のようなものだった。

「今年のレッドブルでのシミュレーター初日は、正直、これまでで一番楽しいシミュレーターセッションだった」とリカルドは語った。

「3カ月近く運転していなかったから、すべてが新鮮で刺激的だったんだ。もちろん、多くの思い出がある環境に戻ってきたというものある」

「部屋の中でそれを感じた。昔、僕のエンジニアだったサイモンが一緒にセッションをやっていて、ある意味でちょっと笑っていしまった。とても良い一日だった」

「シムは仕事になっている感じがするし、確かに仕事になっている。 特にレーシングカードライバーとしてね。仕事に打ち込んで、終わったら帰る」

「でも、セッションをやっていると、誰かが『もう十分な周回数をこなしたら、終了してもいいよ』と言ったのを覚えている」

僕たは「いや、もう1周」という感じだったね。ラインを越えて、もう少しうまくやれる、『あと1周!』ってね」

「だから、僕を引きずり出すのは大変だと冗談を言い続けていたよ」

「それは少し珍しいことだった。年を重ねるほど、レースをしたいだけになり、テストなどに行くことはあまり気にしなくなっていたからね。本当の楽しみは、競争することだった」

「だから、シミュレーターを楽しむことができたので、しばらくの間、競争を離れてみてよかったと思う」

「その環境に戻れたことは、思っていた以上に良かった」

そのセッションは、マクラーレン時代に失った自信を取り戻すのに役立った。そして、もう1度レースに出たいという気持ちの表れでもあった。

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カテゴリー: F1 / ダニエル・リカルド / レッドブル・レーシング