ダニエル・リカルド
ダニエル・リカルドが、レッドブルに“ナンバー1ドライバー”として処遇するよう求めたと報じられている。

4年連続でF1でダブルタイトルを獲得したレッドブルだが、今年はメルセデスに主役の座を奪われ、昨年と比較するとメディア露出も大きく減少している。その陰で、レッドブル内部にも変化が生じてきているようだ。

F1ハンガリーGP以降、3レース連続で予選でチームメイトのダニエル・リカルドを上回ったセバスチャン・ベッテルだったが、決勝ではピットインのタイミングなどのレース戦略の違いもあり、ダニエル・リカルドの方が上位でレースを終えている。

今年、トロ・ロッソからレッドブルに昇格したダニエル・リカルドは、ここまでメルセデス以外のドライバーでは唯一表彰台の真ん中に3度も立っている。

ダニエル・リカルドは、今シーズン残りのレースでメルセデスと戦うために、レッドブルに対して自分を明確なナンバー1ドライバーとして処遇するよう求めたと言われている。

レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、現時点ではその要請を断ったとされているが、セバスチャン・ベッテルにとっては非常に辛い時期となっているのは間違いない。

セバスチャン・ベッテルは、マクラーレンから提示された巨額の報酬を伴う移籍オファーを真剣に検討しているようだとも噂されている。

セバスチャン・ベッテルは、F1公式サイトのインタビューで、“F1ベルギーGPでチームがもう全面的に自分をサポートしてはいないという印象を受けのではないか”との質問を受けた対して否定していた。

しかし、F1イタリアGP決勝では、再びスパ・フランコルシャンでのレースを再現するような結果となってしまった。

F1イタリアGP決勝後にスペインのテレビ局から友好的なインタビューを受けたセバスチャン・ベッテルは「スペインのテレビ局のほうが、チームよりも僕に信頼を置いてくれているみたいだね」と述べた。

しかし、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、このようなセバスチャン・ベッテルのコメントには大した意味はないと Sky に述べた。

「あれはレース後最初に出た感情的なものだった。彼は、予選ではリカルドを上回っていたが、決勝ではチームメートにやられてしまい、当然、落胆していたと思う。ごく普通の反応だ」

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カテゴリー: F1 / ダニエル・リカルド / レッドブル・レーシング