2025年F1 プレシーズンテストはメルセデスのアントネッリが最速で幕開け
メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた2025年プレシーズンテストの最初のセッションでペースを刻み、レッドブルのリアム・ローソンをリードした。

全10チームがサヒール砂漠に集結し、開幕戦オーストラリアGPに向けた3日間の走行を行い、新車に関する貴重なデータを収集した。

各チーム1台のマシンで走行し、1日が午前と午後のセッションに分かれているため、水曜日の最初の走行では20人のドライバーのうち半分のドライバーのみが参加した。

2025年のグリッドに並ぶ数人のルーキーの1人であるキミ・アントネッリは、メルセデスに巨大な空力レーキ測定装置を取り付けて、現地時間午前10時にトラック上での最初の走行を行った。

他のニューカマーとして、アルピーヌのジャック・ドゥーハンとハースのオリバー・ベアマンが参加した。両者とも昨シーズンは代役として出場していたが、リアム・ローソンはレッドブルの正ドライバーとして初めて公式ラップを走った。

しかし、ピットレーン出口でグリーンライトが点灯する前にパドックで話題となっていたのは、ルイス・ハミルトンだった。ハミルトンは、フェラーリ移籍という記念すべきステップを完了した。

午前中の進行とともに、さまざまなタイヤと燃料搭載量での走行プランが展開される中、キミ・アントネッリがミディアムタイヤで1分31秒428を記録し、最速タイムを叩き出した。

リアム・ローソンは、新しく発表されたRB21で、ターン2でワイルドな瞬間とハーフスピンを経験しながらも、10分の1秒差で2番手となった。アレックス・アルボンはウィリアムズで3番手、角田裕毅はレーシングブルズで4番手となった。

ルイス・ハミルトンはフェラーリのウェアを身にまといパドックを闊歩し、SF-25でトラックに出ると、メルセデスで彼に次ぐタイムを記録したドライバーよりも0.4秒速いタイムを記録した。

2025年のF1世界選手権 バーレーングランプリ ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

エアロレーキやフロービスペイントで賑わう忙しい最初のセッションだった

昨年アブダビでの最終戦に代役として出場したドゥーハンは、フルタイムのアルピーヌドライバーとしての準備を開始し、アストンマーティンの2度世界チャンピオンであるフェルナンド・アロンソを上回る6番手につけた。

アロンソは、キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグと並んで、午前中をレース距離(57周)を走り終えていない2人のドライバーの1人だった。

チェッカーフラッグが振られた時、ヒュルケンベルグは9番手でフィニッシュし、マクラーレンのオスカー・ピアストリと前述のベアマンの間に割り込んだ。

チームは1時間の昼食休憩をはさみ、現地時間午後3時からの午後のセッション開始前にデータを分析する。ピットレーンではドライバー交代が行われる。

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カテゴリー: F1 / F1レース結果