F1アブダビGP FP3レポ:マクラーレンが1-2体制 ハースが角田裕毅らをリード
オスカー・ピアストリが、2024年 F1アブダビGPの最終プラクティスでトップタイムを記録。日曜日にコンストラクターズチャンピオンシップのタイトル獲得を目指すマクラーレンのピアストリは、チームメイトのランド・ノリスをリードした。

FP3が現地時間14時30分に開始され、ドライバーたちは再び晴天と暖かいコンディションに迎えられた。このセッションは、土曜日の予選に向けた最後の準備の機会となる。

フェルナンド・アロンソはコースに出た最初のドライバーの一人となり、アストンマーティンのドライバーは「今日は良い一日になりそうだ」と無線で報告した。

また、日曜日にF1レースデビューを控えるジャック・ドゥーハンを含むアルピーヌも早々にコースインした。オーストラリア人は最終コーナーでスリップを経験し、リアグリップに苦戦しているようだったが、最初の走行でチームメイトのピエール・ガスリーよりも速いタイムを記録した。

時計が進むにつれてアクションは加速し、大多数のドライバーが最初のラップをソフトタイヤで走行した一方、少数のドライバーはトレンドに逆らってミディアムタイヤを履き、RBはハードタイヤを選択するという異なる戦略をとった。

セッションが中間点に差し掛かる頃、デンマーク出身のケビン・マグヌッセンが1分24秒470の最速ラップを記録した。これはハースでの最後の週末のレースとなる。一方、ジョージ・ラッセルはメルセデスについて混乱していることを認め、エンジニアに「何が起こっているのか分からない。マシンは大丈夫だが、遅いだけだ」と伝えた。

また、カルロス・サインツのフェラーリの後部から煙が出ているように見え、チームにとっては歓迎できない光景となった。金曜日にシャルル・ルクレールのマシンに新しいエネルギー貯蔵が必要になったため、ルクレールは10グリッド降格ペナルティを受けた。

ピットに戻ったサインツは走行を再開し、すぐに2番目のタイムを記録したが、それでもマグヌッセンが記録した最初のベンチマークには0.161秒及ばなかった。しかし、ほとんどのドライバーが新しいソフトタイヤを装着して高速走行を行ったところ、アレックス・アルボンが0.092秒差でトップに躍り出た。

さらにラップタイムが計測されるにつれ、順位はさらに変動し、マックス・フェルスタッペンはブレーキが効かないと報告し、ルクレールはフェラーリは「どこにもない」と嘆いた。しかし、マクラーレンはそれほど問題を抱えていないようで、ピアストリは1分23秒433のタイムで最速となり、チームメイトのノリスに0.193秒の差をつけた。

アブダビグランプリセッションの序盤でトップタイムを記録したマグヌッセンは、注目を集めた。

ルイス・ハミルトンはウォーキングのチームに最も近い3位で、フェルスタッペンが4番手、サインツが5番手、ラッセルが6番手だった。ハースは7番手と8番手に入り、素晴らしいパフォーマンスを続け、ニコ・ヒュルケンベルグがマグヌッセンをリードし、ルクレールとセルジオ・ペレスがトップ10を占めた。

RBの角田裕毅は11番手でセッションを終え、アルボンとアルピーヌのガスリーとドゥーハンのペアが12番手、13番手、14番手で続いた。アロンソは15番手で、キック・ザウバーでの最後の週末を戦うバルテリ・ボッタスの16番手を上回った。

リアム・ローソンはRBを17番手に、アストンマーティンのランス・ストロールは18番手、キック・ザウバーの周冠宇は19番手、ウィリアムズのフランコ・コラピントは20番手でセッションを終えた。

今週末、そして今シーズン最後のプラクティスセッションが終了し、ドライバーとチームはパドックに戻ってデータを分析し、土曜日の18:00(現地時間)から行われる予選に備える。

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1アブダビGP