F1ラスベガスGP FP2レポ:ハミルトン首位 角田裕毅は大幅改良RBで10番手
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ルイス・ハミルトンとメルセデスにとって心強い第1セッションに続き、ハミルトンは夜間の走行でソフトタイヤを履いて1分33秒825というベンチマークを記録した。これはノリスを 0.011秒上回り、ラッセルを0.190秒上回るタイムである。
7度のワールドチャンピオンであるハミルトンのこのタイムは、ちょうどコース上での走行が半分ほど経過したところで、ウィリアムズのマシンをコース脇に停車させたアレックス・アルボン(燃料システムの問題により早々に終了)の直前のものであった。
フェラーリのカルロス・サインツとシャルル・ルクレールはそれぞれ4番手と5番手でタイムシートに上位につけ、ピエール・ガスリーはソフトタイヤを履いて走行中にトラフィックに巻き込まれたものの、サンパウロGPのスターであるアルピーヌのトップ6を締めくくった。
ケビン・マグヌッセンが7番手、ニコ・ヒュルケンベルグが9番手となり、マクラーレンのオスカー・ピアストリを挟み込む形で、ハースは2台のマシンをフィールドの上位半分に位置づけた。一方、角田裕毅とRBはFP1のタイミングスクリーンの最下位から10番手に浮上した。
バルテリ・ボッタスとエステバン・オコンは、キック・ザウバーとアルピーヌのマシンで11番手と12番手となった。前者は5グリッド降格ペナルティが科せられ、アストンマーティンのランス・ストロールとフェルナンド・アロンソのペアのすぐ前の順位となった。
リアム・ローソンはチームメイトの角田裕毅よりも約0.5秒速い15番手で、赤旗と寒さで滑りやすいコンディションにより、ドライバーたちは最適なラップタイムを出すのに苦労した。その後ろには周冠宇の2台目のザウバーが続いた。
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現ワールドチャンピオンのフェルスタッペンとレッドブルにとっては静かなセッションとなり、フェルスタッペンは序盤の周回で「グリップがない」と報告し、ソフトタイヤを1セット試しただけで赤旗が出るまで17番手にとどまった。
セルジオ・ペレスはRB20で19番手となり、ウィリアムズのフランコ・コラピントとアルボンに挟まれる形となった。タイとイギリスの二重国籍を持つアルボンは、マシンが完全に停止したため、セッションの残りをサイドラインで過ごした。
ドライバーとチームは、金曜日の夜18:30(現地時間)から行われる3回目の最終プラクティスセッションと、その後の22:00からの1時間の予選を前に、データを再確認し、セットアップ変更について熟考する新たな機会を得る。
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