角田裕毅 日本GPのF1公式パワーランキングで3位にランクイン
Formula1.comが2024年F1第4戦日本GP終了後のF1パワーランキングを発表。母国初入賞を果たした角田裕毅(RB)がセルジオ・ペレス(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)と同点の日本GP3位にランクインし、総合ランキングでも8位浮上した。

マックス・フェルスタッペンは鈴鹿サーキットで見事な立ち直りを見せ、レッドブルが2024年シーズン3度目の1-2フィニッシュを達成した。レッドブルは2024年シーズン3度目の1-2フィニッシュを達成した。

F1パワーランキングは、Formula1.comの5人の審査員がグランプリ終了後に各ドライバーを評価し、週末を通してのパフォーマンスに応じて10点満点で採点。専門家のスコアを平均してレーススコアを作成し、そのスコアは総合パワーランキングのリーダーボードでシーズンを通して集計される。

1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
オーストラリアGPでリアブレーキのせいでリタイアとなった後、フェルスタッペンはポールポジションを獲得し、レースで勝利を収めることで中断したところから調子を取り戻した。日本での成功は、彼のキャリアにおいてポールポジションから勝利は30回目であり、鈴鹿での3連覇でもあった。これまでミハエル・シューマッハのみが達成していたものである。

2.カルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)
2025年に向けて新たなシートを求めるカルロス・サインツの活躍は大きな話題だ。日本GPで3位表彰台を獲得したことで、2024年に出場したレースで表彰台獲得率100%を達成。ここでも大活躍を見せた。

=3.セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)
セルジオ・ペレスは日本GPで2位を獲得するためにハードワークを強いられたが、非常に良い戦いをみせた。予選で見事な成績を収めてフロントロウを獲得したが、決勝ではランド・ノリスにアンダーカットされた後、コース上での攻防でマクラーレンを抜き去り、後続との差を広げていった。その努力は審査員から今季最高得点を獲得した。

=3.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)
フェルナンド・アロンソは日本GPでも伝説的なレース巧者ぶりを発揮。追走するオスカー・ピアストリにDRSを与え続け、ジョージ・ラッセルのメルセデスから守れるようにした。その結果、アロンソは6位でチェッカーを受け、アストンマーティンに貴重なポイントをもたらした。

=3.角田裕毅(RB・フォーミュラワン・チーム)
10位でフィニッシュした角田裕毅は、2012年の小林可夢偉以来となる日本人ドライバーの母国レースでのポイント獲得となった。RBレーサーが今年どれだけ成長したかを示すもうひとつの例であり、彼のパフォーマンスは注目され始めている。審査員は確かに、彼がここで叫ぶ価値があると考えており、それが彼にペレスとアロンソとの同点をもたらした。

6.シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
シャルル・ルクレールは日本GPでドライバーズ・オブ・ザ・デイを獲得したが、表彰台には届かなかった。とはいえ、レース中にミディアムタイヤを履いて最初のスティントを延長し、その戦略から最大限の利益を得たことは無視できない。4位入賞で審査員から高いスコアを獲得した。

7.ランド・ノリス(マクラーレン)
予選3番手からレース序盤はポジションをキープしていたノリスだが、最終的にはその座を維持できず5番手まで後退。マクラーレンは現時点でフェラーリのペースが自分たちを上回っているという事実を隠せない様子だった。

8.ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)
メルセデスが1ストップ作戦を選択し、その後2ストップに切り替えることを余儀なくされる中、ジョージ・ラッセルはレース終盤にフレッシュなタイヤでピアストリとアロンソを追い詰めた。レース終盤にマクラーレンをパスして重要な7位入賞を果たした。

9.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハースF1チーム)
ハースのマシンで持てる力を最大限に発揮しているニコ・ヒュルケンベルグは、日本GPで11位入賞を果たし、ポイント獲得まであと一歩のところまで迫った。ホイールスピンでフィールド後方に落ちてしまうなど、ひどいリスタートにもかかわらず、その後見事に順位を挽回した。

=10.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
オスカー・ピアストリは終盤にラッセルに抜かれて8位となったが、理想とするポジション争いをしていたわけではかった。予選日に23歳の誕生日を迎えた若きオーストラリア人は、今後も上位争いに加わっていくだろうが、得るものはまだたくさんあった。

=10.バルテリ・ボッタス(ザウバーF1チーム)
キック・ザウバーのピットストップ問題は改善されつつあるようだが、バルテリ・ボッタスは日本GPでチームが達成できることを最大限に発揮し、一時はトップ10入りの可能性もあった。14位フィニッシュは今季ベストで、これをさらに伸ばしたいが、予選13番手だったことも評価されるべきだろう。

=10.エステバン・オコン(アルピーヌF1チーム)
ボッタスとピアストリと同じスコアを獲得したエステバン・オコンも、アルピーヌをQ2に進出させる努力で注目に値する称賛を得ている。チームメイトとの早い段階での接触も影響し、レースでは15位でフィニッシュするにとどまったが、鈴鹿での週末における彼の明確な決意は、アルピーヌをより良い方向へ導くのに役立つだけだ。

惜しくも圏外
オコン、ボッタス、ピアスの10番手トリオのすぐ後ろには、アレクサンダー・アルボンとランス・ストロールが続く。アルボンはリカルドとのクラッシュで早々にレースを終え、ストロールは無線でアストンマーティンのペースに不満を漏らしていた。

2024年のF1世界選手権 日本GP

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1日本GP