FP3:3度の赤旗のウェット難コンディションでフェルスタッペンがトップ / F1オランダGP
2023年F1第14戦オランダGPのフリー走行3回目が8月26日(土)にザントフォールト・サーキットで行われ、ウェットコンディションの中、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がトップタイムをマークした。

セッション前によってウェット宣言で60分のセッションはスタート。終了間際にはコンディションは幾分回復したものの、全マシンが雨天用タイヤのみで走行を終えた。

開始10分にはケビン・マグヌッセン(ハース)がターン3でスピンを喫してクラッシュして1回目の赤旗。残り35分には、周冠宇(アルファロメオ)が最終コーナーでコースアウトしてグラベルにはまり、2度目の赤旗中断となった。

それ以外にも1コーナーで曲がり切れないことを予測して直進するドライバーが多く見られるなど、難しいコンディションでセッションは進行した。

残り10分には、前日のFP2でのクラッシュで左手を骨折したダニエル・リカルドに代わって、カーナンバー40のマシンでアルファタウリからF1デビューを果たしたリアム・ローソンが最終コーナーでスピン。ウォールに軽く接触してフロントウイングを壊し、立て直してピットに戻ることはできたが、3回目の赤旗が提示された。

トップタイムはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)の1分21秒631。ウェットでも速さを見せたフェルスタッペンは、2番手のジョージ・ラッセル(メルセデス)に0.379秒差をつけた。3番手にはセルジオ・ペレスが続き、レッドブルが1-3となった。

4番手はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、5番手にはルイス・ハミルトン(メルセデス)とワールドチャンピオンの2人が続き、6番手には今週末強さを見せているウィリアムズのアレクサンダー・アルボンが入った。

7番手には前日のFP2でクラッシュを喫したオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続き、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、チームメイトのランド・ノリスがトップ10を占めた。

11番手はピエール・ガスリー(アルピーヌ)。チームメイトのエステバン・オコンは16番手だった。

フェラーリのカルロス・サインツは精彩を欠いて12番手。13番手には角田裕毅(アルファタウリ)が続いた。

レースドライバーとしてのデビューセッションをウェットコンディションという難しいコンディションで迎えることになったリアム・ローソンは、セッションで最多の26周を走行して経験を積み、18番手タイムを記録した。

F1オランダGPの予選はこの後22時(現地時間15時)から行われる。

2023年 F1オランダGP フリー走行3回目 結果・タイム

順位Noドライバーチームタイムギャップ周回
11マックス・フェルスタッペンレッドブル1分21秒631 18
263ジョージ・ラッセルメルセデス1分22秒0100.37918
311セルジオ・ペレスレッドブル1分22秒6311.00018
414フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分22秒6341.00314
544ルイス・ハミルトンメルセデス1分22秒7231.09218
623アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分22秒7501.11919
781オスカー・ピアストリマクラーレン1分22秒8921.26120
877バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分23秒9651.33425
916シャルル・ルクレールフェラーリ1分23秒0931.46212
104ランド・ノリスマクラーレン1分23秒1581.52724
1110ピエール・ガスリーアルピーヌ1分23秒2101.57915
1255カルロス・サインツフェラーリ1分23秒4381.80717
1322角田裕毅アルファタウリ1分23秒5441.91318
142ローガン・サージェントウィリアムズ1分23秒5701.93920
1527ニコ・ヒュルケンベルグハース1分23秒6402.00920
1631エステバン・オコンアルピーヌ1分23秒8062.17512
1718ランス・ストロールアストンマーティン1分24秒0582.42715
1840リアム・ローソンアルファタウリ1分26秒3434.71226
1924周冠宇アルファロメオ1分28秒4826.8519
2020ケビン・マグヌッセンハースNo Time 1


このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1オランダGP