フェラーリの2台 vs フェルスタッペン 決戦前のロングラン調整の60分間
2022年F1第11戦オーストリアグランプリのフリー走行2回目が7月9日(土)にレッドブルリンクで行われ、カルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)がトップタイムをマークした。
スプリントフォ-マットが実施される今週末は通常とはフォーマットが異なり、金曜日に1回目のプラクティスの後、スプリントのグリッドを決定する予選が行われ、土曜日に60分の2回目のプラクティスを実施した後、決勝グリッドを決定するレース形式のスプリントが行われる。
土曜日のレッドブルリンクは快晴となり、気温19度、路面温度36度のドライコンディションで60分間のFP2セッションはスタートした。
前日に2台がクラッシュしたメルセデスは、セッションが始まっても作業を継続。ルイス・ハミルトンに関しては残り15分を切ってようやくガレージを離れることができた。
金曜日の予選Q1に出走した時点でマシンはパルクフェルメ状態となり、基本的に変更を加えることはできなくなる。したがって、パフォーマンスを向上させるセットアップ変更ができない代わりに、スプリントと決勝レースに向けたより具体的な準備をする時間となる。
つまり、決勝で最も重要なタイヤを確認するチャンスであり、もう予選向けショートランに焦点を当てる必要がないため、各チームともむしろ通常の土曜フリー走行よりも積極的にロングランでの周回を重ねる。
スプリントおよび決勝はスタートタイヤを自由に選べるため、両レースに向けたタイヤ戦略が重要になる。今年、スプリントは8位までポイントが与えられるため、どちらに比重を置くかもさらに重要になってくる。
多くのチームがソフトとミディアムでロングランを実施。各チームは使用するタイヤは周回数はほぼバラバラ。燃料搭載量についても長い決勝の序盤に合わせるのか、短いのスプリントに合わせるかについて、ライバルチームへの駆け引きも含めてチームにとっては悩ましい計算になったはずだ。したがって、FP2のタイムはまったく重要視されない。
フリー走行2回目のトップタイムを記録したのはカルロス・サインツJr.、2番手にはチームメイトのシャルル・ルクレールとスクーデリア・フェラーリの2台がタイムシートの上位を独占した。ポールポジションからスタートするマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は3番手。
もう1台のレッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスが13番グリッドに降格となったため、スプリントは、フェラーリの2台 vs マックス・フェルスタッペンという構図となる。フェラーリは2台で戦略を分けてフェルスタッペンを封じてくるのか、もしくは、自由に戦わせるという信念のもとでルクレールとサインツを戦わせるのかが1つの注目点となる。
また、スプリントで大きく順位を上げることで有名なフェルナンド・アロンソ(アルピーヌF1)が4番手。チームメイトのエステバン・オコンが5番手につけた。アルピーヌF1は、フリー走行1回目にソフトをまったく使用しておらず、上位8名までポイントが与えられるスプリントでソフトスタートで仕掛けてくることも十分に考えられる。
メルセデスF1のジョージ・ラッセルが7番手、ルイス・ハミルトンが9番手と修復したマシンでそれなりのタイムをマーク。メルセデスF1がミッドフィールドでのポイント争いでどこまで競争力を発揮できるかも1つの注目ポイントだ。
スクーデリア・アルファタウリは、ピエール・ガスリーが12番手、角田裕毅が19番手。アップデートのない厳しい状況が続くなか、ひとまずスプリントをどのように戦い抜くかが重要となりそうだ。
F1オーストリアグランプリのスプリントは、この後23時30分(現地時間17時30分)から行われる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1オーストリアGP
スプリントフォ-マットが実施される今週末は通常とはフォーマットが異なり、金曜日に1回目のプラクティスの後、スプリントのグリッドを決定する予選が行われ、土曜日に60分の2回目のプラクティスを実施した後、決勝グリッドを決定するレース形式のスプリントが行われる。
土曜日のレッドブルリンクは快晴となり、気温19度、路面温度36度のドライコンディションで60分間のFP2セッションはスタートした。
前日に2台がクラッシュしたメルセデスは、セッションが始まっても作業を継続。ルイス・ハミルトンに関しては残り15分を切ってようやくガレージを離れることができた。
金曜日の予選Q1に出走した時点でマシンはパルクフェルメ状態となり、基本的に変更を加えることはできなくなる。したがって、パフォーマンスを向上させるセットアップ変更ができない代わりに、スプリントと決勝レースに向けたより具体的な準備をする時間となる。
つまり、決勝で最も重要なタイヤを確認するチャンスであり、もう予選向けショートランに焦点を当てる必要がないため、各チームともむしろ通常の土曜フリー走行よりも積極的にロングランでの周回を重ねる。
スプリントおよび決勝はスタートタイヤを自由に選べるため、両レースに向けたタイヤ戦略が重要になる。今年、スプリントは8位までポイントが与えられるため、どちらに比重を置くかもさらに重要になってくる。
多くのチームがソフトとミディアムでロングランを実施。各チームは使用するタイヤは周回数はほぼバラバラ。燃料搭載量についても長い決勝の序盤に合わせるのか、短いのスプリントに合わせるかについて、ライバルチームへの駆け引きも含めてチームにとっては悩ましい計算になったはずだ。したがって、FP2のタイムはまったく重要視されない。
フリー走行2回目のトップタイムを記録したのはカルロス・サインツJr.、2番手にはチームメイトのシャルル・ルクレールとスクーデリア・フェラーリの2台がタイムシートの上位を独占した。ポールポジションからスタートするマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は3番手。
もう1台のレッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスが13番グリッドに降格となったため、スプリントは、フェラーリの2台 vs マックス・フェルスタッペンという構図となる。フェラーリは2台で戦略を分けてフェルスタッペンを封じてくるのか、もしくは、自由に戦わせるという信念のもとでルクレールとサインツを戦わせるのかが1つの注目点となる。
また、スプリントで大きく順位を上げることで有名なフェルナンド・アロンソ(アルピーヌF1)が4番手。チームメイトのエステバン・オコンが5番手につけた。アルピーヌF1は、フリー走行1回目にソフトをまったく使用しておらず、上位8名までポイントが与えられるスプリントでソフトスタートで仕掛けてくることも十分に考えられる。
メルセデスF1のジョージ・ラッセルが7番手、ルイス・ハミルトンが9番手と修復したマシンでそれなりのタイムをマーク。メルセデスF1がミッドフィールドでのポイント争いでどこまで競争力を発揮できるかも1つの注目ポイントだ。
スクーデリア・アルファタウリは、ピエール・ガスリーが12番手、角田裕毅が19番手。アップデートのない厳しい状況が続くなか、ひとまずスプリントをどのように戦い抜くかが重要となりそうだ。
F1オーストリアグランプリのスプリントは、この後23時30分(現地時間17時30分)から行われる。
2022年 F1オーストリアグランプリ フリー走行2回目 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | タイム | ギャップ | 周回 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1分08秒610 | 40 | |
2 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分08秒660 | 0.050 | 43 |
3 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分08秒778 | 0.168 | 32 |
4 | 3 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1分08秒832 | 0.222 | 21 |
5 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1分08秒848 | 0.238 | 24 |
6 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 1分09秒179 | 0.569 | 36 |
7 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 1分09秒240 | 0.630 | 33 |
8 | 77 | バルテリ・ボッタス | アルファロメオ | 1分09秒251 | 0.641 | 26 |
9 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分09秒350 | 0.740 | 14 |
10 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分09秒519 | 0.909 | 38 |
11 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1分09秒525 | 0.915 | 43 |
12 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ | 1分09秒579 | 0.969 | 37 |
13 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1分09秒602 | 0.992 | 44 |
14 | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ | 1分09秒665 | 1.055 | 36 |
15 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | 1分09秒740 | 1.090 | 32 |
16 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 1分09秒811 | 1.130 | 34 |
17 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 1分09秒852 | 1.242 | 34 |
18 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分09秒960 | 1.350 | 34 |
19 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1分10秒005 | 1.395 | 39 |
20 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分10秒261 | 1.651 | 36 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1オーストリアGP