F1バーレーンテスト 1日目:ピエール・ガスリーがトップタイムを記録
2022年 F1バーレーンテストが3月10日(木)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで初日を迎え、ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)がトップタイムをマークした。
1回目のバルセロナでのプレシーズンテストから2週間の間隔をあけて、2022年のF1世界選手権の開幕に向けた最後の公式テストがバーレーンでスタート。F1チームは3日間のテストを完了させ、3月20日の開幕戦F1バーレーンGPを同地で迎える。
バルセロナでのプレシーズンテストはシェイクダウンの意味合いが強く、各F1チームは新世代の2022年F1マシンの動作確認とデータ取り、ドライバーが新車に慣れることを優先させた。
最後の3日間のテストに向けて、各チームは1回目のテストのデータを元にセットアップを磨き上げるとともに、アップグレードパッケージを持ち込んだ。特にメルセデスF1は、サイドポッドがないといっても過言ではない過激なボディワークを投入して初日の話題をさらった。1日目には手の内を明かしていないチームも2日目、3日目と徐々に新しいパーツを導入してくることが予想される。
1日目のトップタイムを記録したのはスクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリー。午前中は硬いC2タイヤでロングランに焦点を当てていたアルファタウリだが、終了間際に最も軟らかいC5タイヤでパフォーマンスランを実施。2番手に0.457秒差をつける1分33秒902を記録してタイムシートのトップに立った。
2番目に最速のチームはスクーデリア・フェラーリ。シャルル・ルクレールがC3タイヤ午前中のトップタイムとなる1分34秒531をマークすると、午後からテストを引き継いだカルロス・サインツが同じタイヤでチームメイトのタイムを0.172秒上回って2番手タイムをマーク。大きなアップデートを持ち込まず、最適化に焦点を当てるとしているフェラーリは初日に116周を走り込んだ。
3番手チームはアストンマーティン。午後に走行を担当したランス・ストロールが4番手タイムをマーク。開始45分でリアタイヤのすぐ前に取り付けられた空力レーキが外れて赤旗の原因となった。午前中に走行したセバスチャン・ベッテルと合わせて89周の走行にとどまった。
4番手チームはウィリアムズ。アレクサンダー・アルボンが終日走行を担当し、104周を走破。ステアリングの問題を報告し、油圧をチェックする場面があったが5番手タイムをマークしている。
5番手チームはマクラーレン。午前中を担当する予定だったダニエル・リカルドが体調不良で休み、ランド・ノリスが終日走行を担当。6番手タイムを記録したものの、ブレーキの問題によって49周の走行にとどまった。
6番手チームはアルファロメオ。午後にバルテリ・ボッタスが66周を走行して7番手タイムをマーク。午前中には周冠宇が54周を走行し、チームとして130周を走り込んだ。
7番手チームはメルセデス。新しいボディワークを備えたW13で午前中にルイス・ハミルトンが62周、午後にジョージ・ラッセルが59周と合計131周を走り込んだ。
8番手チームはレッドブル・レーシング。セルジオ・ペレスがこの日最多となる137周を走り込んだが、バーチャルセーフティカーのプラクティスが行われていた残り8分、ターン8でRB18のリアを低速で失ってグラベルでストップ。この日2回目の赤旗が提示され、そのままセッションは終了した。
9番手チームはアルピーヌ。午前中にエステバン・オコンが42周、午後はフェルナンド・アロンソが24周と周回数は午後だけの走行となったハースに次いで最も少ない66周だった。
10番手チームはハース。貨物の遅延によって午前中のセッションに間に合わなかったハースF1チームだが、午後にリザーブドライバーのピエトロ・フィッティパルディが白・赤・黒の新しいカラーリングが施されたVF-22で走行を開始。47周を走行し、プロトタイプタイヤでトップから3.520秒差でセッションを終えた。
2022年 F1バーレーンテスト 1日目 結果
カテゴリー: F1 / F1レース結果
1回目のバルセロナでのプレシーズンテストから2週間の間隔をあけて、2022年のF1世界選手権の開幕に向けた最後の公式テストがバーレーンでスタート。F1チームは3日間のテストを完了させ、3月20日の開幕戦F1バーレーンGPを同地で迎える。
バルセロナでのプレシーズンテストはシェイクダウンの意味合いが強く、各F1チームは新世代の2022年F1マシンの動作確認とデータ取り、ドライバーが新車に慣れることを優先させた。
最後の3日間のテストに向けて、各チームは1回目のテストのデータを元にセットアップを磨き上げるとともに、アップグレードパッケージを持ち込んだ。特にメルセデスF1は、サイドポッドがないといっても過言ではない過激なボディワークを投入して初日の話題をさらった。1日目には手の内を明かしていないチームも2日目、3日目と徐々に新しいパーツを導入してくることが予想される。
1日目のトップタイムを記録したのはスクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリー。午前中は硬いC2タイヤでロングランに焦点を当てていたアルファタウリだが、終了間際に最も軟らかいC5タイヤでパフォーマンスランを実施。2番手に0.457秒差をつける1分33秒902を記録してタイムシートのトップに立った。
2番目に最速のチームはスクーデリア・フェラーリ。シャルル・ルクレールがC3タイヤ午前中のトップタイムとなる1分34秒531をマークすると、午後からテストを引き継いだカルロス・サインツが同じタイヤでチームメイトのタイムを0.172秒上回って2番手タイムをマーク。大きなアップデートを持ち込まず、最適化に焦点を当てるとしているフェラーリは初日に116周を走り込んだ。
3番手チームはアストンマーティン。午後に走行を担当したランス・ストロールが4番手タイムをマーク。開始45分でリアタイヤのすぐ前に取り付けられた空力レーキが外れて赤旗の原因となった。午前中に走行したセバスチャン・ベッテルと合わせて89周の走行にとどまった。
4番手チームはウィリアムズ。アレクサンダー・アルボンが終日走行を担当し、104周を走破。ステアリングの問題を報告し、油圧をチェックする場面があったが5番手タイムをマークしている。
5番手チームはマクラーレン。午前中を担当する予定だったダニエル・リカルドが体調不良で休み、ランド・ノリスが終日走行を担当。6番手タイムを記録したものの、ブレーキの問題によって49周の走行にとどまった。
6番手チームはアルファロメオ。午後にバルテリ・ボッタスが66周を走行して7番手タイムをマーク。午前中には周冠宇が54周を走行し、チームとして130周を走り込んだ。
7番手チームはメルセデス。新しいボディワークを備えたW13で午前中にルイス・ハミルトンが62周、午後にジョージ・ラッセルが59周と合計131周を走り込んだ。
8番手チームはレッドブル・レーシング。セルジオ・ペレスがこの日最多となる137周を走り込んだが、バーチャルセーフティカーのプラクティスが行われていた残り8分、ターン8でRB18のリアを低速で失ってグラベルでストップ。この日2回目の赤旗が提示され、そのままセッションは終了した。
9番手チームはアルピーヌ。午前中にエステバン・オコンが42周、午後はフェルナンド・アロンソが24周と周回数は午後だけの走行となったハースに次いで最も少ない66周だった。
10番手チームはハース。貨物の遅延によって午前中のセッションに間に合わなかったハースF1チームだが、午後にリザーブドライバーのピエトロ・フィッティパルディが白・赤・黒の新しいカラーリングが施されたVF-22で走行を開始。47周を走行し、プロトタイプタイヤでトップから3.520秒差でセッションを終えた。
2022年 F1バーレーンテスト 1日目 結果
順位 | ドライバー | チーム | タイム | GAP | 周回 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ | 1分33秒902 | 102 | C5 | |
4 | カルロス・サンンツ | フェラーリ | 1分34秒359 | 0.457 | 52 | C3 |
5 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分34秒531 | 0.629 | 64 | C3 |
2 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1分34秒736 | 0.834 | 50 | C5 |
3 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | 1分35秒070 | 1.168 | 104 | C4 |
6 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分35秒356 | 1.454 | 50 | C2 |
7 | バルテリ・ボッタス | アルファロメオ | 1分35秒495 | 1.593 | 66 | C3 |
8 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1分35秒706 | 1.804 | 39 | C3 |
9 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 1分35秒941 | 2.039 | 60 | C3 |
10 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 1分35秒977 | 2.075 | 138 | C3 |
11 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分36秒365 | 2.463 | 62 | C3 |
12 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1分36秒745 | 2.843 | 24 | C3 |
13 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1分36秒768 | 2.866 | 42 | C2 |
14 | 周冠宇 | アルファロメオ | 1分37秒164 | 3.262 | 54 | C3 |
15 | ピエトロ・フィッティパルディ | ハース | 1分37秒422 | 3.520 | 47 | P |
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