F1ブラジルGP 決勝:王者ルイス・ハミルトンが気迫の走りで大逆転優勝!
2021年 F1ブラジルGP(F1サンパウロGP)の決勝が11月14日(日)にインテルラゴス・サーキットで行われ、10番グリッドからスタートしたメルセデスF1のルイス・ハミルトンが優勝した。
日曜日のサンパウロは晴天に恵まれ、気温23.4度、路面温度54.1度と今週末で最も路面温度が高いドライコンディションで71周のレースはスタートした。
スプリント予選が採用されたF1ブラジルGPは、ハード×2、ミディアム×4、ソフト×6という配分となっったが、メルセデスとレッドブル・ホンダともにレース向けのハードとミディアムの新品を2セット残して臨戦態勢でレースに臨んだ。
決勝は、2021年のタイトルを争うマックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンの好バトルが展開された。
優勝はルイス・ハミルトン(メルセデス)。エンジン交換ペナルティによる5グリッド降格で10番グリッドからスタートしたハミルトンは、4周目にメルセデスのチームオーダーもあり、すでに3番手に浮上。20周目にセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)を抜いて2番手に浮上すると、圧倒的なペースでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を追撃する。
マックス・フェルスタッペンも素晴らしいディフェンスで粘ったが、ペース差は明らかで、59周目にルイス・ハミルトンがオーバーテイク。4戦ぶりとなる今季6勝目、通算101勝目を挙げた。スプリント予選では予選失格によって最後尾から5位、決勝ではエンジン交換ペナルティで10番手から優勝と、逆境をはねのけて2つのレースで25ポジションを上げる、まさにハミルトンの一人舞台という週末となった。
2位のレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、ポールポジションからスタートし、最初の2つのスティントではリードを築いたが、2回目のピットストップを先に入るという判断が苦境を招き、3周分タイヤがフレッシュなハミルトンに抜かれることになった。最終的に10.496秒の差がついた。
3位はメルセデスのバルテリ・ボッタス。2回目のピットストップのタイミングでバーチャル・セーフティ・カーが入るという運にも恵まれてセルジオ・ペレスの前に出たボッタスが表彰台の最後のスポットを獲得し、メルセデスがダブル表彰台を獲得した。
4位はレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス。オープニングラップでは2番手に浮上してレッドブル・ホンダの1-2体制を築き、セーフティカーのリスタートでもハミルトンをブロックする役割を果たしたが、ピットストップでメルセデス勢の後ろに下がると追撃はできなかった。最後はソフトタイヤに交換し、ハミルトンについていたファステストラップをファイナルラップに更新。1ポイントを奪い取った。
今回の結果で、ドライバーズ選手権では首位のマックス・フェルスタッペン(332.5)に2位のルイス・ハミルトン(318.5)と14ポイント差まで縮めた。コンストラクターズ選手権では首位のメルセデス(521.5)と2位のレッドブル・ホンダ(510.5)の差が11ポイントに広がった。
5位はシャルル・ルクレール、6位はカルロス・サインツとフェラーリがダブル入賞。ライバルのマクラーレンはランド・ノリスの10位終わり、コンストラクターズ選手権でのランキング3位のフェラーリがマクラーレンとの差を31.5ポイントまで拡大した。
7位はアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー。8位のエステバン・オコン、9位のフェルナンド・アロンソとライバルのアルピーヌを抑え、コンストラクターズ選手権で同点を保った。
角田裕毅は14番グリッドから全ドライバーで唯一となるソフトタイヤで順位アップを狙ったが、序盤にランス・ストロール(アストンマーティン)と接触してフロントウイングを破損。セーフティカーが入ったこのインシデントで10秒ペナルティを科され、15位でレースを終えた。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ブラジルGP
日曜日のサンパウロは晴天に恵まれ、気温23.4度、路面温度54.1度と今週末で最も路面温度が高いドライコンディションで71周のレースはスタートした。
スプリント予選が採用されたF1ブラジルGPは、ハード×2、ミディアム×4、ソフト×6という配分となっったが、メルセデスとレッドブル・ホンダともにレース向けのハードとミディアムの新品を2セット残して臨戦態勢でレースに臨んだ。
決勝は、2021年のタイトルを争うマックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンの好バトルが展開された。
優勝はルイス・ハミルトン(メルセデス)。エンジン交換ペナルティによる5グリッド降格で10番グリッドからスタートしたハミルトンは、4周目にメルセデスのチームオーダーもあり、すでに3番手に浮上。20周目にセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)を抜いて2番手に浮上すると、圧倒的なペースでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を追撃する。
マックス・フェルスタッペンも素晴らしいディフェンスで粘ったが、ペース差は明らかで、59周目にルイス・ハミルトンがオーバーテイク。4戦ぶりとなる今季6勝目、通算101勝目を挙げた。スプリント予選では予選失格によって最後尾から5位、決勝ではエンジン交換ペナルティで10番手から優勝と、逆境をはねのけて2つのレースで25ポジションを上げる、まさにハミルトンの一人舞台という週末となった。
2位のレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、ポールポジションからスタートし、最初の2つのスティントではリードを築いたが、2回目のピットストップを先に入るという判断が苦境を招き、3周分タイヤがフレッシュなハミルトンに抜かれることになった。最終的に10.496秒の差がついた。
3位はメルセデスのバルテリ・ボッタス。2回目のピットストップのタイミングでバーチャル・セーフティ・カーが入るという運にも恵まれてセルジオ・ペレスの前に出たボッタスが表彰台の最後のスポットを獲得し、メルセデスがダブル表彰台を獲得した。
4位はレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス。オープニングラップでは2番手に浮上してレッドブル・ホンダの1-2体制を築き、セーフティカーのリスタートでもハミルトンをブロックする役割を果たしたが、ピットストップでメルセデス勢の後ろに下がると追撃はできなかった。最後はソフトタイヤに交換し、ハミルトンについていたファステストラップをファイナルラップに更新。1ポイントを奪い取った。
今回の結果で、ドライバーズ選手権では首位のマックス・フェルスタッペン(332.5)に2位のルイス・ハミルトン(318.5)と14ポイント差まで縮めた。コンストラクターズ選手権では首位のメルセデス(521.5)と2位のレッドブル・ホンダ(510.5)の差が11ポイントに広がった。
5位はシャルル・ルクレール、6位はカルロス・サインツとフェラーリがダブル入賞。ライバルのマクラーレンはランド・ノリスの10位終わり、コンストラクターズ選手権でのランキング3位のフェラーリがマクラーレンとの差を31.5ポイントまで拡大した。
7位はアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー。8位のエステバン・オコン、9位のフェルナンド・アロンソとライバルのアルピーヌを抑え、コンストラクターズ選手権で同点を保った。
角田裕毅は14番グリッドから全ドライバーで唯一となるソフトタイヤで順位アップを狙ったが、序盤にランス・ストロール(アストンマーティン)と接触してフロントウイングを破損。セーフティカーが入ったこのインシデントで10秒ペナルティを科され、15位でレースを終えた。
2021年 第19戦 F1ブラジルGP 決勝 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | GAP | INT | PIT |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | LAP | 71 | 4 |
2 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 10.496 | 10.496 | 4 |
3 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 13.576 | 3.080 | 4 |
4 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル・ホンダ | 39.940 | 26.364 | 5 |
5 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 49.517 | 9.577 | 4 |
6 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 51.820 | 2.303 | 4 |
7 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1L | 25.519 | 4 |
8 | 31 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1L | 16.326 | 3 |
9 | 10 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1L | 0.491 | 3 |
10 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1L | 2.997 | 5 |
11 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1L | 1.288 | 4 |
12 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1L | 5.794 | 4 |
13 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 1L | 27.000 | 4 |
14 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1L | 2.474 | 4 |
15 | 14 | 角田裕毅 | アルファタウリ・ホンダ | 1L | 4.239 | 5 |
16 | 22 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1L | 4.011 | 4 |
17 | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース | 2L | 41.564 | 3 |
18 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 2L | 37.356 | 5 |
DNF | 6 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 4 | ||
DNF | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 4 |
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