F1アゼルバイジャンGP フリー走行3回目:ガスリー首位&ペレス2位
2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPのフリー走行3回目が6月5日(土)にバクー市街地サーキットで行われ、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)がトップタイムをマークした。
初日はレッドブル・ホンダF1が1-2を獲得する一方で、メルセデスは11番手・16番手と下位に沈んだ。トップ10圏外でプラクティスを終えたのは意図的にそうした2015年のF1バーレーンGPまで遡る。
土曜日のバクーも晴れ。気温27.8度、路面温度53.8度のドライコンディション。今年は、初日のセッション時間が60分ずつに短縮するために各チームがデータ取りのためにセッション開始時から多くの走行を行っているが、最終プラクティスは、確認作業と仕上げがメインとなるため、スローなスタートとなっている
だが、昨年は新型コロナウイルスによって中止となり、今年はタイヤが1段階柔らかくなったこともあり、比較的早めにコースに出ていくマシンが多い。レッドブル・ホンダはハード、メルセデスとフェラーリはミディアムと走行を開始するタイヤはバラバラだ。
開始25分でレッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンがターン15でクラッシュ。セッションは赤旗中断となった。前日のシャルル・ルクレールと同じようにフロントから突っ込んでおり、駆動系のダメージはなさそうだが、貴重な走行時間を失うとともにソフトでの最終仕上げができない状態で予選を迎えることになった。
約10分の中断を経てセッションは再開。そこからは多くのドライバーがソフトタイヤを履いてマシンのセッティングを進めていく。残り10分でジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)が『No Power,No Gear』と無線で伝えてコース上にストップし、バーチャルセーフティカーが導入される場面もあったが、予選にむけて最終仕上げを行った。
F1アゼルバイジャンGP フリー走行3回目のトップタイムを記録したのはアルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリー(1分42秒251)。2番手には0.334秒差でレッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスが続いた。二人ともスリップストリームは使っていないペースだ。
3番手には前日に不調のメルセデスF1のルイス・ハミルトンがトップから0.446秒差で続いた。しかし、セクター3でセルジオ・ペレスのスリップストリームを使っており、推定0.6秒のゲインはあったと考えられており、1秒差という前日のタイム差はそれほど変わっていないかもしれない。バルテリ・ボッタスが1.494秒遅れの13番手に沈んだことからもそう推測できる。
4番手にはシャルル・ルクレール、5番手にはカルロス・サインツとフェラーリ勢。前日おとなしかったマクラーレンのランド・ノリスが6番手に続いた。
アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は19周を走行して8番手を記録。トップタイムを記録したピエール・ガスリーとの差は0.993秒とまだまだだが、Q3を争え位置までは来ているかもしれない。
F1アゼルバイジャンGPの予選は、この後21時(現地時間16時)から行われる。ルイス・ハミルトンが示したようにスリップストリームをどのように使うかが一つの要因となるかもしれない。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1アゼルバイジャンGP
初日はレッドブル・ホンダF1が1-2を獲得する一方で、メルセデスは11番手・16番手と下位に沈んだ。トップ10圏外でプラクティスを終えたのは意図的にそうした2015年のF1バーレーンGPまで遡る。
土曜日のバクーも晴れ。気温27.8度、路面温度53.8度のドライコンディション。今年は、初日のセッション時間が60分ずつに短縮するために各チームがデータ取りのためにセッション開始時から多くの走行を行っているが、最終プラクティスは、確認作業と仕上げがメインとなるため、スローなスタートとなっている
だが、昨年は新型コロナウイルスによって中止となり、今年はタイヤが1段階柔らかくなったこともあり、比較的早めにコースに出ていくマシンが多い。レッドブル・ホンダはハード、メルセデスとフェラーリはミディアムと走行を開始するタイヤはバラバラだ。
開始25分でレッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンがターン15でクラッシュ。セッションは赤旗中断となった。前日のシャルル・ルクレールと同じようにフロントから突っ込んでおり、駆動系のダメージはなさそうだが、貴重な走行時間を失うとともにソフトでの最終仕上げができない状態で予選を迎えることになった。
約10分の中断を経てセッションは再開。そこからは多くのドライバーがソフトタイヤを履いてマシンのセッティングを進めていく。残り10分でジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)が『No Power,No Gear』と無線で伝えてコース上にストップし、バーチャルセーフティカーが導入される場面もあったが、予選にむけて最終仕上げを行った。
F1アゼルバイジャンGP フリー走行3回目のトップタイムを記録したのはアルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリー(1分42秒251)。2番手には0.334秒差でレッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスが続いた。二人ともスリップストリームは使っていないペースだ。
3番手には前日に不調のメルセデスF1のルイス・ハミルトンがトップから0.446秒差で続いた。しかし、セクター3でセルジオ・ペレスのスリップストリームを使っており、推定0.6秒のゲインはあったと考えられており、1秒差という前日のタイム差はそれほど変わっていないかもしれない。バルテリ・ボッタスが1.494秒遅れの13番手に沈んだことからもそう推測できる。
4番手にはシャルル・ルクレール、5番手にはカルロス・サインツとフェラーリ勢。前日おとなしかったマクラーレンのランド・ノリスが6番手に続いた。
アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は19周を走行して8番手を記録。トップタイムを記録したピエール・ガスリーとの差は0.993秒とまだまだだが、Q3を争え位置までは来ているかもしれない。
F1アゼルバイジャンGPの予選は、この後21時(現地時間16時)から行われる。ルイス・ハミルトンが示したようにスリップストリームをどのように使うかが一つの要因となるかもしれない。
2021年 第6戦 F1アゼルバイジャンGP フリー走行3回目 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | ベストタイム | GAP | 周回 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1分42秒251 | 16 | |
2 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル・ホンダ | 1分42秒595 | 0.344 | 19 |
3 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分42秒697 | 0.446 | 16 |
4 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分42秒778 | 0.527 | 16 |
5 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1分43秒005 | 0.755 | 17 |
6 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分43秒011 | 0.760 | 15 |
7 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1分43秒080 | 0.829 | 15 |
8 | 26 | 角田裕毅 | アルファタウリ・ホンダ | 1分43秒244 | 0.993 | 19 |
9 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1分43秒294 | 1.043 | 15 |
10 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン826984 | 1分43秒557 | 1.306 | 17 |
11 | 5 | セバスチャン・ベッテル | 1分43秒アストンマーティン | 1分43秒585 | 1.334 | 13 |
12 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1分43秒682 | 1.431 | 13 |
13 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分43秒745 | 1.494 | 16 |
14 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1分43秒826 | 1.575 | 17 |
15 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1分43秒984 | 1.733 | 6 |
16 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分44秒054 | 1.803 | 17 |
17 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1分44秒113 | 1.862 | 11 |
18 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 1分44秒434 | 2.183 | 12 |
19 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 1分45秒282 | 3.031 | 17 |
20 | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース | 1分45秒711 | 3.460 | 12 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1アゼルバイジャンGP