ハミルトンが優勝でシューマッハに並ぶ7回目のチャンピオンを獲得!
2020年のF1世界選手権 第14戦 F1トルコGPの決勝が11月15日(日)にイスタンブール・パークで行われ、ウェットの難しいコンディションのなかでルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝。7回目のF1ワールドチャンピオンを獲得し、ミハエル・シューマッハの史上最多記録に並んだ。
当初のF1カレンダーには含まれていなかったF1トルコGPだが、新型コロナウイルスによって2020年のF1世界選手権のスケジュールが改訂されたことによって、2011年以来となるカレンダー復帰を果たした。
ドライバーに人気だったイスタンブール・パークだが、直前に路面を再舗装したことで評価は一変。さらに土曜日には雨が降り、大荒れの予選のなか、ランス・ストロール(レーシング・ポイント)がF1初ポールポジションを獲得。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2番手につけた。
決勝日も天気は雨。序盤は雨が強く、終盤に向かって路面が乾いていくという難しいコンディションでのレースとなった。
優勝は6番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン。序盤は順位を上げることができずに表彰台は難しいかと思われたが、前を走るドライバーがタイヤを壊したり、スピンを喫するなかで、気づけばトップに浮上。だが、それは決して運が良かったわけではなく、第2スティントでインターミディエイトで53周を走る1ストップを素晴らしい走りで成し遂げたもの。派手なレースではなかったが、強さを見せるレースで今シーズン9勝目、通算94周目を挙げ、ミハエル・シューマッハの史上最多記録に並ぶ7回目のF1ワールドチャンピオンを優勝という結果で勝ち取った。
2位はレーシング・ポイントのセルジオ・ペレス。ペレスも第2スティントをインターミディエイトで48周走行する巧さを見せ、2018年の第4戦アゼルバイジャンGP以来となる表彰台を獲得した。
3位は12番グリッドからスタートしたフェラーリのセバスチャン・ベッテル。ファイナルラップでチームメイトのシャルル・ルクレールを抜いて2018年の第19戦メキシコGP以来となる表彰台を獲得。チームメイトのシャルル・ルクレールは4位だった。5位にはマクラーレンのカルロス・サインツが続いた。
6位はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。スタートで失速して5番手まで順位を下げたフェルスタッペンだが、一時は3番手まで浮上。しかし、19周目にセルジオ・ペレスとのバトル中にスピンを喫してタイヤを壊してからはタイヤに苦戦することになった。7位にはチームメイトのアレクサンダー・アルボンが続いた。
8位のランド・ノリス(マクラーレン)はファステストラップを記録。9位はポールポジションからスタートしたランス・ストロール。37周目にピットインするまでトップをキープしていたストロールだが、その後は速さを見せることができなかった。10位にはダニエル・リカルドが続いた。
アルファタウリ・ホンダは、ダニール・クビアトが12位、ピエール・ガスリーが13位とポイント獲得はならなかった。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1トルコGP
当初のF1カレンダーには含まれていなかったF1トルコGPだが、新型コロナウイルスによって2020年のF1世界選手権のスケジュールが改訂されたことによって、2011年以来となるカレンダー復帰を果たした。
ドライバーに人気だったイスタンブール・パークだが、直前に路面を再舗装したことで評価は一変。さらに土曜日には雨が降り、大荒れの予選のなか、ランス・ストロール(レーシング・ポイント)がF1初ポールポジションを獲得。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2番手につけた。
決勝日も天気は雨。序盤は雨が強く、終盤に向かって路面が乾いていくという難しいコンディションでのレースとなった。
優勝は6番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン。序盤は順位を上げることができずに表彰台は難しいかと思われたが、前を走るドライバーがタイヤを壊したり、スピンを喫するなかで、気づけばトップに浮上。だが、それは決して運が良かったわけではなく、第2スティントでインターミディエイトで53周を走る1ストップを素晴らしい走りで成し遂げたもの。派手なレースではなかったが、強さを見せるレースで今シーズン9勝目、通算94周目を挙げ、ミハエル・シューマッハの史上最多記録に並ぶ7回目のF1ワールドチャンピオンを優勝という結果で勝ち取った。
2位はレーシング・ポイントのセルジオ・ペレス。ペレスも第2スティントをインターミディエイトで48周走行する巧さを見せ、2018年の第4戦アゼルバイジャンGP以来となる表彰台を獲得した。
3位は12番グリッドからスタートしたフェラーリのセバスチャン・ベッテル。ファイナルラップでチームメイトのシャルル・ルクレールを抜いて2018年の第19戦メキシコGP以来となる表彰台を獲得。チームメイトのシャルル・ルクレールは4位だった。5位にはマクラーレンのカルロス・サインツが続いた。
6位はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。スタートで失速して5番手まで順位を下げたフェルスタッペンだが、一時は3番手まで浮上。しかし、19周目にセルジオ・ペレスとのバトル中にスピンを喫してタイヤを壊してからはタイヤに苦戦することになった。7位にはチームメイトのアレクサンダー・アルボンが続いた。
8位のランド・ノリス(マクラーレン)はファステストラップを記録。9位はポールポジションからスタートしたランス・ストロール。37周目にピットインするまでトップをキープしていたストロールだが、その後は速さを見せることができなかった。10位にはダニエル・リカルドが続いた。
アルファタウリ・ホンダは、ダニール・クビアトが12位、ピエール・ガスリーが13位とポイント獲得はならなかった。
2020年 第14戦 F1トルコGP 決勝 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | GAP | INT | PIT |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | LAP | 58 | 1 |
2 | 11 | セルジオ・ペレス | レーシングポイント | 31.633 | 31.633 | 1 |
3 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 31.960 | 0.327 | 2 |
4 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 33.858 | 1.898 | 2 |
5 | 55 | カルロス・サインツ | マクラーレン | 34.353 | 0.505 | 2 |
6 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 44.873 | 10.510 | 3 |
7 | 23 | アレクサンダー・アルボン | レッドブル・ホンダ | 46.484 | 1.611 | 2 |
8 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 61.259 | 14.775 | 2 |
9 | 18 | ランス・ストロール | レーシングポイント | 72.353 | 11.094 | 2 |
10 | 3 | ダニエル・リカルド | ルノー | 95.460 | 23.107 | 2 |
11 | 31 | エステバン・オコン | ルノー | 1L | 11.049 | 2 |
12 | 26 | ダニール・クビアト | アルファタウリ・ホンダ | 1L | 8.950 | 1 |
13 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1L | 1.411 | 2 |
14 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1L | 37.914 | 2 |
15 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1L | 30.141 | 3 |
16 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 1L | 15.977 | 2 |
17 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1L | 3 | |
DNF | 8 | ロマン・グロージャン | ハース | 3 | ||
DNF | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 3 | ||
DNF | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1トルコGP