F1ポルトガルGP フリー走行2回目:2度の赤旗中断のなかボッタスが首位
2020年のF1世界選手権 第12戦 F1ポルトガルGPのフリー走行2回目が10月23日(金)にアルガルベ・サーキットで行われ、ピレリのタイヤテストと2度の赤旗中断によって通常のプログラムをほとんど消化できないなかでバルテリ・ボッタス(メルセデス)がトップタイムを記録した。
FP2の最初の30分間はピレリのタイヤテストに割り当てられた。新型コロナウイルスによってグランプリ週末以外のテストが不可能となったことへの対応となる。
基本的に2021年も今季と同じタイヤが使用することで合意がなされているが、ピレリはタイヤ構造をアップデートすることを希望しており、10月中がその期限となる。各チームには3セットのマーキングのないタイヤがテスト用に割り当てられ、1台は2セットを使ったショートラン、1台は1セットでロングランというプログラム。テスト内容はピレリにしかわからず、各チームは指示された通りにプログラムをこなした。
全マシンがコース上に出たため、トラフィックに不満を述べるドライバーもいたが、マックス・フェルスタッペンがトップタイムとなる1分21秒575をマークしてタイヤテストは終了した。
その後、メルセデスはソフトタイヤを初使用。ニコラス・ラティフィもソフトを装着してコースに出る。他のマシンはミディアムもしくはハードで通常のテストを再開した。
そんな中、45分が経過しようとした頃、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)のマシンから出火。セッションは赤旗中断となる。故障の原因が何かはまだわからないが、パワーユニットがダメージを負っているのは明らかであり、チームは消化器まみれとなったリア周りの全取り換えが必要になるだろう。また、すでにガスリーは全てのコンポーネントがすべて年間使用基数の上限に達しているため、新品を投入する場合はグリッド降格ペナルティを科せられることになる。
約15分間の中断を経てセッションは再開。だが、5分が経過した時点でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とランス・ストロール(レーシング・ポイント)がターン1で接触。アウトラップの最終コーナーで抜かれたフェルスタッペンが1コーナーでインに留まり、ターンインしてきたストロールと接触した。ストロールはグラベルで停止し、再びセッションは赤旗中断となった。
残り8分を切ったところセッションは再開。大部分がソフトでコースインするが、マックス・フェルスタッペンはミディアムだ。ガスリーとストロールを除く全マシンがコース上に出て混雑したこともあり、ほとんどタイムは更新されないままセッションは終了。ロングランは行われず、ショートランもまともにできず、勢力図はほとんどわからないままでの終了となった。
F1ポルトガルGP フリー走行2回目のトップタイムはメルセデスのバルテリ・ボッタスの1分17秒940。混乱のセッションのなか、早め早めにプログラムを進めたメルセデスは流石と言える。2番手には0.595秒差でマックス・フェルスタッペン、3番手には0.898秒差でシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続いた。
F1ポルトガルGPのフリー走行3回目は10月24日(土)の19:00(現地時間11:00)から行われる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ポルトガルGP
FP2の最初の30分間はピレリのタイヤテストに割り当てられた。新型コロナウイルスによってグランプリ週末以外のテストが不可能となったことへの対応となる。
基本的に2021年も今季と同じタイヤが使用することで合意がなされているが、ピレリはタイヤ構造をアップデートすることを希望しており、10月中がその期限となる。各チームには3セットのマーキングのないタイヤがテスト用に割り当てられ、1台は2セットを使ったショートラン、1台は1セットでロングランというプログラム。テスト内容はピレリにしかわからず、各チームは指示された通りにプログラムをこなした。
全マシンがコース上に出たため、トラフィックに不満を述べるドライバーもいたが、マックス・フェルスタッペンがトップタイムとなる1分21秒575をマークしてタイヤテストは終了した。
その後、メルセデスはソフトタイヤを初使用。ニコラス・ラティフィもソフトを装着してコースに出る。他のマシンはミディアムもしくはハードで通常のテストを再開した。
そんな中、45分が経過しようとした頃、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)のマシンから出火。セッションは赤旗中断となる。故障の原因が何かはまだわからないが、パワーユニットがダメージを負っているのは明らかであり、チームは消化器まみれとなったリア周りの全取り換えが必要になるだろう。また、すでにガスリーは全てのコンポーネントがすべて年間使用基数の上限に達しているため、新品を投入する場合はグリッド降格ペナルティを科せられることになる。
約15分間の中断を経てセッションは再開。だが、5分が経過した時点でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とランス・ストロール(レーシング・ポイント)がターン1で接触。アウトラップの最終コーナーで抜かれたフェルスタッペンが1コーナーでインに留まり、ターンインしてきたストロールと接触した。ストロールはグラベルで停止し、再びセッションは赤旗中断となった。
残り8分を切ったところセッションは再開。大部分がソフトでコースインするが、マックス・フェルスタッペンはミディアムだ。ガスリーとストロールを除く全マシンがコース上に出て混雑したこともあり、ほとんどタイムは更新されないままセッションは終了。ロングランは行われず、ショートランもまともにできず、勢力図はほとんどわからないままでの終了となった。
F1ポルトガルGP フリー走行2回目のトップタイムはメルセデスのバルテリ・ボッタスの1分17秒940。混乱のセッションのなか、早め早めにプログラムを進めたメルセデスは流石と言える。2番手には0.595秒差でマックス・フェルスタッペン、3番手には0.898秒差でシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続いた。
F1ポルトガルGPのフリー走行3回目は10月24日(土)の19:00(現地時間11:00)から行われる。
2020年 第12戦 F1ポルトガルGP GP フリー走行2回目 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | ベストタイム | GAP | 周回 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分17秒940 | 32 | |
2 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1分18秒535 | 0.595 | 34 |
3 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分18秒743 | 0.803 | 35 |
4 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分18秒838 | 0.898 | 34 |
5 | 55 | カルロス・サインツ | マクラーレン | 1分19秒113 | 1.172 | 32 |
6 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分19秒175 | 1.235 | 34 |
7 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1分19秒178 | 1.238 | 26 |
8 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分19秒308 | 1.368 | 27 |
9 | 31 | エステバン・オコン | ルノー | 1分19秒496 | 1.556 | 32 |
10 | 23 | アレクサンダー・アルボン | レッドブル・ホンダ | 1分19秒643 | 1.703 | 37 |
11 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 1分19秒821 | 1.881 | 33 |
12 | 11 | セルジオ・ペレス | レーシングポイント | 1分19秒901 | 1.961 | 34 |
13 | 3 | ダニエル・リカルド | ルノー | 1分19秒987 | 2.047 | 28 |
14 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分20秒465 | 2.525 | 33 |
15 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1分20秒490 | 2.550 | 34 |
16 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分20秒680 | 2.740 | 29 |
17 | 26 | ダニール・クビアト | アルファタウリ・ホンダ | 1分20秒729 | 2.789 | 33 |
18 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース | 1分20秒867 | 2.927 | 32 |
19 | 18 | ランス・ストロール | レーシングポイント | 1分20秒983 | 3.043 | 36 |
20 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1分21秒396 | 3.456 | 34 |
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