F1ポルトガルGP フリー走行1回目:ボッタス首位でメルセデスがワンツー
2020年のF1世界選手権 第12戦 F1ポルトガルGPのフリー走行1回目が10月23日(土)にアルガルベ・サーキットで行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がトップタイムを記録。チームメイトのルイス・ハミルトンが2番手に続いた。
新型コロナウイルスの影響で今シーズンはいくつかのサーキットが新しくF1カレンダーに加わったが、79番目のF1開催地となるポルティマオのアルガルベ・サーキットもそのひとつ。
アルガルベ・サーキットは2008年にオープンし、高低差のある全長4.6kmのコースは過去にテストコースとしても活用されてきた。ピレリは、F1ポルトガルGPにC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)と最も硬いレンジのコンパウンドを持ち込んでいるが、通常よりもハードを1セット多い3セット、ソフトを1セット少ない7セットという構成となっている。
過去にテストで使用されていたが、現役ドライバーでF1マシンで走行したことがあるのはルイス・ハミルトンのみ。全F1チームにとって金曜日が初の本格走行になる。
気温19度、路面温度31度のドライコンディションで90分のセッションはスタート。開始早々から多くのドライバーが周回数を重ねると思われたが、路面を再舗装したばかりのため、油が浮いているようなコンディションもあってか、そういった展開にはならなかった。
マクラーレン、フェラーリ、レッドブルという今シーズンのマシン開発を継続して来シーズンにつなげようとしている3チームは早々にコースに出て空力をチェック。フェルスタッペンは左フロントにフロービズを塗ってパーツのテストを実施している。
一方、すでに今季の開発をストップして来季に目を向けているメルセデスは15分を過ぎてもまだコースに出ないという対照的なスタート。メルセデスはDASが禁止される来季を念頭に、DASが搭載されていないマシンをテストしている。
前半の45分は全ドライバーがハードタイヤで走行。メルセデスF1のルイス・ハミルトンが1分19秒526でタイムシートのトップに立つ。2番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続いている。
後半はミディアムタイヤでの走行が主流となる。まだ路面が出来上がっておらず、ダウンフォース量を決めるためのデータ取りの段階だが、ハードはグリップせず、ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)はミディアムでグレーニングを訴えている。ストレートがありつつ、コーナーの多いサーキットのため、ダウンフォースをつけるか削るかの判断が重要になる
F1ポルトガルGP フリー走行1回目はスピンするマシンはいたものの、大きなインシデントやトラブルなくスムーズに終了。トップタイムを記録したのはメルセデスF1のバルテリ・ボッタスで1分18秒410。2番手には0.339秒差でルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが通常通りのワンツー体制で1回目のセッションを終えた。
3番手には0.781秒差でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。アレクサンダー・アルボンはチームメイトから0.174秒差の5番手につけた。メルセデスはミディアムで記録したタイムだが、レッドブル・ホンダの両ドライバーはハードタイヤしか使わなかった。それを考えれば、まずまずの滑り出しかと考えられる。
4番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)がレッドブル・ホンダ勢に割って入った。チームメイトのセバスチャン・ベッテルはそこから0.891秒差の11番手だった。
アルファタウリ・ホンダF1は、ピエール・ガスリーが29周を走行して10番手、ダニール・クビアトが32周を走行して13番手だった。
F1ポルトガルGP フリー走行2回目は、この後23時(現地時間15時)から行われる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ポルトガルGP
新型コロナウイルスの影響で今シーズンはいくつかのサーキットが新しくF1カレンダーに加わったが、79番目のF1開催地となるポルティマオのアルガルベ・サーキットもそのひとつ。
アルガルベ・サーキットは2008年にオープンし、高低差のある全長4.6kmのコースは過去にテストコースとしても活用されてきた。ピレリは、F1ポルトガルGPにC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)と最も硬いレンジのコンパウンドを持ち込んでいるが、通常よりもハードを1セット多い3セット、ソフトを1セット少ない7セットという構成となっている。
過去にテストで使用されていたが、現役ドライバーでF1マシンで走行したことがあるのはルイス・ハミルトンのみ。全F1チームにとって金曜日が初の本格走行になる。
気温19度、路面温度31度のドライコンディションで90分のセッションはスタート。開始早々から多くのドライバーが周回数を重ねると思われたが、路面を再舗装したばかりのため、油が浮いているようなコンディションもあってか、そういった展開にはならなかった。
マクラーレン、フェラーリ、レッドブルという今シーズンのマシン開発を継続して来シーズンにつなげようとしている3チームは早々にコースに出て空力をチェック。フェルスタッペンは左フロントにフロービズを塗ってパーツのテストを実施している。
一方、すでに今季の開発をストップして来季に目を向けているメルセデスは15分を過ぎてもまだコースに出ないという対照的なスタート。メルセデスはDASが禁止される来季を念頭に、DASが搭載されていないマシンをテストしている。
前半の45分は全ドライバーがハードタイヤで走行。メルセデスF1のルイス・ハミルトンが1分19秒526でタイムシートのトップに立つ。2番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続いている。
後半はミディアムタイヤでの走行が主流となる。まだ路面が出来上がっておらず、ダウンフォース量を決めるためのデータ取りの段階だが、ハードはグリップせず、ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)はミディアムでグレーニングを訴えている。ストレートがありつつ、コーナーの多いサーキットのため、ダウンフォースをつけるか削るかの判断が重要になる
F1ポルトガルGP フリー走行1回目はスピンするマシンはいたものの、大きなインシデントやトラブルなくスムーズに終了。トップタイムを記録したのはメルセデスF1のバルテリ・ボッタスで1分18秒410。2番手には0.339秒差でルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが通常通りのワンツー体制で1回目のセッションを終えた。
3番手には0.781秒差でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。アレクサンダー・アルボンはチームメイトから0.174秒差の5番手につけた。メルセデスはミディアムで記録したタイムだが、レッドブル・ホンダの両ドライバーはハードタイヤしか使わなかった。それを考えれば、まずまずの滑り出しかと考えられる。
4番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)がレッドブル・ホンダ勢に割って入った。チームメイトのセバスチャン・ベッテルはそこから0.891秒差の11番手だった。
アルファタウリ・ホンダF1は、ピエール・ガスリーが29周を走行して10番手、ダニール・クビアトが32周を走行して13番手だった。
F1ポルトガルGP フリー走行2回目は、この後23時(現地時間15時)から行われる。
2020年 第12戦 F1ポルトガルGP GP フリー走行1回目 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | ベストタイム | GAP | 周回 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分18秒410 | 35 | |
2 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分18秒749 | 0.339 | 35 |
3 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1分19秒191 | 0.781 | 32 |
4 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分19秒309 | 0.899 | 33 |
5 | 23 | アレクサンダー・アルボン | レッドブル・ホンダ | 1分19秒365 | 0.955 | 34 |
6 | 55 | カルロス・サインツ | マクラーレン | 1分19秒441 | 1.031 | 42 |
7 | 11 | セルジオ・ペレス | レーシングポイント | 1分19秒907 | 1.497 | 31 |
8 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1分19秒954 | 1.544 | 35 |
9 | 3 | ダニエル・リカルド | ルノー | 1分20秒058 | 1.648 | 27 |
10 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1分20秒124 | 1.714 | 29 |
11 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分20秒200 | 1.790 | 37 |
12 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分20秒207 | 1.797 | 29 |
13 | 26 | ダニール・クビアト | アルファタウリ・ホンダ | 1分20秒278 | 1.868 | 32 |
14 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分20秒846 | 2.436 | 28 |
15 | 18 | ランス・ストロール | レーシングポイント | 1分20秒954 | 2.544 | 32 |
16 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1分21秒009 | 2.599 | 25 |
17 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース | 1分21秒169 | 2.759 | 31 |
18 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 1分21秒374 | 2.964 | 31 |
19 | 31 | エステバン・オコン | ルノー | 1分21秒673 | 3.263 | 31 |
20 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分22秒054 | 3.644 | 34 |
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