F1イタリアGP フリー走行1回目:ボッタス首位でメルセデスが1-2
2020年のF1世界選手権 第8戦 F1イタリアGPのフリー走行1回目が9月4日(金)にモンツァ・サーキットで開幕。バルテリ・ボッタス(メルセデス)がトップタイムを記録した。
舞台となるモンツァは、コーナーの数が11と少なく、3つのシケインでストレートを結んだ非常に高速なサーキット。スロットル全開率75%を誇るエンジンパフォーマンスが物を言うパワートラックとなる。
ロングストレートでのスピードを最大限にするために、各チームは正面からリアウイングのロゴが見えないほどの“モンツァ仕様”の空力パッケージを持ち込み、シーズン中で最もローダウンフォースのセットアップを使用する。
F1カレンダー屈指の高速サーキットとなるモンツァには、C2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)という中間のコンパウンドが選択された。レースではC2とC3のいずれか1セットを使用しなければならない。
金曜日のモンツァは快晴。気温23.3度、路面温度30.4度のドライコンディションで90分間のFP1セッションはスタート。全ドライバーがハードもしくはミディアムで走行を開始した。
今回ウィリアムズはジョージ・ラッセルに変えてテストドライバーのロイ・ニッサニーを起用。木曜日、ウィリアムズはF1イタリアGP限りでクレア・ウィリアムズが退任し、ウィリアムズ家としてF1から撤退することが発表されている。
開始40分に差し掛かろうとしたところで、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がアスカリ・シケインでコントロールを失ってコースアウトしてタイヤバリアにクラッシュ。なんとか自走してピットに戻るもフロントウイングを失った。シーズン序盤に見られた唐突にリアが抜けるレッドブルの癖がまた顔を出したかもしれない。このインシデントでセッションは赤旗中断となった。
この時点でバルテリ・ボッタス(メルセデス)がミディアムで1分21秒657でトップタイム。マックス・フェルスタッペンはハードタイヤで0.296秒差の3番手だ。
マックス・フェルスタッペンはこの赤旗中にフロントサスペンションを交換。レーシング・ポイントのマシンがフロアを削って修正を行っているのが印象的だ。
10分程度の中断の後、セッションは再開。フェルスタッペンもマシンを修復が完了して走行を再開する。
終盤になるとソフトタイヤを装着してコース上に出るマシンも増えてくる。
フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはメルセデスのバルテリ・ボッタスで1分20秒703。2番手にはチームメイトのルイス・ハミルトンが0.245秒差で続き、今週末もメルセデスが1-2体制でスタート。
3番手から6番手にはホンダF1エンジン勢が続いた。3番手にはトップから0.797秒差でアレクサンダー・アルボン。チームメイトのマックス・フェルスタッペンはトップから0.938秒差の5番手。アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトが4番手、ピエール・ガスリーが6番手となった。アルファタウリはトロロッソ時代から通算してF1イタリアGPで50戦目を迎える。
低迷のフェラーリはシャルル・ルクレールが11番手、セバスチャン・ベッテルはタイヤや走行のタイミングが異なるとはいえ、ウィリアムズのテストドライバーであるロイ・ニッサニーから0.162秒遅れとなる19番手とフリー走行1回目といえども厳しい週末のスタートとなった。
F1イタリアGP フリー走行2回目はこのあと22時(現地時間15時)から行われる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イタリアGP
舞台となるモンツァは、コーナーの数が11と少なく、3つのシケインでストレートを結んだ非常に高速なサーキット。スロットル全開率75%を誇るエンジンパフォーマンスが物を言うパワートラックとなる。
ロングストレートでのスピードを最大限にするために、各チームは正面からリアウイングのロゴが見えないほどの“モンツァ仕様”の空力パッケージを持ち込み、シーズン中で最もローダウンフォースのセットアップを使用する。
F1カレンダー屈指の高速サーキットとなるモンツァには、C2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)という中間のコンパウンドが選択された。レースではC2とC3のいずれか1セットを使用しなければならない。
金曜日のモンツァは快晴。気温23.3度、路面温度30.4度のドライコンディションで90分間のFP1セッションはスタート。全ドライバーがハードもしくはミディアムで走行を開始した。
今回ウィリアムズはジョージ・ラッセルに変えてテストドライバーのロイ・ニッサニーを起用。木曜日、ウィリアムズはF1イタリアGP限りでクレア・ウィリアムズが退任し、ウィリアムズ家としてF1から撤退することが発表されている。
開始40分に差し掛かろうとしたところで、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がアスカリ・シケインでコントロールを失ってコースアウトしてタイヤバリアにクラッシュ。なんとか自走してピットに戻るもフロントウイングを失った。シーズン序盤に見られた唐突にリアが抜けるレッドブルの癖がまた顔を出したかもしれない。このインシデントでセッションは赤旗中断となった。
この時点でバルテリ・ボッタス(メルセデス)がミディアムで1分21秒657でトップタイム。マックス・フェルスタッペンはハードタイヤで0.296秒差の3番手だ。
マックス・フェルスタッペンはこの赤旗中にフロントサスペンションを交換。レーシング・ポイントのマシンがフロアを削って修正を行っているのが印象的だ。
10分程度の中断の後、セッションは再開。フェルスタッペンもマシンを修復が完了して走行を再開する。
終盤になるとソフトタイヤを装着してコース上に出るマシンも増えてくる。
フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはメルセデスのバルテリ・ボッタスで1分20秒703。2番手にはチームメイトのルイス・ハミルトンが0.245秒差で続き、今週末もメルセデスが1-2体制でスタート。
3番手から6番手にはホンダF1エンジン勢が続いた。3番手にはトップから0.797秒差でアレクサンダー・アルボン。チームメイトのマックス・フェルスタッペンはトップから0.938秒差の5番手。アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトが4番手、ピエール・ガスリーが6番手となった。アルファタウリはトロロッソ時代から通算してF1イタリアGPで50戦目を迎える。
低迷のフェラーリはシャルル・ルクレールが11番手、セバスチャン・ベッテルはタイヤや走行のタイミングが異なるとはいえ、ウィリアムズのテストドライバーであるロイ・ニッサニーから0.162秒遅れとなる19番手とフリー走行1回目といえども厳しい週末のスタートとなった。
F1イタリアGP フリー走行2回目はこのあと22時(現地時間15時)から行われる。
2020年 第8戦 F1イタリアGP フリー走行1回目 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | ベストタイム | GAP | 周回 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分20秒703 | 28 | |
2 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分20秒948 | 0.245 | 27 |
3 | 23 | アレクサンダー・アルボン | レッドブル・ホンダ | 1分21秒500 | 0.797 | 30 |
4 | 26 | ダニール・クビアト | アルファタウリ・ホンダ | 1分21秒555 | 0.852 | 31 |
5 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1分21秒641 | 0.938 | 22 |
6 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1分21秒667 | 0.964 | 25 |
7 | 11 | セルジオ・ペレス | レーシングポイント | 1分21秒747 | 1.044 | 27 |
8 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分21秒747 | 1.044 | 29 |
9 | 3 | ダニエル・リカルド | ルノー | 1分21秒789 | 1.086 | 22 |
10 | 55 | カルロス・サインツ | マクラーレン | 1分21秒821 | 1.118 | 27 |
11 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分21秒904 | 1.201 | 25 |
12 | 31 | エステバン・オコン | ルノー | 1分21秒984 | 1.281 | 28 |
13 | 18 | ランス・ストロール | レーシングポイント | 1分22秒131 | 1.428 | 21 |
14 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース | 1分22秒409 | 1.706 | 20 |
15 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分22秒422 | 1.719 | 19 |
16 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1分22秒552 | 1.849 | 24 |
17 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1分22秒619 | 1.916 | 27 |
18 | 40 | ロイ・ニッサニー | ウィリアムズ | 1分22秒826 | 2.123 | 25 |
19 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分22秒988 | 2.285 | 24 |
20 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分23秒120 | 2.417 | 24 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イタリアGP