F1ブラジルGP 予選 (ドライバーコメント)
FORMULA 1 GRANDE PREMIO PETROBRAS DO BRASIL 2009
1位 ルーベンス・バリチェロ (ブラウンGP)
「今日はホームグランプリでポールポジションを獲れてとても満足している。このような異常な予選セッションのあとだから特にね。予選中に2度もクルマを降りたのは17年間で初めてのことだよ!今日僕たちが成し遂げたことをとても誇りに思っている。インターミディエイトを履くべきときにQ2を通過できたのはラッキーだったけど、Q3では最高のドライブができた。最前からスタートすることは良い状況だし、中団にいるより自分のレースペースでいられる。でも、仕事はまだ半分しか終わっていないし、しっかりと地に足をつけて、明日良いレースをすることに集中したい。明日ブラジル人が前からスタートすることは雨のディレイの間に座って僕を応援し続けてくれたインテルラゴスのすべてのファンのためにも素晴らしいことだ」
2位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「とてもトリッキーな予選セッションだった。特にQ1はコンディションが本当に悪かった。運転が難しかったが、どうにかすり抜けることができた。予選の再スタート後は路面の状態も少し良くなり、コンペティティブな走りをすることができた。最初は快適には走れなかったが、その後グリップ・レベルが上がり、良いタイムを記録することができた。Q3ではポールから3位、再びポールから3位へとトップ3を行ったり来たりだった。もう一度ポールポジションに挑戦したかったが、ミスを犯してしまった。あのコンディションで完ぺきな6周を走り続けるのは難しかったと思うが、自分のドライビングにはとても満足している。ガレージのメンバーたちも、とても良い仕事をしてくれた。母国レースでポールポジションを達成したルーベンス、おめでとう。明日のレースでは、彼と良いレースを戦いたいと思う」
3位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
「トップ3はいつだって素晴らしい気分だよ。このような難しいセッションのあとは特にね。金曜日にドライではそれほど良くなさそうだったので、本当に雨が降るのを願っていたけど、最終的にはちょっと多過ぎだったよ!セッションの間ずっと待たなければならなかったし、集中力を維持しなければならなかった。Q1は水が多かったので間違いなくエクストリームだたし、スピンしないように注意しなければならなかった。それからQ2までとても待たされた。Q2セッションではエクストリームで最速タイムをだしたけど、それらから良いタップを引き出せるのは1周だけだった。それはQ3でインターミディエイトを履く必要があるという明白なサインだった。僕たちは出ていくまでそれを残していて、最速ラップをスタートするのに余裕を持ってラインを横切った。3番手のために十分にうまくいったね。本当に満足しているし、上位に戻ってこれて気分がいいね。前の年の結果は素晴らしくはなかったけど好きなサーキットだ。明日良いレースができることを期待している。ベストを尽くすつもりだ」
4位 ヤルノ・トゥルーリ (トヨタ)
「非常にハードな予選だった。第1セッションでは、あちこちでハイドロプレーニング現象が起こる、ひどいコンディションだったので、ただクルマをトラック上にキープすることだけを考え、その上で、出来る限り良いラップタイムを出すようにした。とても厳しい予選で、大切なことは集中し続けることだった。とにかくセッションを無事に終えることが大事だったから。予選の第2と第3セッションの状況はずっと良くなり、クルマも好調に走ったので、僕も懸命にプッシュすることができた。適切なタイヤで、速いラップタイムをいくつか出せたので、良い予選となり、セカンドローからのスタートはとても嬉しい。日本GPのように表彰台をまた獲得できたら最高だと思うので、ベストを尽くしたい」
5位 キミ・ライコネン (フェラーリ)
「全体的に結果には満足している。僕たちはエクストリームウェットタイヤではとても競争力があったし、実際コンディションがそれらのタイヤでいるのに十分なままだったら、5位より上を達成できたかもしれない。でも、インターミディエイトはベストを引き出すのが難しくて、マシンはもはや運転が簡単ではなくなってしまった。明日雨が降ったら、ここは他のクルマの後ろではほとんど何も見えなくて、コンディションは本当に難しくなるので、とてもタフになるだろう。今日、予選を遅らせたのは正しい決定だったと思う。少なくとも、ただトラックに留まろうとするよりも、むしろ許容できるコンディションでドライブできた。F60はうまく働いていた。グリップが足りないのはわかっているけど、それはシーズンの始めから続いている問題だ」
6位 セバスチャン・ブエミ (トロ・ロッソ)
「もちろんハッピーだよ。6位はこれまでで最高の予選結果だからね。難しいセッションで、ずっとクルマの中に座って集中力を失わないようにしていた。明日の目標はポイント獲得だが、こんな天気では何が起きてもおかしくない。僕としては明日はドライの方が良いが、 今週末はどんな路面コンディションでも良いペースで走れているので、ウェットでもドライでも全力で戦うつもりだ」
7位 ニコ・ロズベルグ (ウィリアムズ)
「予選を通して僕たちがウェットで速いことがわかったのは良いことだった。でも、残念ながら僕たちにはインターミディエイトで十分な速さがなかったと思う。フロントタイヤを十分に温めることができんくてきとんと働かせることができずに結局ペースを損ねてしまった。それでも7番手は明日力強いレースを期待できるポジションだ」
8位 ロバート・クビサ (BMWザウバー)
「今回の予選のコンディションは本当に難しかった。トラックのある地点は水がとても多くて、ほとんどクルマを運転することができなかった。幸い、ブレークのあとコンディションは少し良くなった。僕たちは比較的ローダウンフォースで走行していたけど、あのような状況では細心の注意を要した。驚いたのは、とてもウェットだったときにクルマがかなり競争力があって、水が少なくなったときにドライブするのが少し難しかったことだ。あまりにアンダーステアが多かった。クルマはドライ向けにセットアップしているので、明日天気がどうなるか見なければならないね」
9位 中嶋一貴 (ウィリアムズ)
「赤旗やそれぞれのラウンドの間の時間が長くて、難しい予選ションでしたね。クルマはウェットでとても競争力があったので、雨が降り続いていたらもっと良かったかもしれません。でも、それでもなんとか良いポジションを得ることができました。トップ10にいるのはハンガリー以来なので、明日良いレースができることを楽しみにしています」
10位 フェルナンド・アロンソ (ルノー)
「今回は、これまで参加したなかで最も長い予選セッションだった思うよ!天候が予選を面白くしたけど、今日クルマにはもっと高い予選グリッドを得られるペースはなかった。明日変わりやすい天候になったら、レースに大きな影響を与えるだろうし、適切なタイミングでコンディションに反応することができれば、いくつか準備を上げられるだろう。そのためにベストを尽くすつもりだ」
11位 小林可夢偉 (トヨタ)
「F1の予選を初めて体験したが、非常に難しいセッションだった。ラップ毎に、状況が変わり、ハイドロプレーニング現象がよく起きる、とても厳しいコンディションだった。このコースは初めてで、更にこんな悪条件だったため、走行は簡単ではなかったが、クルマの調子は良かった。第2セッションの終盤、最後のラップで、小さなミスをして、トップ10入りを逃したのは残念だった。しかし、全体的には、今日のようなひどいコンディションの中で迎えた初めてのF1の予選で、11位という成績は予想より良く、嬉しく思う。明日のレースが楽しみだ。ポイントを稼げたら最高なので、そのためにベストを尽くしたい」
12位 ハイメ・アルグエルスアリ (トロ・ロッソ)
「悪くなかった、この結果には満足している。水が多くクラッシュする危険が大きかったので、ミスを犯さずにコースを走り続けることを優先した。視界もとても悪かったので、レースではコンディションが良くなることを期待している。今日は全力を発揮したと思う。Q3進出にはインターミディエイト・タイヤの装着が必用だったが、エキストリームのままで走るというギャンブルをした。いずれにしても、悪くない結果だと思う」
13位 ロマン・グロージャン (ルノー)
「予選の最初のセッションは雨がとても強かったけど、クルマにはとても満足していた。ドライバー全員にとって同じだったし、あのよう状況のなかではうまくやれたと思う。Q2でトラックが乾いてきたけど、残念ながらインターミディエイトタイヤを履く時間がなかった。だから、同じウェットタイヤで全てのセッションを走った。午前中の事故のあと、クルマを修理するために素晴らしい仕事をしてくれたメカニックにも感謝したい」
14位 ジェンソン・バトン (ブラウンGP)
「クレイジーな予選だったし、予選14番グリッドしか獲得できなかったのは間違いなくとても期待外れだ。最初のセッションはうまくいったし、僕たちのペースはウェットでもそれなりに良かったので、それは励みになる。Q2で少しトラックが乾いたので、いくつか小さなセットアップ変更を施したけど、クルマのバランスが少し変わってしまった。最初の数ラップでアンダーステアが酷くなった。タイムを出すためにあらゆることをしたけどペースがなかった。3周目までにリアタイヤが逃げ始めて、リアのグリップがなくなった。それでタイムを改善することができなかった。明日はとてもタフなレースになるだろうけど、前進するためにどんなチャンスでも最大限に活用するつもりだ」
15位 ヴィタントニオ・リウッツィ (フォース・インディア)
「本当にがっかりしているし、Q3に進める自信がかなりあったし、うまくやっていたので予選が途中で終わってしまったことにフラストレーションを感じている。エイドリアンが今日示したように、僕たちには力があった。クルマはウェットコンディションでうまく反応していたし、僕たちはQ1で良いパフォーマンスを示していた。Q2がスタートしたとき、とても難しいコンディションだったし、出て行くのはリスキーだったけど、いったん青信号が付いたら、出て行ってベストを尽くさなければならない。もっと良い結果を出せたかもしれないので、チームに申し訳なく持っている。でも、その時点でなにもできなかったし、クルマが水溜りに捕まったときはどうすることもできなかった。それでも僕たちは明日良い状態にいると思うし、コンディションがこのままだったら、クルマのバランスは良いので、レースに対しては楽観的に考えている」
16位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「満足していない。とても残念な結果だ。もっと良い予選になるはずだったが、このコンディションでは難しかった。コースのコンディションが良かった時もあったが、渋滞の中にいたので、それを活かすことができなかった。その後、セッション終了直前に空気がきれいになった時には、雨が激しく降っていて、路面の水が多すぎたために、タイムを伸ばすことが出来なかった。僕たちに何かの落ち度があったわけではない。僕たちのペースが悪かったのではなく、タイミングが悪かっただけだ」
17位 ヘイキ・コバライネン (マクラーレン)
「これまでレース週末で経験した中で最悪のコンディションだったよ。ウェットコンディションでドライブするのは好きだけど、今日はアクアプレーニングが酷くて、マシンをトラックに留まらせておくのがかなり難しかった。加えて、他のマシンの水しぶきでとても視界が悪かった。今回の結果は僕たちにまだダウンフォースが不足していることを示しているし、これ以上速く走ることは無理だったよ。明日は違ったコンディションになって僕たちのセットアップに合ってくれることを期待している」
18位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「今日は僕が覚えてる最悪の予選セッションのひとつだった。クルマの感覚がまったく良くなかった。ヘイキと僕の二人とも、ストレートでさえ全開でいくことができなかった。それくらいグリップがなかった。期待はずれなパフォーマンスだったけど、ベストは尽くした。最後にプッシュしようとして、小さな“コースオフ”があったし、クルマがコントロールを失った。僕たちはドライセットアップで走行していたけど、ウェットで望めるものより思うように動かなかった。そして、僕たちが他のマシンに比べてダウンフォースが不足していることが、これらのコンディションのなかで本当に目立ってしまった。ポイントを争えるチャンスのためにも明日は太陽が出てくれることを願っている。でも、18番手からのスタートは、本当に不利な週末を意味している」
19位 ニック・ハイドフェルド (BMWザウバー)
「Q1敗退はもちろん腹立たしいけど、単純に僕にはチャンスがなかった。確かに予選で雨が降ることはわかっていたし、車高を上げていたけど、トラックの水の量に対して十分ではなかった。F1カーでは、タイヤにアクアプレーニング問題を起こさないことしか頼みの綱はない。あれ以上は運転できなかったし、水泳だったよ。Q1の終わりに新品タイヤに替えたとき、状況はいっそう悪くなって、どっとも助けにはならなかった」
20位 ジャンカルロ・フィジケラ (フェラーリ)
「予選が始まったときのコンディションはほぼ不可能だった。速く走ってはいなかったけど、トラックのその場所には水溜りができていてスピンしてしまった。ホイールは回っていたけど、エンジンカットスイッチに当たってしまって、僕の予選は終わってしまった。キミのパフォーマンスでわかったようにクルマはウェットでうまく働いていたので残念だ。彼がなんとかポイントを持ち帰ってくれることを願っているけど、僕は最後尾からのスタートなので、僕にとってはタフになるだろう。現時点では全てがうまくいかなくなっているとうに思える。フェラーリのようなメジャーなチームで僕の価値を示したいので、とても不満だよ。明日は運が巡り始めてくれることを期待している。これまでそうではなかったからね」
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