F1イタリアGP フリー走行1回目 | ルクレールが終盤にスリックで最速タイム
2019年のF1世界選手権 第14戦 イタリアGPのフリー走行1回目が9月6日(金)にモンツァ・サーキットで開幕。大半がウエットコンディションとなったが、終盤にシャルル・ルクレールがミティアムタイヤでトップタイムを記録した。
今週、ミラノで開催された90回目のイタリアGPを祝うイベントでF1とイタリアGPは新たに5年契約を発表。少なくとも2024年までF1イタリアGPの将来が確保された。
舞台となるモンツァは、コーナーの数が11と少なく、3つのシケインでストレートを結んだ非常に高速なサーキット。スロットル全開率75%を誇るエンジンパフォーマンスが物を言うパワートラック。ロングストレートでのスピードを最大限にするために、各チームは“モンツァ仕様”の空力パッケージを持ち込み、シーズン中で最も低いダウンフォースセットアップを使用する。
F1カレンダー屈指の高速サーキットとなるモンツァには、C2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)という中間のコンパウンドが選択された。レースではC2とC3のいずれか1セットを使用しなければならない。
現地時間11時の天候は雨。気温16.2度、路面温度19.2度のコンディションで全ドライバーが雨天用タイヤを装着して90分間のFP1セッションをスタート。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とランド・ノリス(マクラーレン)はインターミディエイトでインスタレーションラップを開始する。
今週末、ホンダF1はマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)に『スペック4』PUを投入。グリッド後方からのスタートが決まっている。また、フェラーリの両ドライバーもアップグレード版エンジンが投入されている。
開始から30分が経過しようとした頃、キミ・ライコネン(アルファロメオ・レーシング)がパラボリカでスピンを喫してウオールにクラッシュ。セッションは約5分間の赤旗中断となった。だが、再開直後に今後はセルジオ・ペレス(レーシングポイント)がクラッシュ。再び赤旗中断となる。
その後、天候は少しずつ回復してタイムは上がっていく。だが、ターン1でピエール・ガスリーがスピンを喫してストップ。3度目の赤旗中断となる。だが、マシンにダメージはなく、再開後にすぐに走行をスタートしている。1周の確認走行しかしてなかったメルセデス勢は残り40分に差し掛かろうとしたこの段階になったようやく走行を開始し、タイムシートの1-2を記録する。
残り10分にはトラックはほぼドライで走れそうな状況に変化。ルノーとハース勢はすでにマシンを降りている。フェラーリのシャルル・ルクレールとセバスチャン・ベッテルがミディアムを履いてガレージを出る。ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)、マクラーレンのカルロス・サインツとランド・ノリスがソフトを履いて続く。メルセデス勢もソフトでコースインなど、各チームがスリックタイヤに切り替えて走行を行い、インタミディエイトのタイムを上回っていく。
フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはフェラーリのシャルル・ルクレール。ミディアムタイヤで1分27秒905を記録。2番手には0.306秒差でカルロス・サインツ、3番手には0.545秒差でランド・ノリスとマクラーレン勢がソフトタイヤで続いた。
ホンダF1エンジン勢ではレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンが5番手、マックス・フェルスタッペンが7番手、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアト6番手、ピエール・ガスリーが10番手でセッションを終えた。
F1イタリアGPのフリー走行2回目はこの後22時(現地時間15時)から行われる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イタリアGP
今週、ミラノで開催された90回目のイタリアGPを祝うイベントでF1とイタリアGPは新たに5年契約を発表。少なくとも2024年までF1イタリアGPの将来が確保された。
舞台となるモンツァは、コーナーの数が11と少なく、3つのシケインでストレートを結んだ非常に高速なサーキット。スロットル全開率75%を誇るエンジンパフォーマンスが物を言うパワートラック。ロングストレートでのスピードを最大限にするために、各チームは“モンツァ仕様”の空力パッケージを持ち込み、シーズン中で最も低いダウンフォースセットアップを使用する。
F1カレンダー屈指の高速サーキットとなるモンツァには、C2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)という中間のコンパウンドが選択された。レースではC2とC3のいずれか1セットを使用しなければならない。
現地時間11時の天候は雨。気温16.2度、路面温度19.2度のコンディションで全ドライバーが雨天用タイヤを装着して90分間のFP1セッションをスタート。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とランド・ノリス(マクラーレン)はインターミディエイトでインスタレーションラップを開始する。
今週末、ホンダF1はマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)に『スペック4』PUを投入。グリッド後方からのスタートが決まっている。また、フェラーリの両ドライバーもアップグレード版エンジンが投入されている。
開始から30分が経過しようとした頃、キミ・ライコネン(アルファロメオ・レーシング)がパラボリカでスピンを喫してウオールにクラッシュ。セッションは約5分間の赤旗中断となった。だが、再開直後に今後はセルジオ・ペレス(レーシングポイント)がクラッシュ。再び赤旗中断となる。
その後、天候は少しずつ回復してタイムは上がっていく。だが、ターン1でピエール・ガスリーがスピンを喫してストップ。3度目の赤旗中断となる。だが、マシンにダメージはなく、再開後にすぐに走行をスタートしている。1周の確認走行しかしてなかったメルセデス勢は残り40分に差し掛かろうとしたこの段階になったようやく走行を開始し、タイムシートの1-2を記録する。
残り10分にはトラックはほぼドライで走れそうな状況に変化。ルノーとハース勢はすでにマシンを降りている。フェラーリのシャルル・ルクレールとセバスチャン・ベッテルがミディアムを履いてガレージを出る。ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)、マクラーレンのカルロス・サインツとランド・ノリスがソフトを履いて続く。メルセデス勢もソフトでコースインなど、各チームがスリックタイヤに切り替えて走行を行い、インタミディエイトのタイムを上回っていく。
フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはフェラーリのシャルル・ルクレール。ミディアムタイヤで1分27秒905を記録。2番手には0.306秒差でカルロス・サインツ、3番手には0.545秒差でランド・ノリスとマクラーレン勢がソフトタイヤで続いた。
ホンダF1エンジン勢ではレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンが5番手、マックス・フェルスタッペンが7番手、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアト6番手、ピエール・ガスリーが10番手でセッションを終えた。
F1イタリアGPのフリー走行2回目はこの後22時(現地時間15時)から行われる。
2019年 第14戦 F1イタリアGP フリー走行1回目 結果
順位 | No | ドライバー | チーム | ベストタイム | GAP | 周回 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分27秒905 | 20 | |
2 | 55 | カルロス・サインツ | マクラーレン | 1分28秒211 | 0.306 | 25 |
3 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分28秒450 | 0.545 | 23 |
4 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分28秒730 | 0.825 | 11 |
5 | 23 | アレクサンダー・アルボン | レッドブル | 1分29秒025 | 1.120 | 19 |
6 | 26 | ダニール・クビアト | トロロッソ・ホンダ | 1分29秒960 | 2.055 | 25 |
7 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分30秒100 | 2.195 | 11 |
8 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分30秒507 | 2.602 | 19 |
9 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分30秒596 | 2.691 | 11 |
10 | 10 | ピエール・ガスリー | トロロッソ・ホンダ | 1分30秒695 | 2.790 | 26 |
11 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1分32秒848 | 4.943 | 22 |
12 | 18 | ランス・ストロール | レーシングポイント | 1分33秒976 | 6.071 | 9 |
13 | 3 | ダニエル・リカルド | ルノー | 1分34秒528 | 6.623 | 10 |
14 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分34秒715 | 6.810 | 7 |
15 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 1分35秒133 | 7.228 | 10 |
16 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース | 1分35秒980 | 8.075 | 7 |
17 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 1分37秒816 | 9.911 | 12 |
18 | 88 | ロバート・クビサ | ウィリアムズ | 1分38秒421 | 10.516 | 12 |
19 | 11 | セルジオ・ペレス | レーシングポイント | No Time | ||
20 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | No Time |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イタリアGP