F1アブダビテスト 2日目:ロバート・クビサが好タイムを記録
2017年最後の公式テストとなるF1アブダビテストが29日(水)に最終戦アブダビGPの舞台となったヤス・マリーナ・サーキットで行われ、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が2日間のテストの最速タイムを記録してシーズンが終了した。
ピレリの2018年F1タイヤのテストとして実際されているF1アブダビテスト。ピレリは2018年から新たにスーパーハード(オレンジ)とハイパーソフト(ピンク)を追加し、合計7種類のドライコンパウンドが導入される。
各F1チームには20セットのタイヤが供給され、12セットをピレリ、8セットをチームが選択。パフォーマンス比較のために2017年のタイヤも用意されている。各チームは、最初の1時間は自由にテストをする時間が与えられ、その後、2018年にピレリがF1に投入する7種類のコンパウンドと2017年版タイヤによる比較テストを実施した。
2日目のトップタイムを記録したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。複数回の赤旗の原因となったベッテルだが合計で118周を走行。午前中に最も柔らかいコンパウンドであるハイパーソフトを装着して1分37秒551をマーク。コースレコード更新とはならなかった2日間の最速タイムを記録した。
2番手には0.939秒差でバルテリ・ボッタス(メルセデス)、3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とトップ3チームがタイムシートの上位に名を連ねた。
フォース・インディアは、午前中にエステバン・オコン、午後にセルジオ・ペレスが走行を担当。ペレスは52周を走行して4番手タイム、オコンは72周を走行して5番手タイムを記録。チームとして合計で124周を走り込んだ。
6番手には109周を走行したカルロス・サインツが続いた。
今回のテストで注目を集めているのがウィリアムズ。2018年のランス・ストロールをまだ決定していないウィリアムズは、この日はドライバー候補に挙げられているセルゲイ・シロトキンとロバート・クビサが走行を担当。
まずはセルゲイ・シロトキンが走行を行い86周を走行して10番手タイムとなる1分39秒947をマーク。そして、残り2時間となったところでロバート・クビサにドライバーをチェンジ。ハイパーソフトを走行してパフォーマンス走行を行ったクビサは、ラスト1時間の最速タイムとなる1分39秒495をマーク。全体では7番手。セルゲイ・シロトキンだけでなく、前日の同時間帯に走行を行ったランス・ストロールのタイムを上回るパフォーマンスを披露し、F1復帰にむけて印象を残した。
ウィリアムズは来週にも2018年のフェリペ・マッサの後任を誰にするのかを議論し、クリスマス前には発表したいとの意向を示している。
8番手タイムはマクラーレンのストフェル・バンドーンが記録。午前中にターン19でクラッシュを喫したバンドーンだが、合計で105周を走り込んで1分39秒782をマーク。マクラーレンは、F1ブラジルGP後に予定されていた2日間のピレリテストがセキュリティの問題でキャンセルになったため、今回のF1アブダビテストでは唯一の2台のマシンを走らせており、もう一台は2018年のリザーブドライバー就任が決定しているランド・ノリスが担当。ピレリからマークのないタイヤの供給を受けてのブラインドテストの役割が割り当てられているランド・ノリスは、118周を走行し、ストフェル・バンドーンから1.932秒差で12番手タイムをマークした。
ザウバーは、F2チャンピオンでフェラーリの育成ドライバーのシャルル・ルクレールがテストを担当。ザウバーはこの日、2018年からアルファロメオをタイトルスポンサーに迎えることを発表しており、ルクレールがドライバーを務めることが確実視されている。ルクレースはこの日最多となる149周を走り込み、11番手タイムとなる1分40秒666をマークした。
トロ・ロッソは午前中にピエール・ガスリー、午後にブレンドン・ハートレーが走行を実施。ハートレーが61周を走行して13番手、ガスリーが63周を走行して14番手タイムとタイムシートの最下位に名を連ねた。トロ・ロッソは2018年からホンダのF1パワーユニットを搭載する。
カテゴリー: F1 / F1レース結果
ピレリの2018年F1タイヤのテストとして実際されているF1アブダビテスト。ピレリは2018年から新たにスーパーハード(オレンジ)とハイパーソフト(ピンク)を追加し、合計7種類のドライコンパウンドが導入される。
各F1チームには20セットのタイヤが供給され、12セットをピレリ、8セットをチームが選択。パフォーマンス比較のために2017年のタイヤも用意されている。各チームは、最初の1時間は自由にテストをする時間が与えられ、その後、2018年にピレリがF1に投入する7種類のコンパウンドと2017年版タイヤによる比較テストを実施した。
2日目のトップタイムを記録したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。複数回の赤旗の原因となったベッテルだが合計で118周を走行。午前中に最も柔らかいコンパウンドであるハイパーソフトを装着して1分37秒551をマーク。コースレコード更新とはならなかった2日間の最速タイムを記録した。
2番手には0.939秒差でバルテリ・ボッタス(メルセデス)、3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とトップ3チームがタイムシートの上位に名を連ねた。
フォース・インディアは、午前中にエステバン・オコン、午後にセルジオ・ペレスが走行を担当。ペレスは52周を走行して4番手タイム、オコンは72周を走行して5番手タイムを記録。チームとして合計で124周を走り込んだ。
6番手には109周を走行したカルロス・サインツが続いた。
今回のテストで注目を集めているのがウィリアムズ。2018年のランス・ストロールをまだ決定していないウィリアムズは、この日はドライバー候補に挙げられているセルゲイ・シロトキンとロバート・クビサが走行を担当。
まずはセルゲイ・シロトキンが走行を行い86周を走行して10番手タイムとなる1分39秒947をマーク。そして、残り2時間となったところでロバート・クビサにドライバーをチェンジ。ハイパーソフトを走行してパフォーマンス走行を行ったクビサは、ラスト1時間の最速タイムとなる1分39秒495をマーク。全体では7番手。セルゲイ・シロトキンだけでなく、前日の同時間帯に走行を行ったランス・ストロールのタイムを上回るパフォーマンスを披露し、F1復帰にむけて印象を残した。
ウィリアムズは来週にも2018年のフェリペ・マッサの後任を誰にするのかを議論し、クリスマス前には発表したいとの意向を示している。
8番手タイムはマクラーレンのストフェル・バンドーンが記録。午前中にターン19でクラッシュを喫したバンドーンだが、合計で105周を走り込んで1分39秒782をマーク。マクラーレンは、F1ブラジルGP後に予定されていた2日間のピレリテストがセキュリティの問題でキャンセルになったため、今回のF1アブダビテストでは唯一の2台のマシンを走らせており、もう一台は2018年のリザーブドライバー就任が決定しているランド・ノリスが担当。ピレリからマークのないタイヤの供給を受けてのブラインドテストの役割が割り当てられているランド・ノリスは、118周を走行し、ストフェル・バンドーンから1.932秒差で12番手タイムをマークした。
ザウバーは、F2チャンピオンでフェラーリの育成ドライバーのシャルル・ルクレールがテストを担当。ザウバーはこの日、2018年からアルファロメオをタイトルスポンサーに迎えることを発表しており、ルクレールがドライバーを務めることが確実視されている。ルクレースはこの日最多となる149周を走り込み、11番手タイムとなる1分40秒666をマークした。
トロ・ロッソは午前中にピエール・ガスリー、午後にブレンドン・ハートレーが走行を実施。ハートレーが61周を走行して13番手、ガスリーが63周を走行して14番手タイムとタイムシートの最下位に名を連ねた。トロ・ロッソは2018年からホンダのF1パワーユニットを搭載する。
2017 F1アブダビテスト 2日目 タイム結果
順位 | No | ドライバー | チーム | ベストタイム | 周回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分37秒551 | 118 |
2 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分38秒490 | 141 |
3 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分38秒735 | 132 |
4 | 19 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 1分38秒818 | 52 |
5 | 31 | エステバン・オコン | フォース・インディア | 1分39秒148 | 72 |
6 | 55 | カルロス・サインツ | ルノー | 1分39秒444 | 109 |
7 | 40 | ロバート・クビサ | ウィリアムズ | 1分39秒485 | 28 |
8 | 2 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン・ホンダ | 1分39秒782 | 105 |
9 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分39秒810 | 124 |
10 | 41 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ | 1分39秒947 | 86 |
11 | 9 | シャルル・ルクレール | ザウバー | 1分40秒666 | 149 |
12 | 47 | ランド・ノリス | マクラーレン・ホンダ | 1分41秒714 | 118 |
13 | 28 | ブレンドン・ハートレー | トロ・ロッソ | 1分43秒345 | 61 |
14 | 10 | ピエール・ガスリー | トロ・ロッソ | 1分44秒827 | 63 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果