F1 マレーシアグランプリ マックス・フェルスタッペン
2017年のF1世界選手権 第15戦 マレーシアグランプリのフリー走行1回目が29日(金)にセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、ウェットコンディションのなかマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムを記録した。

1999年から開催されてきたF1マレーシアGPだが、今年が最後の開催となる。ヘルマン・ティルケがはじめて手がけた5.543kmのセパン・インターナショナル・サーキットはドライバーにとって世界で最も刺激的なサーキットの一つとして認識されている。

F1マレーシアGPでは、日本でスーパーフォーミュラを戦うピエール・ガスリーがダニール・クビアトがトロ・ロッソからレースドライバーとしてデビュー。過去に小林可夢偉が着けていたカーナンバー10でセッションに挑んだ。また、トロ・ロッソは、カルロス・サインツに代えてショーン・ゲラエルをフリー走行1回目に起用している。

さらにザウバーはシャルル・ルクレール、ハースはアントニオ・ジョヴィナッツィ、ルノーはセルゲイ・シロトキンといったF1予備軍をフリー走行1回目に起用している。

現地時間11時に開催が予定されていたフリー走行1回目だが、開始直前に豪雨が直撃したことでセッション開始は30分延期され、60分のセッションに短縮となった。開始時の気温は24℃、路面温度28℃。

日曜日にも雨が予報されているマレーシア。各チーム、フルウェットでインスタレーションラップを行った後はしばらくガレージに待機。フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)は頭部保護デバイスのヘイローをテストした。

誰もタイムを出さないまま残り30分が近づいた時点で、各車インターミディエイトでコースに出始めた。ダニエル・リカルドがようやく1周を走ってタイムを記録した(1分55秒601)。その後、コースは乾いていったが、最後までドライタイヤで走るドライバーは現れなかった。

フリー走行1回目のトップタイムはレッドブルのマックス・フェルスタッペン。1分48秒962をマーク。2番手にもダニエル・リカルドが続き、レッドブル勢がマシンバランスの良さを示した。

3番手にはマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが1分50秒597で続いた。チームメイトのストフェル・バンドーンは12番手。

4番手にキミ・ライコネン、5番手にはセバスチャン・ベッテルとフェラーリ勢、6番手にルイス・ハミルトン、7番手にバルテリ・ボッタスとメルセデス勢が続いた。

注目のピエール・ガスリーが9番手タイムとトップ10入りを果たした。フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)はマシントラブルによってタイムを記録することができなかった。

F1マレーシアGP フリー走行2回目は、この後16時(現地時間15時)から行われる。

2017 第15戦 F1マレーシアGP フリー走行1回目

順位Noドライバーチームベストタイム周回
133マックス・フェルスタッペンレッドブル1分48秒96211
23ダニエル・リカルドレッドブル1分49秒71912
314フェルナンド・アロンソマクラーレン・ホンダ1分50秒5976
47キミ・ライコネンフェラーリ1分50秒73412
55セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分51秒00912
644ルイス・ハミルトンメルセデス1分51秒5188
777バルテリ・ボッタスメルセデス1分52秒00710
818ランス・ストロールウィリアムズ1分52秒2959
910ピエール・ガスリートロ・ロッソ1分52秒38014
1046セルゲイ・シロトキンルノー1分52秒52110
1146ジョリオン・パーマールノー1分52秒62510
122ストフェル・バンドーンマクラーレン・ホンダ1分53秒77110
1331エステバン・オコンフォース・インディア1分53秒8966
1438ショーン・ゲラエルトロ・ロッソ1分54秒61013
1511セルジオ・ペレスフォース・インディア1分54秒6694
1637シャルル・ルクレールザウバー1分55秒28010
1794パスカル・ウェーレインザウバー1分55秒65210
188ロマン・グロージャンハース1分56秒2118
1950アントニオ・ジョビナッツイハース1分56秒3396
2019フェリペ・マッサウィリアムズ 3
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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1マレーシアGP