F1オーストリアGP 予選:バルテリ・ボッタスがポールポジション
2017年 フォーミュラ1 第9戦 オーストリアGPの予選が8日(土)、シュピールベルクのレッドブル・リンクで行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がポールポジションを獲得した。
舞台となるレッドブル・リンクは、その名の通りレッドブルが所有するサーキット。かつてグランプリを開催していたA1リンクをレッドブルが改修。美しい山間部にある2本のメインストレートと大半が鋭いコーナーで構成される異彩を放つ特性を持ったサーキット。
今週末に先駆け、FIAはオーストリアGPのコーナー数を10に変更。レイアウトは変わらないものの、1コーナーの先のキンクをコーナーと数えることになった。
ピレリは、F1オーストリアGPにソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトという最も軟らかいレンジのコンパウンドを持ち込んでいる。
現地時間14時。心配された雨は降らず、気温29.8℃、路面温度47.7℃のドライコンディションで予選はスタートした。サーキットは雲に覆われ、路面温度はセッションが進むごとに下がっていった。
ルイス・ハミルトン(メルセデス)がギアボックス交換で5グリッド降格が決まっているため、必然的にグリッド争いはメルセデスとフェラーリでの3台の戦いに。
Q3では最終アタックのタイミングでロマン・グロージャン(ハース)がコース上でストップ。各ドライバーが最後のアタックをできないままグリッドが確定した。
ポールポジションを獲得したのはメルセデスのバルテリ・ボッタス。1分4秒251を記録して自身2回目のポールポジション。チームメイトのルイス・ハミルトンは3番手タイムでセッションを終え、8番グリッドからのスタートとなる。
2番手にはフェラーリのセバスチャン・ベッテル、チームメイトのキミ・ライコネンは4番手。その後ろにはレッドブル勢が続き、ダニエル・リカルドが5番手、マックス・フェルスタッペンが6番手だった。
好調だったハースは、ロマン・グロージャンが7番手、ケビン・マグヌッセンはQ1でサスペンションを破損させてQ2を走ることができず、15番手だった。グロージャンは3列目スタートとなる。
トロ・ロッソは、カルロス・サインツがQ3進出を果たして10番手、ダニール・クビアトは14番手。
ここまで苦戦を強いられていたフォース・インディアだったが、2台揃ってQ3に進出。セルジオ・ペレスが8番手、エステバン・オコンが9番手だった。
マクラーレン・ホンダは、2台ともQ2に進出するも、フェルナンド・アロンソが12番手、ストフェル・バンドーンが13番手とQ2で敗退。アロンソがMGU-Hのトラブルでパワーユニットをスペック2に戻さざるを得なかったことが悔やまれる。
ルノーは、ニコ・ヒュルケンベルグが11番手、ジョリオン・パーマーがQ1敗退で16番手。マクラーレン・ホンダとの戦いが予想される。
今週末、マシンに大幅なアップグレードを加えたウィリアムズだったが、2台揃ってQ1で敗退。フェリペ・マッサが17番手、ランス・ストロールが18番手だった。
ザウバーも2台揃ってQ1で敗退。マーカス・エリクソンが19番手、パスカル・ウェーレインが20番手となり、最後列からスタートすることになった。
F1オーストリアGP 決勝は、明日9日(日)の21時(現地時間14時)から行われる。
【Q1】
ザウバーの2台からコースイン。初日からザウバーはレッドブル・リンクで苦戦を強いられている。
フェラーリ勢はスーパーソフトでQ1を開始。残りを1セットとした。バルテリ・ボッタス(メルセデス)もスーパーソウトでスタート、その他の全マシンはウルトラソフトでセッションを開始した。
序盤、ロマン・グロージャン(ハース)がコースアウト。タイヤを1セット駄目にした。また、ケビン・マグヌッセンが縁石でサスペンションを破損。これまで好調だったハースがスタートで躓いた。
まずはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がスーパーソフトで1分5秒585のトップタイムを記録。それをウルトラソフトのルイス・ハミルトン(メルセデス)が上回り1分05秒064でトップに立つ。2番手はキミ・ライコネン(1分5秒148)、3番手にベッテルが残った。カルロス・サインツ(トロ・ロッソ)が1分5秒675で4番手に続いた。
Q1ではジョリオン・パーマー(ルノー)、ウィリアムズの2台、ザウバーの2台が脱落となった。
【Q2】
メルセデスはルイス・ハミルトンがスーパーソフト、バルテリ・ボッタスがウルトラソフトでアタックを開始。ハミルトンが1分4秒台に突入して1分4秒800を記録。さらにボッタスが1分4秒640をマークしてトップに立つ。ルイス・ハミルトンはスーパーソフトでのスタートを選んだことになる。
フェラーリは2台ともウルトラソフトでスタート。セバスチャン・ベッテルが1分4秒772でメルセデス勢に割って入る。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)も1分4秒台に入れて4番手でQ2を突破した。
ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、Q2ではマクラーレン・ホンダの2台、ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)が脱落。さらにQ1でサスペンションを破損させたケビン・マグヌッセンは走行を行うことができなかった。
【Q3】
まずはバルテリ・ボッタスが1分4秒251でトップに立つ。2番手にセバスチャン・ベッテル、3番手にルイス・ハミルトン、4番手にキミ・ライコネンとメルセデス対フェラーリの戦い。ダニエル・リカルドも1分4秒台に入れるも届かない。
最終アタック。ロマン・グロージャン(ハース)がコース上でストップ。イエローフラッグが提示され、各ドライバーがタイムを更新できずに終えることになった。だが、上位勢はミスが多発しており、順位は変わらなかった可能性が高い。
ポールポジションはバルテリ・ボッタス。2番グリッドにはセバスチャン・ベッテルが並ぶ。2列目にはキミ・ライコネンとダニエル・リカルド、3列目にはマックス・フェルスタッペンとロマン・グロージャンが並ぶ。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1オーストリアGP
舞台となるレッドブル・リンクは、その名の通りレッドブルが所有するサーキット。かつてグランプリを開催していたA1リンクをレッドブルが改修。美しい山間部にある2本のメインストレートと大半が鋭いコーナーで構成される異彩を放つ特性を持ったサーキット。
今週末に先駆け、FIAはオーストリアGPのコーナー数を10に変更。レイアウトは変わらないものの、1コーナーの先のキンクをコーナーと数えることになった。
ピレリは、F1オーストリアGPにソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトという最も軟らかいレンジのコンパウンドを持ち込んでいる。
現地時間14時。心配された雨は降らず、気温29.8℃、路面温度47.7℃のドライコンディションで予選はスタートした。サーキットは雲に覆われ、路面温度はセッションが進むごとに下がっていった。
ルイス・ハミルトン(メルセデス)がギアボックス交換で5グリッド降格が決まっているため、必然的にグリッド争いはメルセデスとフェラーリでの3台の戦いに。
Q3では最終アタックのタイミングでロマン・グロージャン(ハース)がコース上でストップ。各ドライバーが最後のアタックをできないままグリッドが確定した。
ポールポジションを獲得したのはメルセデスのバルテリ・ボッタス。1分4秒251を記録して自身2回目のポールポジション。チームメイトのルイス・ハミルトンは3番手タイムでセッションを終え、8番グリッドからのスタートとなる。
2番手にはフェラーリのセバスチャン・ベッテル、チームメイトのキミ・ライコネンは4番手。その後ろにはレッドブル勢が続き、ダニエル・リカルドが5番手、マックス・フェルスタッペンが6番手だった。
好調だったハースは、ロマン・グロージャンが7番手、ケビン・マグヌッセンはQ1でサスペンションを破損させてQ2を走ることができず、15番手だった。グロージャンは3列目スタートとなる。
トロ・ロッソは、カルロス・サインツがQ3進出を果たして10番手、ダニール・クビアトは14番手。
ここまで苦戦を強いられていたフォース・インディアだったが、2台揃ってQ3に進出。セルジオ・ペレスが8番手、エステバン・オコンが9番手だった。
マクラーレン・ホンダは、2台ともQ2に進出するも、フェルナンド・アロンソが12番手、ストフェル・バンドーンが13番手とQ2で敗退。アロンソがMGU-Hのトラブルでパワーユニットをスペック2に戻さざるを得なかったことが悔やまれる。
ルノーは、ニコ・ヒュルケンベルグが11番手、ジョリオン・パーマーがQ1敗退で16番手。マクラーレン・ホンダとの戦いが予想される。
今週末、マシンに大幅なアップグレードを加えたウィリアムズだったが、2台揃ってQ1で敗退。フェリペ・マッサが17番手、ランス・ストロールが18番手だった。
ザウバーも2台揃ってQ1で敗退。マーカス・エリクソンが19番手、パスカル・ウェーレインが20番手となり、最後列からスタートすることになった。
F1オーストリアGP 決勝は、明日9日(日)の21時(現地時間14時)から行われる。
2017年 第9戦 F1オーストリアGP 予選結果
順位 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|---|
1 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分05秒760 | 1分04秒316 | 1分04秒251 |
2 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分05秒585 | 1分04秒772 | 1分04秒293 |
3 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分05秒064 | 1分04秒800 | 1分04秒424 |
4 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 1分05秒148 | 1分05秒148 | 1分04秒779 |
5 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 1分05秒854 | 1分05秒161 | 1分04秒896 |
6 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分05秒779 | 1分04秒948 | 1分04秒983 |
7 | ロマン・グロージャン | ハース | 1分05秒902 | 1分05秒319 | 1分05秒480 |
8 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 1分05秒975 | 1分05秒435 | 1分05秒605 |
9 | エステバン・オコン | フォース・インディア | 1分06秒033 | 1分05秒550 | 1分05秒674 |
10 | カルロス・サインツ | トロ・ロッソ | 1分05秒675 | 1分05秒544 | 1分05秒726 |
11 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 1分06秒174 | 1分05秒587 | |
12 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | 1分06秒158 | 1分05秒602 | |
13 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン | 1分06秒316 | 1分05秒741 | |
14 | ダニール・クビアト | トロ・ロッソ | 1分05秒990 | 1分05秒884 | |
15 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分06秒143 | ||
16 | ジョリオン・パーマー | ルノー | 1分06秒345 | ||
17 | フェリペ・マッサ | ウィリアムズ | 1分06秒534 | ||
18 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | 1分06秒608 | ||
19 | マーカス・エリクソン | ザウバー | 1分06秒857 | ||
20 | パスカル・ウェーレイン | ザウバー | 1分07秒011 |
バルテリ・ボッタス ポールラップ (F1オーストリアGP)
【Q1】
ザウバーの2台からコースイン。初日からザウバーはレッドブル・リンクで苦戦を強いられている。
フェラーリ勢はスーパーソフトでQ1を開始。残りを1セットとした。バルテリ・ボッタス(メルセデス)もスーパーソウトでスタート、その他の全マシンはウルトラソフトでセッションを開始した。
序盤、ロマン・グロージャン(ハース)がコースアウト。タイヤを1セット駄目にした。また、ケビン・マグヌッセンが縁石でサスペンションを破損。これまで好調だったハースがスタートで躓いた。
まずはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がスーパーソフトで1分5秒585のトップタイムを記録。それをウルトラソフトのルイス・ハミルトン(メルセデス)が上回り1分05秒064でトップに立つ。2番手はキミ・ライコネン(1分5秒148)、3番手にベッテルが残った。カルロス・サインツ(トロ・ロッソ)が1分5秒675で4番手に続いた。
Q1ではジョリオン・パーマー(ルノー)、ウィリアムズの2台、ザウバーの2台が脱落となった。
【Q2】
メルセデスはルイス・ハミルトンがスーパーソフト、バルテリ・ボッタスがウルトラソフトでアタックを開始。ハミルトンが1分4秒台に突入して1分4秒800を記録。さらにボッタスが1分4秒640をマークしてトップに立つ。ルイス・ハミルトンはスーパーソフトでのスタートを選んだことになる。
フェラーリは2台ともウルトラソフトでスタート。セバスチャン・ベッテルが1分4秒772でメルセデス勢に割って入る。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)も1分4秒台に入れて4番手でQ2を突破した。
ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、Q2ではマクラーレン・ホンダの2台、ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)が脱落。さらにQ1でサスペンションを破損させたケビン・マグヌッセンは走行を行うことができなかった。
【Q3】
まずはバルテリ・ボッタスが1分4秒251でトップに立つ。2番手にセバスチャン・ベッテル、3番手にルイス・ハミルトン、4番手にキミ・ライコネンとメルセデス対フェラーリの戦い。ダニエル・リカルドも1分4秒台に入れるも届かない。
最終アタック。ロマン・グロージャン(ハース)がコース上でストップ。イエローフラッグが提示され、各ドライバーがタイムを更新できずに終えることになった。だが、上位勢はミスが多発しており、順位は変わらなかった可能性が高い。
ポールポジションはバルテリ・ボッタス。2番グリッドにはセバスチャン・ベッテルが並ぶ。2列目にはキミ・ライコネンとダニエル・リカルド、3列目にはマックス・フェルスタッペンとロマン・グロージャンが並ぶ。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1オーストリアGP